被験体番号025(werewolf)
長い
エグい
分かりにくい
酷い三連単が揃いました
もっとよく出来る気がしてしょうがない
けど今の私には...これが...限...界...
『...代表の為の、生贄となって?』
突如始まった人狼ゲーム...
目の前で仲間が1人、死んだ。
友達が、さっきまで一緒に笑っていたはずの友達が...
いい奴だった、なのに...
どうして、死んだ...殺されたんだ...!
「今日はもう遅いし、自分の部屋で眠りなよ」
事の元凶が声をかける。
「固まってたら、人狼に殺されちゃうよ?」
神と呼ばれていたその人は、顔を背けていた。
《お前は...何者なんだ...》
俺は、問いかけてしまった
分かりきっていることを...
「私は...神様だよ...
神の被験体の傑作品...ミュウティアだよ...」
その言葉を最後に、神は地下へと消えた。
「うわああああぁぁぁぁ!!!」
悲鳴が聞こえた。
また、誰か死んだんだろうか...
わからない...もう...何も考えたくない...
凄く、眠いんだ...
そうだ...きっとこれは悪夢だ...
目覚めれば...全部元通りで...
また...何時もの...日々が...
「二ーファ!しっかりせいや!!」
あぁ、この声は...ミコトじゃないか...
「ぽけ〜っとせんと!早くディアと人狼を止めるんや!!」
どうやら、さっきの悲鳴は人狼が原因ようだ...
けど、もうそんなこと...
「ウチは占い師や!今わかっとる事はメアが騎士で、ディアがボマー
あとは外で暴れてる8人が人狼や!
人狼は最低1人殺さないとアカンみたいで、既にセラス含め、6人くらい死んどる!」
ミコトが状況を説明してくれる。
やはり、普通の人狼ゲームとルールが違う。
人狼が殺せるのは1日目に1人の筈なのに...
1人で1人殺すなんて...
「人狼になってる人、狂人等の人狼側の役職の人は、思考がまともじゃないみたいです。
ミュウが頭を弄ったのかもしれません...
ミコト、二ーファを占って下さい
私は2人を守ります」
「わかった!」
ミコトが俺を見つめる。
「...[♦A]...エースて事は...」
「...多分、ディアと同じ数字なので、
かなり特殊な役職かと」
「じゃあ、人狼側の可能性もあ...」
そこまでミコトが話したところで
俺は気を失った...
思い出すのは、温かな記憶
セラスが声をかけて、ミコトが来て...
メアがミコトをなだめて、ディアがこっちを見てる...
けど、やっぱり何か忘れてる...
本当に、大切な何か...
ジグソーパズルの一部分が、誰かによってむしり取られたような感覚...
思い出せ...記憶を...
「おはよう」
目が覚めると、ミュウが目の前にいた。
あぁ、やっぱり夢だったんだ...
《ひどい、夢を見た...》
「それって...どんな?」
《...皆が、殺し合う》
「ふふふ、大丈夫だよ」
《皆?無事?》
「ねーねー、そんな事よりさ
私の話を聞いてよー」
ミュウがマイペースなのは、今に始まったことでは無い。
《なんだ?》
「私はね、未来から来たの
この時代は、まだ神様の実験すらしてないもんね
だから、私は未来を救うためにここに来たの」
突飛な話だ、未来から来れるなんて...
けど、神様なら可能なのかもしれない
「それでね、ミュウの居る未来がどうなってるかって言うとね
滅んでたの、世界が」
《...大変だな》
「うん、凄く大変だよ
神様の実験が、もっと早く成功してれば
助かったかもしれない話だった。
けど、そんな事いってももうダメってなってて
世界は、私だけを残して終わっちゃった」
《...そうなんだ》
「だからね、私
未来を変えようと思って、色々勉強して
がんばって過去に飛んだの
神様の実験が最も早く出来るように、
世界が終らないように
ついでに、皆幸せになっちゃえって、思ってたけど...
欲張りすぎたなぁ」
《...欲張って、いいじゃん
ミュウはえらいよ》
今の話を聞いた、素直な感想...
「えへへ、ありがとう二ーファ
けど、やっぱ欲張りはダメだね...
沢山の人を、大切な人を酷く傷つけちゃった
これしか、方法が思いつかなくて...ごめんね...」
ミュウは泣いていた、あのミュウが...
「あ、二ーファに返さなきゃいけないのがあるの」
涙をぬぐいながら、ミュウは袋を取り出す。
《これ、俺を元に戻す為の材料...》
それは、呼び出された時に見た袋だった。
「...見て」
俺は、袋を開く
そこには、人間の首から上が入ってた。
その人間は、俺の...大切な人...
「...二ーファ、君は...
それを拒否したよね
それは、君が完全な被験体を望んだ証拠
おめでとう、君のおかげで
未来を救う一歩を、やっと踏み出せたんだよ」
《あぁ...あああああぁぁぁぁ...!!》
ジグソーパズルのむしり取られた一部が、全て戻って来た。
全てを思い出した、何故忘れていたか疑問すぎる程に
鮮明に全てを思い出した
頭の奥深くから湧き出てくる怒りと悲しみ
身体が何者かに支配されるような、自分を消してしまう程の感情...
まともじゃないのなんて一目瞭然。
ビシャッ...
頭から熱い液体を大量に被って
目が覚める...
さっきまでのミュウとの会話は夢だったようだ...
けど、正直、どっちも夢であって欲しかった...
散乱した、被験体達の死体...
俺以外は全員、死んだ...
この殺し方は...
大半が...俺の...
空は、日が差し始めていた。
これ程、太陽を憎んだ日はない。
陽の光が、全てが現実だと
俺に突きつけたような気がしたから。
過去編終了です
あんまり人狼ゲームについて書けなかったのが残念です
もうちょいゲームを強調したかった




