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七人と二匹と新たな仲間のダンジョン研究(3)

うっかりして区別用の番外編って部分を削り忘れて登校していましたorz

 連絡が入り、冬夜は板状の魔道具を取り出した。

 本来は魔石を消費して使う通信用の水晶型の魔道具なのだが、レグアの魔改造に次ぐ魔改造の結果、冬夜達からあふれる神力などを吸収し、常時消費無しで使用可能にして、かつどことでも(・・・・・)通じる事が出来る妙な板状の物に進化していた。


「お、地球の女神からだ、はいはいもすもすー」


 暫く通話をしながら歩いていると、徐々に目的地が見えてくる。

 冬夜が通信を終わらせ、皆の方に振り向くと、すまん皆と急に謝ってきた。


「なんか全員、死んだら神界入りで神界に入った後は、色々やらせるから覚悟しとけって言ってた」


 結局何やらせるつもりなんだ、あの残念女神達はと、全員で頭を抱えてしまった。

 暫く、悩んでいたが成るようになるさと言う一言で、何とか皆自我を取り戻し、目的地へと向かった。

 現在冬夜達は能力としての収納以外に、レグアにより開発魔改造された、連結型収納袋という、対になっている収納袋の中に入れた物は、どの収納袋からでも取り出せるという、どっかの二つある袋のような機能を有したものを持っている。

 要するにダンジョンを調べ、情報や必要なものを文章にしたため、里の方でそれを受け取り必要なものを補充したりして攻略しようと言う、とんでもないチート作戦を決行しようとしている。

 なぜこのような方法をとろうとしているかと言えば、これから行く最難関と言われるダンジョンは、ここ数百年で何とか百八十層まで攻略され百八十一層が開かれたものの、そこから先は難易度が高すぎて進めず最深層が未だに不明と言う、とんでもないダンジョンだからである。


 ダンジョンの入り口に近づくにつれ、屋台や露店が大量に並んでおり、ダンジョンの入り口横には冒険者組合の出張所が有った。

 冬夜達一行は、早速組合に顔を出すと、ゼロリミットオーバーが来たと言われてしまう。

 ゼロは冬夜のランクで、リミットオーバーは詩歌のランクである、詩歌のカードを更新したところ、最初は測定不能(アンノウン)だったのだが、そのまま暫くすると許容超過(リミットオーバー)と表示されカードの色が真っ黒になり文字が白で刻まれるようになってしまった。

 現状確認されている中で、リミットオーバーは詩歌のみ、アンノウンは、シュガーナイツ、アカレ子、他二十名ほどが要るらしく、ガズ、ヨダ、レグアは更新したら成ってしまうのだが、本人たちがこの数字気に入っているんですと言い張り、ガズが千、ヨダが七百七十七、レグアは六百六十六で止めている。

 冒険者ランクなのだが、レグアが百までしか計れないとか軟弱にもほどが有ります測定器を強化(魔改造)しましょうと提案し、現在では一万迄判定できるように成って居る。

 その際に討伐カウント数も、貢献度方式に変更され、討伐集団内でどの程度の戦果を挙げたかによって判定されるように成って居た。

 戦果の判定も特殊で討伐時に討伐者達に魔素が注ぎ込まれ、強化されると言う仕組みを発見、支援を使い補助をした場合にも、討伐時に支援した術者にも魔素が入り強化される事に気付き、そこを利用し入り込んでいく魔素量を貢献度として判定するようになった。

 これにより、いくら討伐時に一緒に居ようとも何もできていなければ成長しないのと同じで、ランクも上がらないようになっている。

 その方式に変わってから、新たにギルドカードを一度全員更新してもらったのだが、更新後ゼロからスタートとなり、最初は皆戸惑っていたが、今では判りやすいとの事で重宝され、冒険者ギルド内でも以来の受注制限にランク幾つ以上の者に限ると言った形で表示されることが多くなった。

