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cards[トランプ]  作者: しるしん
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12/43

被験体番号011(gin rummy)

頭痛注意...

被験体番号011(gin rummy)


『世界はね、世界の都合のいい方にしか転がらないんだよ』


選んだゲームはジンラミー、ラミーの2人版みたいなゲーム。

手札のカードを、同じ数で3枚以上揃えたり、同じマークで数字を並べて揃えて、それを抜かした残りのカードの合計数が低い方の勝ち、というゲーム。


「もっと近くに寄ってよ、そんな所からじゃ出来ないでしょ?」


「......」


「鳥かごの中に入ってくれないと、ゲームにならないよ?」


「......なんでお前は動かない」


「それは動けないからだよ」


ラミくんに脚についた鎖を見せる。


「......わかった」


彼の勘は恐らく当たっている、疑う事は何よりも正しい行為だからね。


そして、ラミくんが私の目の前に座ってくれた。


「じゃあ、配るね」


さっき用意したトランプを振り分ける。


互いに9枚の手札と、二人の間に1つの山札。


私の手札はこんな感じ

[♣A][♦2][♣3][♦5][♣5][♦J][♣J][♥Q][♦K]


私が先行だったから、

[♥4]を取り、[♦K]を出す。


「最初の質問だ、お前はなんの被験体なんだ?」


ラミくんは山札からカードを取り、[♣10]を出す。


「それは秘密、実は自分でも分かってないんだ」


「自分の事なのに?」


「記憶が曖昧なんだ、ただ必要な事はちゃんと覚えてるよ」


山札から[♠︎7]を取り、[♠︎7]を出す。


「外見からして初めて見るタイプだから、最新型かとも思ったけど...」


「まさか、私は君が産まれる前からずっとここに居るよ」


「じゃあ、次の質問...」


ラミくんは山札からカードを取り、[♣9]を出す。


「お前は何故ここに閉じ込められてる?」


「私の事はミュウでいいよ、閉じ込められてると言うよりは、自分の意思でここに居る感じかな?」


山札から[♥A]を取り、[♦2]を出す。


「ここに?人も入れないこの空間でどうやって生活してるんだ?」


「生活も何も、私は...」


ラミくんはさっき出した[♦2]を取り、[♠︎J]を出した。


[ここで、殺される為に居るんだよ]


さっきラミくんが出した[♠︎J]を取り、[♣3]を出す。


「死ねないって事?」


「そう、餓死も自殺も他殺も...この体は受け付けない。」


「そういや、さっきの力も謎だ...」


ラミくんはさっき出した[♣3]を取り、[♠︎Q]を出す。


「武器や力は何なんだ?」


「何だろうね?それもわからないや、気づいたら出来てるもん」


さっきラミくんが出した[♠︎Q]を取り、[♥4]を出す。


「お前は自分で何も分かっていないのに、私をここに呼んだのか?」


ラミくんはさっき出した[♥4]を取り、[♠︎5]を出した。


「全部じゃないよ、目的だけはある。」


私はラミくんが出した[♠︎5]を取った。



「ノック」



私は[♥A]を見せながら言う



「私を殺してもらうんだ」



手札を見せる。


[♣A] [♠︎5][♦5][♣5] [♠︎J][♦J][♣J] [♠︎Q][♥Q][♣Q]


出せるカードは3組、残ったカードは[♣A]、合計数は1。


「殺...す...?」


ラミくんの手札がボロボロと落ちる。


[♥2][♦2] [♠︎3][♦3][♣3] [♥4][♣4][♦6][♠︎8][♦8]


出せるカードは1組、残ったカードの合計数は34。


「はい、私の勝ちだね」


「待って!殺すってどういうこと!!?」


「ん?そのまんまの意味だけど?」


「違う!なんで死ぬ必要があるんだ!お前は何も知らないんだろ!?」


「イレギュラーが生きてる意味ってあると思うの?」


「けど!そもそもなんで私...」


「君は勝負に負けたんだよ?おとなしく言う事聞こうよ」


「こんなの無しだ!!」


「じゃあここで飢え死ぬ?」


「......ぐっ」


「じゃあ私を殺す為にがんばってね?♥のエースくん」


私は[♥A]をラミくんに向けて投げた。


「きっとそれが、導いてくれるよ」


「待って...」


「それじゃあバイバイ」


「待ってよ...」


「期待して待ってるよ」


「待て...!!」


私はラミくんの言葉を聞かずに外へと出した。

ちょっとお話難しくて頭ぐわんぐわんします。

トランプのゲームを小説にするの大変。

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