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少女
軍隊に休息は必要なのだろうか?誰にでも安らぎや、憩いや、恋愛などがなくてはならなくてはならないが、軍隊には、それがない。
それが現実。ただ娼婦がいて、相手をして、国のために戦う。
『それが僕だ。』
だから戦う。理由なんてない。相手が居るから戦う。相手が居るから戦争をする。
その合間が娼婦だとは聞いていた。
ある日、僕はニゴの街にオイルや身の回りのものを買い物に行った。買う分は出してもらえる。だから、安心して買い物に行けた。
娼館に行ってみる。娼婦は居たが、僕は行く気にならなかった·····
「お母さん····」そう呼ぶ声がする。
見ると湖の水のように、澄んだ目をしたひとりの少女がいる。
誰だろう。やけに目が大きい。
『誰?君は』
『ユウラ』
『ユーラ?』
『ユウラ』
『そう···僕はタケル。』
『タケル····お母さんはいるよ。抱いていくか?』
『いや····』
君は?と言おうとして恥じて止めた。
『そうか···』
そうそれが僕と彼女との出会いだった。