 ちなみに冬夜が未だにゼロなのは、結局この世界に来てカードを作ってから未だに一度も、魔物を討伐できたことが無いためである。


「ゼロゼロって散々言いやがって、俺はこのダンジョンで今度こそランクを上げてやるんだ」

「はいはい、冬夜君が殺(や)る気出すと、魔物みんな逃げちゃうから」

「そうなれば、ダンジョン内の研究もはかどりそうですぅ」


 周囲の冒険者たちは、そのやり取りを見てそんな馬鹿な百八十一層に行けば着っと思い知るだろうと言った表情をしていた。


 そんな中、受付嬢が質問してきた。


「今回が初の此方のダンジョン探索との事ですが、階層はどちらから始めますか」

「階層短縮とかできるのかそれなら現状行ける最下層からが希望だが」

「可能です、どなたか一人をそちらの階層まで入り口転送を使い送り、向こうの転送を有効化して戻れば、次回から同行者を連れて該当階層に移動が可能となりますので、そちらを行えば百八十一層から始められます」

「ならそれを頼みたい、手数料は」

「お一人を送って戻るだけですと階層分の金貨のみとなりますので、金貨百八十一枚となります」

「ならこれで頼む」


 そう言って代金を払い、代表者として冬夜が送り込まれることに成った。

 送り出してくれるのは、何と受付嬢さんだった。


「では、まいります、転送された後うっかり転送室から外には出ないでくださいね」

「出るとなんかまずいのか」


 説明を受けてみると、転送室のみは安全地帯で、その部屋から出ると既にそこは魔物犇めくダンジョンとなり、運が悪いと出た途端に襲われるとの事だった。

 冬夜は、転送してもらうとお礼を言って、階層を有効化しようとした。


『汝、ここは深淵の穴百八十一層なり有効化なさるか』


 そう頭の中に響き、すると念じると有効化された、何時でも戻り再び訪ねる事が出来ようぞと、頭の中に響いてきた。

 そしてそのまま、部屋に外に出ようとして慌てて止められる。


「仲間も連れてこず何の準備もなしにそのまま行こうとしないでください」

「ああそっか、じゃあ驚かないでくれよ」


 そう言って冬夜は全員を召喚した。

 冒険者組合内に居た者達はいきなり、残っていたほかの面子が行ってきまーすや、また今度と言って、詩歌たちが消えていくのを見て呆然としていた。

 受付嬢も召喚された者たちを見て、口をあんぐりと開けてしまった。


「じゃあ、行ってきます」

「あ、はい。いってらっしゃい」


 冬夜は刀を帯びていたものの他の全員が手ぶらと言う状態で出ていったことに気付き、慌てて追いかけた。

 追いかけた瞬間に後悔したのだが、目の前で起きた事に呆然とする羽目に成る。

 一番前の冬夜を見るなり、洞窟に居た如何にも凶悪そうな魔物達が、後ろを向き猛然と走り去っていったからだ。


「おいおい、ここでもダメなのかよ。俺はいつに成ったら模擬戦以外が出来るんだ」


 ここでもダメとは、模擬戦以外が出来るんだとは、彼の情報は軽くしか聞いたことが無いので考える。

 森羅の里の組合からの情報では永遠のランクゼロと言われていた、理由は魔物が討伐できないからとも聞いていた。

 この現象を見て理解してしまった、魔物だろうが本能という物が有る、そして今この階層の凶悪な魔物たちは、彼を見るなり後ろを向いて去って行った。

 魔物たちが恐怖し、逃げるような存在、そこで思い至ったことが有った、何年か前に噂で森羅の里には人類最強が居ると言う話、名前も何も知られて居ないがもしかしてそれがこの人なのではないかという事に。


「あの失礼ですがもしかして、冬夜様は人類最強であられますか」

「おお~何年ぶりだろうそう言われたの」

「森羅の里のロンさん以来だねえ」

「人類最強聞いたことが有ります」


 受付嬢の質問に、冬夜、詩歌、由依の順で反応した。

 それを理解してしまい、受付嬢は納得した上で、皆様お気を付け下さいませと言って戻って行った。


 暫く冬夜が先頭で歩いたが、結局何も遭遇することは無く、のんびりと迷路をさまよっている気分になったので、冬夜は最後尾にと言われ最後尾に着き、前は詩歌、ガズ、由依が固めた。

