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Day Break Frontline  作者: 白宮 える
re:2 心情シフト
16/20

第14話 フレンズ.3

 少しあたりが暗みを帯びているなか、カンジ、アカリ、ユイは電車に揺られていた。窓から見える景色は次々に流れて行く。今日は何事もなく1日が終わったなと思わせているようだった。

 3人は話しながら、それぞれの家がある駅に電車が着くのを待っていた。

 ふとユイが、


「ねぇ、アオイ、なんか悩んでいるのかな?

 いつもと違った気がして、、、」


 アオイの変化に気づいたのか、そう言った。


「え、そうだった?」


 アカリは首をかしげる。


「、、、俺もそう思った。

 なんかよくわからねぇがずっとなんか考えてんだよな。しかも暗い顔で。」


 カンジはユイに同意した。


「、、、やっぱ1ヶ月前のことなのかな?

 NWCに追いかけられたんでしょ? 小さな女の子助けるために」


 アオイの噂を聞いたのか、ユイはそんな考察を述べた。


「俺もそうじゃねぇかって思うんだけどなぁ、、、あいつは違うって言っているし、、、」


 それを聞いてカンジも考えはじめた。話を聞いていたアカリも考え始める。

 3人の間に少しの沈黙が流れた。


「、、、ねぇ、本当になやんでるのかな?

 例えばただ疲れているだけだったりして。」


 アカリが口を開いた。2人とは違う意見を言った。


「う〜ん、そうなのかな?」


 ユイは疑問を抱いている。


「だ、だって、復興活動が終わってすぐ大学始まったし、、、」


「まあ、それもあるかもな。」


 カンジはアカリの意見を認めようとした。


「あいつ、NWC襲撃の後、数日間入院してたしな。」


「え、そうだったの!?」


 カンジの言葉にユイとアカリは驚いた。


「あ、じゃあさ!旅行行かない?

 GWに計画してたじゃん。」


 アカリは新しいことを提案した。少し考えてからカンジが、


「いいかもな。

 確か、レジャーとかするんだったよな?」


「そうそう、後温泉とかも!」


「ちょうどいいじゃねぇか!

 どうだ、ユイ?」


「うん、楽しそうだし、いいね〜」


 皆一致で旅行を再計画することになった。


「明日、アオイにも言ってみるわ。」


 カンジがそう言った。それとほぼ同時に、カンジの住むマンション近くの駅に着いた。


「じゃあな、また明日!」


「うん、また!」


「ばいば〜い!」


 手を振りあって、カンジは2人と別れた。




 残された2人はまた、電車に揺られはじめた。


「アオイ、元気になればいいなぁ、、、」


 アカリはふとそんなことを口にした。


「そうだね、、、

 それより、アオイとの旅行、復活して良かったね〜」


 ユイは悪い笑みを浮かべながらそう言った。


「え、いや、違うって!

 そういうつもりじゃないし、、、」


 アカリは慌てて否定する。だが、顔は真っ赤だ。


「ふふふ、ごめんごめん。」


 ユイは笑って謝った。


「もう、、、」


 少しアカリは頰を膨らませた。


「でも、いい思い出になるといいね」


「そうだね〜」


 2人はそんなことを思い、4人で行くはじめての旅行に思いを巡らせた。




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