64/90
No64
反比例
ねー この海 覚えてますか
いつか来た 思い出の海よ
キラキラ光る コバルトの色
あのときと同じ 風景なの
だけどあなたは サングラス越し
本物の輝きは 知らなかったの
あのね 私 あのとき
この海に お願いしたのよ
あなたと二人 永遠の愛を
だけど時間と 愛の重さは
悲しいくらい 反比例ね
ねー この夕陽 覚えてますか
いつか見た 思い出の夕陽を
燃えるような オレンジは
あのときと同じ 風景なの
だけどあなたは はしゃいでばかり
そして今は 遠い街ね
あのね 私 あのとき
この夕陽に お願いしたのよ
あなたと二人 変わらぬ愛を
だけど距離と 愛の深さは
悲しいくらい 反比例ね
今頃あなたは どんな風景を
どんなひとと 見つめているの
夜空を渡る きらめく流星
愛を誓うには 最高かしら
いいのよ私も 違う誰かと
偽りの恋も 悪くないよね
あのね 私 あのとき
初めてだったの 甘い口づけ
あなたと二人 結ばれた気持ち
いつまでも続くと 信じていた
だけど嘘ね 反比例ね
時間を操る 力があれば
私はどこの 時を選ぼう・・
距離を操る 技があれば
私はあなたの 腕に抱かれたい
あなたどうして 私をさらって
私をさらって くれなかったの
私は今でも 腕に抱かれたい




