戦端
僕にできることは·····戦争が勝ちに向かうよう、一機でもチャリオットを倒すことだ。それしか無い。チャリオットを倒さねば未来が無い。
死ぬのか······いや、まだまだだ。十三才で死ぬ兵士なんて縁起が悪い。思わず苦笑してしまう。
チャリオットに乗り込む。
「ブルーエタニティ!待った?」
「タケル。状況はひどいものです。やれやれ、帰れるところがあればいいのですが。」
「戦線は崩壊しているの?」
「いえ、一部でも崩壊すれば終わりです。」
「ならやらなきゃ!」
「あわてて、特攻はしないでくださいね。戦線を見極めて、私の指示に従って下さい。」
「どうすればいいの?」
「まず相手は、固まって砲弾を撃ってくるので、それを斜線で向かい撃ちます。」
「分かった。」
チャリオットが来る。けれども相手は、砲弾を撃つのではなく、固まって特攻してきた。
戦線に死神の気配がする。思わず、ゴクリと喉を鳴らす。
どうすればいい?どうすれば····
遠く、チャリオットが見える。せめて2機撃ち落とせれば·····
「チャリオット、砲弾を!」
「もう無理です!」
「催涙スプレーを!」
「無理です!」
「でも····やらなきゃ!」
僕は強く念じる。なんだろう身体が温かい。
『ブルーエタニティ」』
そう思い、砲弾を放つ。その砲弾は、鋭く相手のチャリオットの身体に、まともに当たった。
まだ特攻してくる。ムリだ。でもいけ!
僕はチャリオットをぶつけて、なんとか止めようとする。その僕の後ろから後押しの砲弾が来る。
ダメか、無理か。けれども何とかしたい。
僕たちはなんとか3機を捕獲した······
やれやれ、大変な目に遭いましたね。




