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第10話 ギルマスからの依頼

アセットを出てオールトへと帰ってきた俺

帰り道も行きと同じく、全く魔物に出会うことは無かった…

早めの時間にアセットを発ったため現在の時刻は10時程

特に何処で何をするという予定もない俺はとりあえず冒険者ギルドへと向かうのであった


冒険者ギルドで依頼掲示板を見ている俺

今度はなんの依頼を受けようかと悩んでいると俺に話しかけてくる人影があった

「あの…すいません…ルリさんですよね…?」

どうやらこの前も俺に話しかけてきたギルド職員のようだ

「はい…?そうですけど…何か?」

「あの…ギルマスが何か用があるそうで…」

そう言われて再度ギルマスの執務室まで通される俺

扉を開け、中へ入るとギルマスが俺に話しかけてきた

「いやはや…またご足労いただき申し訳ない…今回は貴方に個人的な頼みがあるのです…」

「実は…貴方には私からの依頼を受けてほしいのです」

「依頼ですか…?良いですけど…内容にはよりますね」

「内容は…そう…護衛依頼なのです…私の妹…ナズナが王都ガルストでギルマスの試験を受けるそうで…」

「貴方にはその王都まで私の妹を護衛していただきたいのです」

(…王都か…ちょうど良いな…世界の危機に関する情報も何か手に入るかもしれないしな…)

大きな都市に行くことは俺の最終的な目的にも合致する事なので、二つ返事で俺は依頼を受けることにした

「おお!ありがとうございます!いやはや、貴方のような方に護衛していただけるのは安心ですよ…中々貴方のように強くて女性でという方はいらっしゃらないので、ね…」

「王都へ発つのは明後日の正午です、それまでに冒険者ギルドにお越しください、何卒、よろしくお願いしますね」

そう言われて上機嫌なギルマスを背に俺は冒険者ギルドを出た

(しかし明後日か…俺は全然予定がなかったし明日でも良かったんだが…まぁ何か済ます用事があったら困るからな…気遣いにはただただ感謝して置くか…)

(今の時刻はまだ正午を少し過ぎたくらいか…とりあえずそのへんで適当に飯でも食って…その後はどうしようかな…)

そんなことを考えながら歩いていると何やら騒ぎ声が聞こえてくる

「おい!ドロボウ!待て!」

果実を扱っていた露天の店主が騒いでいるようだ

周囲を見渡すと赤い果実を抱えながら走り去る子供の姿が見える

(………)


俺が逃げていた子供を捕まえると「放せよ!」と抵抗してくる子供

俺は子供に対して叱りつける

「全く…どんな事情があろうと人の物を取るのはダメだよね?……………今回は私がなんとかしておいてあげるからさ…次からはもう盗みなんてしちゃだめだよ…」

叱りはしたものの、子供に同情したからなのか、彼女は子供を庇い果実の料金は立て替えてあげるから許してあげてくれないか?と交渉し子供は店主に怒られただけで許されたのであった…


「キミ、名前は?」

俺はそうやって子供に尋ねる

「俺は…ジェイ…」

「ふーん、じゃあジェイ…私と一緒に昼ごはん食べに行こうか!」

そうやって俺はジェイと一緒にその辺のレストランに入るのであった






処女作です!まだまだ未熟な身ですので暖かい目でご覧ください!


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