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魔導を極めし浪人  作者: 覇王さん
第一次魔法戦争
4/10

第2話 戦い×また戦い!?

いつだっただろうか、まだ俺がおいしいごはんを食べていたのは。

えっ?昨日のご飯がなにかって?

たしか、、、草原に生えてる草に、草に、草に、草かな・・・。



「草ばっかりやないかい!!」



ライラは怒鳴り散らした。

しかし、迷惑にもならなければ、答えてくれる人もいない。

なぜかって?もちろん周りに誰一人としていないからである。


暗国覇王帝国の所領から逃げてきてはや1週間が経とうとしている。

しかし、その間人にはあっていない、、、あー、オークにはあったか。


食糧を持たないライラはここい1週間は、草しか食べていないようだ。

それもそうだ、暗国覇王帝国の所領と対立関係にある光聖共和国の領土が近いわけがない。

ライラは気づかなかった、自分がまぬけであることに、、、。



「だめだ、俺死んだのかな。もう腹が悲鳴をあげてて苦しいよ。ママたすけてよ、ママ、、、。あっ、俺ママいないか!」



「はう!!だめだ、もう幻覚しかみえないよ~。」



「!!」



その時、ライラは強い視線を感じた。

ついさっきから少し感じていたが誰なのだろうか??

覇王団兵?いや、ここまではさすがにこれないだろう。なら盗賊か?ここは草原だ隠れるとこなどない、ということは魔法【白明はくめい】を使っているということになる。

この魔法は、自分が魔力の抽出を止めない限りずっと透明になっていられる魔法だ。

もちろん簡単な魔法ではない、ランクはAランクに該当する。


このレベルの魔法を使えるとなると、ライラも強い魔法を使わざるを得ない。

ライラもオーバーヒートがないにせよ疲労感は同じように溜まる。だから強い魔法を使えば使うほど、魔力を失い結局は魔法をつかえなくなる、ただ、オーバーヒートとの違いは道具を使えば回復できるとこだ。