 ヨダとレグアの探求心旺盛コンビを冬夜が見守りつつあちらこちらへと彷徨い調べつつ先へと進むと、何日かが経過してしまった。

 結局は遭遇も一切なく、ダンジョンの仕組みと旁などを散々調べるだけに終わってしまったこの階層も、そろそろ終着点が見えてきた。

 うやく大きな扉のある小部屋へとたどり着き、大きな扉を開け中に入ると扉が閉まり閉じ込められようやく襲ってくるであろう魔物が現れた。

 現れたのは地龍が三体に地龍と同じサイズのバジリスクらしき魔物が二体、そして漆黒の輝きを持つ体躯をした火竜に似た形態の竜が一体だった。


「お、やっと俺戦える?」


 嬉しそうに冬夜が前に行こうとすると、黒竜以外が背を向け始めたので、つまらなさそうに冬夜は後ろに下がった。


「黒竜以外は任せる」

「えーあれ叩いてみたいよ」

『ふん、あの生意気そうな黒いのだけは気に食わんな』


 イシアがやる気を出してしまいはじめる、黒竜だけは飛んでいるので、攻撃できるとしたらアカレ子、レグア、冬夜、詩歌、由依ぐらいだと思われているが、イシアがどんな戦いをするのかも気に成りはじめる。


「じゃあ、イシアに譲るよ黒竜は」


 冬夜はしょんぼりしながら部屋の隅へとむかい、収納から机と椅子とお茶とおやつを出し、のんびりと見学をし始めた。

 結局、巨大バジリスクは詩歌とアカレ子が一体ずつを担当し、地龍を、ガズ、ヨダで一体、レグア、フウタ、由依で二体、シルヴァイルが一体担当することに決まったようだ。


 巨大バジリスク二体は特に何もさせてもらえないまま、片方は詩歌に頭真っ二つ、片方はアカレ子が大人げないと言うべきか、石化を使ってくるらしいバジリスクを石化させて勝利を収めていた。


 ガズヨダ組は、何というか、ガズが怪獣大戦争のごとく地龍を抑え込み、ヨダが弱点と言うべきかもろい部分をひたすらついて徐々に削っていた。


 レグア、フウタ、由依の方は、フウタが一体を翻弄し、そこの隙をついてレグアが魔道具を使い、何かを射出し徐々に弱らせていき、由依は一体を相手取っているが、受け流し華麗によけながら、気を練り続けていた、気が練り終わると同時に攻撃を誘い右に回り込むと、十分に練られた気を込めた一撃を打ち込んだ結果予想外の事態が起きた。

 それによる惨事は、左側で戦って居たフウタたちの方めがけて、右に回り込み一撃を打ち込んだ結果、左側から破裂を起こし中身が豪快に左側の地龍とレグアフウタたちに降りかかったのだ。

 フウタはとっさに回避できたが、レグアが色んなものにまみれてしまい呆然としていた。

 地龍はと言えば、降りかかった肉に腹を空かせていたのか、夢中で食らいつき始め、戦闘どころではなくなっていた。


 シルヴァイルと地龍はと言えば、完全な睨み合いに成っており、以前冬夜に作った刀と同じような作りの刀を腰に穿いたシルヴァイルは、鯉口を切り居合の状態でひたすら隙を伺っていた。

 自力で作った刀なのだが、冬夜の物よりも『斬る』事のみを追求した結果、居合で一刀の元に斬るぐらいしか使えない、とてつもなくピーキーな逸品を作り上げた。

 何せ、鞘に入っている間はいいのだが、抜いたままだと斬ってしまう、地面に置けば大地を切り裂き鍔によって引っかかるからいいものの、刃だけに成って居るとそのまま地面をひたすら重力に従い突き進むと思われる。

