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両一目惚れから始まる超楽勝ラブコメ  作者: 宵月しらせ


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27/28

エピローグ

 今日の収録が終わったので解散となった。

 高梨先輩は、


「夕日がキレイだから、ちょっと写真撮って行く」


 と行って、別行動を始めたので、俺と古谷さんだけで電車に乗って帰った。

 その途中、古谷さんはちょっと不機嫌そうだった。

 俺と一緒にいる時は、だいたいいつも笑顔な印象なので、不機嫌なのはちょっと新鮮。

 だが、それ以上に怖い。


「古谷さん……もしかして、俺がなにか気に障ることでもしたかな?」


「しました」


 即答された。

 これは本気で怒ってるのか?


「ネックレス作ってるのを邪魔したから?」


「あれは……まぁいいです。私ががんばりすぎていたのも悪かったですから。いえ、やっぱりそれも不満です。素敵なネックレスを作って、それでデートに行きたかったのに」


「ごめん」


「でも一番怒っているのは、それではありません。あんな不意打ちみたいなタイミングで私の名前を呼んだことです。もっとちゃんと言ってほしかった……」


 ああ……そういうことか。


「あんな形で集中を切らすためだけに名前を呼ばれたんじゃ、その記憶とセットになってしまったんじゃ、このネックレスを家で完成させても、気分が乗らなくてデートに着けていけません。どうしてくれるんですか?」


「ごめん」


「謝ってほしいわけではありません」


 古谷さんは、じとっとした目で俺を見る。

 不満に満ちた目だが、さっき俺がしたことに対する不満とはなにか違いそうだ。

 どちらかと言えば、期待していることを俺がしないことに対する不満…………なるほど。


「あの時だけじゃなく、これからは恋湖愛さんと呼ぶってことでどうかな?」


「はい、それなら許してあげますよ、冬馬くん」


 そう言って古谷さん――恋湖愛さんは俺の手を握った。

 彼女の手首には、前に俺がプレゼントした金属のブレスレットと、今日プレゼントしたビーズのブレスレットが二本着けられていた。

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