しかし、もちろんのことながら今ライラはその道具をもっていない。



「そこにいるのは誰だ!?もうばれてるぞ!!」



ライラは何も見えない叢へと話しかける。

しばらくの沈黙、草は風によって揺れ、さぁ~っと音をだしながらまるで決闘前のような沈黙。


すると、ライラの向いてるのと反対の方向。

ライラの背後から声が聞こえた。



「さすがにやるわね。まさかあれだけで気づくとは、、、。」



何もないように思われるところから聞こえてきた声は男ではなかった。

口調からしても女と感じる。



「俺になんのようだ?用があるならまずその【白明】を解け!」



「ええ、用はある。でもこの魔法は解かない。まずはあなたの力を試させてもらうから。」



「なにっ!?」



そういうと、女の気配が一瞬遠ざかったかと思うと20m、いや30m先から魔法を唱えようとしている声が聞こえた。



「くっ!?二重魔法デュアルマジックか!?思っていたよりもやるな。」



ふつう魔法は、ひとつの魔法を唱えている間ほかの魔法を展開できない。

それは、魔法の構造式を組み立てるのに二重魔法の構造式も埋め込まないといけないからで、それをやってのけるには大変な努力が必要となる。



「我、炎と神の力をここに表す、大炎火ダイエンカ!!」



ライラの30m先で魔法陣が展開されると、火球が勢いよく飛んできた。

炎火の強化系である大炎火はトラックぐらいの大きさがある、これはDランク魔法だ。



「やはり二重魔法だとたいした攻撃魔法は放てないか、こっちもいくぞ!水と蒼への誓いを表す、水牢撃!!」



ライラの放ったのは同じDランク魔法だ、しかし魔法にも優劣が存在する。火に水は強いのだ、しかもこの魔法は人へと当てれば拘束の魔法ともなる優れものだ。


たがいの魔法が直撃すると爆音とともにはじけ飛ぶ、しかし優勢の関係にあった【水牢撃(スイロウゲキ】は相手の魔法陣の方へと、少し威力を弱めながらも飛んでいく。


すると、大炎火の放った魔法陣が消え新たに魔法陣が二つ展開された。



「わお!?三重魔法トリマジック!?そりゃびっくりだな、おい」



「我、雷となりて生への心奪わんと、雷撃!雷撃!」



展開された二つの魔法陣から雷属性をもった魔法が放たれた。

雷魔法は比較的スピードが速い、その上雷の魔本は少ないため入手事態難しい。

【雷撃】自体はEランク魔法だが、ライラもこの魔本を読んだことがないからこの魔法をつかえない。


雷魔法は水に強い。よく考えたものだ、女の放った【雷撃】は水牢撃を破壊すると、ライラめがけて飛んでくる。



「くそっ!速いな。ならこれでどうだ!!君との誓いここへと呼び戻す、無法充楯ムホウジュウトウ!!」



ライラの前に普段放つときに現れる魔法陣の5倍はあるであろう魔法陣が現れた。

おそらく、相手からは魔法陣に隠れてライラを確認することができないだろう。


この魔法は守りの魔法である。軍上級兵レベルだとだいたいつかえる代物だ、しかしEランク魔法を二つ凌ぐくらいなら、十分すぎるくらいだ。


雷撃らいげき】は【無法充楯むほうじゅうとう】に直撃すると、その魔法は魔法陣の中へと消えていった。

【無法充楯】は魔法を無力化した後にその構造式を保管することができる。

そして、相手へと攻撃し直すことができるのだ。



「雷撃ゲット!いくぞ!!雷撃発射!」


ライラはさっき吸収した魔法を魔法陣めがけて放つ。

雷撃はさっきまで魔法陣のあったところで爆発した。

もう、その場には女はいないようだ。


するとライラの視界に女の姿が入った。容姿はきれいだと思う、髪は短めだ、髪色は赤茶だろうか?ちょっと派手なような落ち着いた色をしている。体には鎧をまとっている聖騎士団のものだろうか?どこをとっても下級兵には見えない出で立ちをしている。まあ、三重魔法の時点で下級ではないか。



「白明はもういいのかい、お嬢さん?」



女はこちらを睨めつけるとつぶやいた、



「いたしかたあるまい、主の話どうりか、、、。」



「主?あんたどこの所属だ?・・・おい!きいてるか?お嬢さん?」



女は魔法を唱え始めた。

ライラもまた防御体制をとった。



「我、王となりて意味を示さん、雷帝華砲撃らいていかほうげき!!」



「Sランクか!?まずいぞそりゃ!!くそっ間に合うか!?我、炎火と神をここに求めそれを望む、大炎王火狼!!」



互いの魔法はSランク、ふつうありえない光景が草原で繰り広げられている。

女の放った【雷帝華砲撃】は槍のような形をしている。

しかも、雷属性だからやたらと速い、ライラとの距離がもう少し近かったら反撃は間に合わなかっただろう。ライラの【大炎王火狼】は相手の魔法へ直撃すると大爆発を引き起こした。ライラはあまりの爆風に少し後ろへ吹っ飛ぶ。


爆炎が消えると女はそこに立っていた。

どうしたのだろうか?逃げる余裕は十分にあったと思うが?

あー、用あるとかいってたっけ?



「で?ずいぶん強いお嬢さんだが何の用かね??まさか戦いにきただけなんてないだろう?」



「お嬢さんではない、ミラ=ハーネスという名前がついてます。用というのは、、、その、我が主がお前をおよびだ。」



「主?だれだよおまえの主って?」



「それは言えない、でも合えばわかると主はおっしゃりました。だから私とともに来ていただけないだろうか?」



「は~ん、秘密とな、、、。っで?なんで攻撃した??」



するとミラは少し恥ずかしそうに答える。

すると、その姿にライラは少し可愛いとか思ってしまった、さっきまでSランク魔法をぶっ放していた女に、、、。



「私、先ほどのようにSランク魔法が使えます。だから負けたことがないんです、だから、主がおまえが同じくらい強いというものだから、、、つい戦いたく。」



へ~、つまり私は強いんですよ宣言+強い人と戦いたい宣言?なんなんだろうか、、、この力強さは。

おもしろいやつもいるもんだ。



「ついってなんだよ、びっくりだろ!まあ生きてるからいいが、下手したら雷帝なんたら直撃してたよ、あ~こわいこわい。」



「ほんとに申し訳ありません。」



ミラはなきそうな顔で謝る、なんだかこちらが悪党に思えてくる。



「で?どこまで来てほしんだ?」



ミラは少し目が充血している。ほんとに泣いたようだ。う~ちょっとかわいい、、、。



「ここからいそいで3時間のところにある、光聖共和国の所領の[ミーティア国]までお願いします。」



う~ん、聞いたことがない。そんなとこに俺の知り合いがお偉いさんをやってた記憶がまるでない。

どわすれか?まあいい、合えばわかるだろう。だけどその前に、、、。



「一つ条件がある。」



「なんでしょう??」



ミラは不思議そうに首をかしげる。



「め、、、飯をくれ・・・。」



ライラは目の前が真っ暗になった・・・。



第二話  完

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