 鞘だけは何故か切れないので、今のところ何とか保持できている。

 ついにしびれを切らせた地龍が襲い掛かってきたが、辛うじて避けそのまま片足に居合をたたき込む。

 まるで豆腐を伐るような感覚で地龍の足が切り飛ばされ、バランスを崩しそのまま地に伏した。


「悪く思わないでくれよ」


 彼はそう言って、地に伏した地龍の頭部に乗り上げ、眉間から脳へと刃を通し絶命するのを待った。

 地龍は暴れて落とすのかと思えたが、刺さり所が良かったのか、一瞬ピクリと動いた後は大人しく、徐々に力が抜けそのまま死んでいく。

 引き抜き、血を切り納刀すると、彼はそのまま冬夜の方へ向かっていった。


 レグアたちの方も一先ず色々と片付いたようで、皆徐々に冬夜の方に戻り、最終的にイシアと黒竜を残した全てがテーブルに着きのんびりと茶菓子を食べ始めていた。


『なんか偉い見世物みたいな状況だがまあいい行くぞ』


 そう言うとイシアは、壁に向かいそのまま壁をも走り出した、その速さは周囲に風の刃を生み出し、それによって黒竜を刻むのかと思われたが、それすらも前菜でしかなかった。

 徐々に加速していき、何をするのか気づいたアカレ子が慌ててテーブル付近を障壁で囲った。

 イシアはついにその障壁すらも足場とし、さらに加速の段階を上げた。

 これだけ加速してイシアに害はないのかと言えば、常に障壁で守りながら本人は爆走しているだけなので、消費しているのは体力と、障壁分の魔力程度である。

 黒竜は、完全にイシアを見失っており、ただただ飛び続けて、むやみやたらにブレスを吐き始めた。

 暫くブレスを吐いていたが、意味がないと気付き落ち着いたところで唐突に黒竜が挽肉となった。

 何の事は無い、障壁を張ったままイシアが突撃しただけの事だった。

 この手段はイシアの得意技とでもいうべきか、冬夜がイシアの全力疾走に乗って居た時に言ったことが始まりだった。


「これ障壁張っているみたいだけど、イシアうっかり壁に突っ込んだらどうなるんだ」

「全力では試したことが無いが、以前突っ込んだ時は私は無傷だったな」

「ふと思ったが全力で突っ込んで死なない自信はあるか」

「衝撃も来ないだろうから問題は無いだろう」

「じゃあ壁作るから試しに突撃しようぜ」


 その時の結果は、アダマンタイトの壁に特攻し壁はかなりボロボロだったが、イシア自体は瘤を作ったとだけ言っておこう。

 アダマンタイトすらもボロボロにするイシアの全力突撃の結果、黒竜は耐えきれず消し飛んだと言うのが現実だ。


『百八十一層が攻略されました。これより百八十二層が解放されます』


 数十年ぶりに流れた攻略アナウンスに、中に居た冒険者全てが驚愕した。

 そして、百八十二層を有効化し戻ろうとしたのだが、レグアが少し気に成ることが有りますと言い出し、色々と調べ始める。

 アカレ子が横に着き、色々と調べたり弄ったりしながらやり取りをしていたのだが、唐突に水晶に向かい魔道具作成時に使う液体と筆を使い何やら書き始め、それをサポートするようにアカレ子が長々と術式らしき物を詠唱し始めた。

 暫くして完成したのか、室内がまばゆい光に覆われ、落ち着くと最初の状態へと戻った。


「成功です。このダンジョンを乗っ取りました」


 とんでもない事を言い出した。

 なぜそんな事をしたのかなどを色々と聞きだすと、以前森羅の里近くで見つけたダンジョンでアカレ子と二人で色々とやり、乗っ取れないかを試した際、失敗してダンジョン自体を消失させたことが有るそうで、その時にさらに研究し、何がダメだったかを考察し、再びダンジョンが現れた時に試した結果成功したので再度消失させておいたとの事だった。

 今回のダンジョンでそれを実践して、乗っ取れば始原採取も、冬夜の望む敵対してくれる魔物の居る場所にも、自由にいけそうだから実行してみたとの事だった。

 詳細情報を取得したアカレ子が報告してきた。


「このダンジョン普通にやったら何千年かかるか判らない規模に成って居るみたい」

「全部で何層あるんだ」

「現在千三百八十四層で、三日後に千三百八十五層目が発生するみたい」

「やめやめ、さっさと敵対してくれそうな魔物の居る層に行って、ゼロを脱出したらもう帰ろう」

「えー宝物はー」

「いらんでしょうに、武器とか出ても大概シルが作った方が強いだろうし」

「いやあ、そうでもないぜ。今回の報酬っぽい宝箱回収したけど、魔道具の概念込められた武器とかあるし」

「そんなのレグアと共同開発すれば作れるだろ」

「そこは否定しませんけど」


 じゃあこれでこの話終わりと、冬夜が〆て敵対してくれそうな敵がいる階層という事で、面倒なので最下層に行ってしまった。

 有効化はせずにさっさと階層の中に入ってみたが、ここも結局冬夜と敵対する魔物は存在せず、大部屋まで来たが、中の魔物を討伐すると、到達者として大陸に響き渡ることが発覚し、仕方ないので諦めて撤退していった。


