第3話 仲間×最強!?
~ミーティア国、王宮~
輝いていた、それは眩しすぎるほどに。
今俺はミーティアの王宮の中にいる、そして、なんというかすごい。
壁はなに?黄金?金の無駄使いもいいとこだ。
途中通ってきた町もそうだったが、この国はやけにきれいだ。んん、きれいっていうか光ってるが正しいだろうか。これじゃ、あの主とかいうやつが本当に俺の知り合いだか不安になってきた。
なんせ俺の友人は貧乏ばっかりでこんなに金持ちがいたら忘れないはずだ。出世?いや友人が出世したのなら、常にたかっているであろう。自分でいうのもなんだがなかなか嫌な性格をしてるやつだ俺は、魔法で脅したことも何回か・・・。
なんて思考にふけっていると急に隣から話かけられた。
「あの~、もうすぐ我が主の部屋につきます。もっとこう、ピッとしてもらわないと・・・。」
「あ~わかったわかった、シャキッとな、任せとけって。」
ミラとはまだ合って5時間ぐらいだが、かなり仲良くなったのではないだろうか。ライラ自身Sランク魔法を使える相手に会ったのは初めてだ。だから勝手に親近感が湧いて、ここへくる途中たくさん話してしまった。おそらくミラも同じなのだろう、ミラも笑顔を絶やすことなく話したり笑ってくれたりした。
なんて思考にまたふけっていると、もうついたのかな?
隣でミラが止まった。
「おっ、到着か!?」
「ええ、ここからは王の間、変なことはしないでよ!王の護衛には多くの上級兵が守ってるんだから。あなたがいくら強くても逃げれないわ。」
「へいへい、大丈夫だって、俺もそんなにアホじゃない。」
すると、扉の前の兵士が一礼し、王の間への扉を開いた。
わあ、でた、この輝き・・・。とどまることを知らんな。
ライラが入った部屋、王の間はさらに輝いていた。プラチナ?もう高級すぎてなんだかわからん、っで?俺の知り合いとやらがあの遠いい遠いい席に座ってるのね・・・。
王の間は扉から玉座まで100mはあるだろう、座ってる人物もまだはっきりとは確認できない。
中央には赤い絨毯、その隣には上級兵だろうか?ずらりと50か60とかそのぐらいいる。たしかに一筋縄ではいかないな、って戦うつもりもないが・・・。
「ミラ=ハーネスただ今戻りました。」
すると、遠くの玉座からかすかに声が聞こえた、なんていってるのだろうか?まったくわからん。ミラには聞こえたのだろうか?ミラは先頭をツカツカと歩き出した。
「おい、ちょっと待てって!」
ライラはそれを追いかけるようについてゆく。
玉座の前につくとそこにはミーティア国の王が座っていた、当たり前のことだが少し偉そうに・・・。
王は椅子から立つとこちらに近寄ってきた。今俺は礼をしている状態だ、まったく顔が見えない、そして王がしゃべった。
「顔を上げろ、ライラ、ミラ。ミラご苦労だった。そしてライラ、ここまでよく来てくれた!」
ライラが顔をあげると、そこには一人の青年がいた。・・・だれ??知らなかった、まったくもって記憶にない顔だ。さてどうしたものか?王に向かって誰?なんて言えるわけ・・・
「だれ?」
言ってしまった・・・。つい思ったことを口にする癖が・・・。
周りの兵隊さんたちが魔本を【換装】してるよ、どうしよ。まいったなあ、おい。
「いいよ、魔本をしまえ皆の衆、ライラ、私は君に一度助けられたことがあるんだ。私とライラの関係はそれだけだ、ライラにとってはたかが人助けだったかもしれないが、私にとってはあれが人生の助け舟であり、こうしてここに立っているためのきっかけだったんだ。君には本当に感謝している。」
ああ、あん時のって・・・。いつの話だろうか?はは、まったくもって覚えてねぇ、まあそれでこいつが助かってんならいいけど・・・。
「そこで、君に感謝の気持ちをと思い受け取ってもらいたい。」
「王からの感謝の気持ちって、まさか黄金かぁー!!」
ライラのテンションはここで本日一の高さを迎えた。
「は~い、黄金!黄金!黄金!いぇ~い!!」
「すまないライラ、それは王として無理なんだ…。」
ドーン!!ライラ撃墜。
「じゃあ、なんだ言葉だけで終わりかよ、、、チェッ!期待して損したぜ!!」
王は申し訳なさそうに答えた、
「いや、ないことはない。もちろんライラ自身頑張ってもらわなきゃいけないが。報酬は1000万だ!」
「1000万!?」
ライラだけではない、ミラに周りの兵士たちまでもが騒ぎ立てた。兵士たちは、何か知っているのだろうか?なにやらぶつぶつ言っているのが聞こえる。
「王様!!このような若造にミーティア代表ですと!?無理です!!いくらミラ隊長が強くとも一人では勝てません!!」
??何をいっているのだろうか??ミーティア代表?まさかのまさか・・・??
「おい!?まさか俺をバトルクライシスにだすつもりじゃないだろうな!?」
バトルクライシス。そう、これは暗黒覇王帝国と光聖共和国が4年に一度休戦を結び、その間に互いの国の力を見せつける大会。各国の各所領から各二名ずつ選抜されて出されるものだ。あまりの激しさに一般人は見ることができず、各国の上層部だけが見ることができる。
それに、この俺を国代表で出す気らしい。
「どうだライラ?もう参加申し込みは済ませてしまった、どうだ、やってはくれぬか?」
「・・・1000万、1000万優勝したら上乗せしろ!!」
「きっ、貴様ぁ何様のつもりだぁ!!もとより貴様などが勝てるような相手はおらぬわぁ!!王様、なにとぞ考えを変えてくださいませ!あのような若造がでてはミーティアの恥ですぞ!!」
「ブライエス、許せ。私の最後のわがままだ、これが終わったらもう仕事はさぼらないから。なっ!tのむ、グライシス。」
あの爺さんグライシスっていうんだ、あいつなかなかやるな。もしかしたらSランク魔法も・・・。
「おっさん、心配すんな。この若造のライラ=アルテミスにまかせろって!!」
グライシスは非常にこまっているようだ、叫んだから顔が真っ赤だし、興奮したからだろうか?息も荒い。
「しかし・・・、そう王がおっしゃるのなら・・・。」
「よしっ!!ライラ決定だ!パートナーはミラ!!どうだ!?ライラ、ミラやれそうか?」
ミラは隣で戦いたいオーラが出まくっている、あ~そういえば強いのと戦いたい宣言してたもんな。
俺も賞金と報酬で2000万あればこれからいい生活ができるな・・・。よし、やるか!!
「俺は良いぜ!!ミラもやるだろ?」
「もちろんです!!」
「なら、さっそく準備をしてもらおう。ここに必要そうなものはすべて用意しておいた。好きに使ってくれ、大会は四日後、あさってにはここを出発する。だから二日後の正午にまた王宮へ来てくれ!」
ここにミーティア最強チームが誕生した。
大会は四日後、そこでライラとミラは死闘を繰り広げることになるであろう。
しかし、ライラは忘れていた・・・まだ飯を食べていないことを・・。
バタ
「えっライラーーーー!!」
ミラの叫び声が王宮へ響いた。
第3話 完