 ダンジョンの入り口に戻ると、周囲からはやし立てられたが、ゼロ脱出できなかったよこん畜生と言う、冬夜の叫びの前に、皆唖然とし、その隙をついて冬夜達は組合の中へ去って行ってしまった。

 組合の中で、支部長室に呼ばれ、色々と聞かれたので、そもそもが調査を目的として行った事、攻略する予定はない事、ダンジョンからモンスターがあふれる事は無い事、このダンジョンの仕組みと現在の最終階層、拡張ペースなどを報告していった。

 ダンジョンとは、その地域の魔素の過剰な量を吸引し、その力を使い異空間内で拡張し魔物を発生させ、魔素を循環させるシステムであり、攻略した場合存続するか破棄をするかが選べること、破棄を選ぶとダンジョンが消失し、今までダンジョンに吸収されていた魔素が、大地からあふれだしダンジョン周囲一帯の魔素量が増加し、下手をすれば魔力酔いが起きてしまう事等を解説した。


 この情報は、組合を通じ各国に伝わり、その結果ダンジョンを攻略するのは良しとするが、攻略後も存続するようにと言うお触れが世界中で発布された。



 シュガーナイツは森羅の里からの呼び出しを受け、ダンジョンを攻略するのならばと、レグアたちから頼まれていた、連結型収納袋を与えられた。

 色々な条件が有ったが、ダンジョンの収穫品を此方に送り付けてもらう代わりに、必要な物資を此方から送る事などが基本的な内容であった。



 有効化させた百八十二層だが、詩歌、ガズ、シルヴァイル、由依の四人が物足りないと言って乗り込み、ボス部屋前までのマッピングを済ませ戻ってきた。

 マッピングの済んだ百八十一と百八十二層の情報と受付嬢を百八十二層に送り届けただけで、相当な報酬額となり、全員満足したようで、次の旅にしようなどと言い始めていたが、冬夜は結局ゼロのままで納得イカーンと言って、滞在を伸ばし新しい層が出来ると同時に行ったが結局は、ゼロのままがっかりして戻ってきた。


 その間に掌握したダンジョンについて聞いてみた所、難易度を弄ったり、魔物生成量を減らし、魔石を直接発生させることもできるそうで、最下層のエントランスで一度色々と見せてもらった。

 遠隔操作用の水晶を発生させ、そこから直に魔石を発生させ続けることも可能との事だったので、どうするかを皆で相談した結果、この辺りはダンジョンからの魔石産業が主で、魔工芸品技術の発展も兼ねて、魔石を産出する量を増やした方がいいのではと言う意見も出たので、もう一度冒険者組合を尋ね支部長室に入り全てを明かした。

 掌握している、レグアとアカレ子以外には操作が出来ないが、希望するならと言う話で、ダンジョン拡張を押さえ、魔石を直接排出させることもできると説明すると、最上位魔石を一月に一つだけ生成されるようにしてほしいと言われ、拡張迄への影響は一時間程と言う話を聞き、それでお願いされてしまった。

 もともと最上級魔石の算出は稀で一年に一つ有ればいい方だったとのことで、安定供給できても月に一つではそこまで相場に影響が出る物ではないと言われた。

 今後、この支部は月に一度最上級魔石を一つ産出出来る支部として、この近隣都市の発展につながる主要機関となるのだった。

 結果、この支部所属冒険者たちが増え、普通の魔石の産出量も上昇したのは後の話である。

由依との再会から旅立ちまでを投稿させていただきました。

之にて一旦お休みとさせていただきます。


時間が取れましたら、又他の話か番外編を書きたいと思います。

お読みくださりありがとうございました。

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