表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
作文  作者: 花見 福馬
63/90

No63

新しい私


25才の誕生日に 新しい仕事も

やっと決まった 梅雨空の季節

青い制服 マニキュア落とし

働いてみるの 私なりに

しばらく恋は お預けね

あの人の影も もうちらつかないの


オフィスの窓に 浮かぶ雲が

陽射しをさえぎる 雨混じりの空

グレーの机 ディスプレイに映る

戸惑い隠せぬ 薄化粧の顔

しばらく恋は したくはないの

昔の夢は はかなくさめて


しとしと雨粒 ピンクの傘で

ひとり帰る 薄明かりの部屋

チェックのカーテン 花柄のクロス

テレビの声さえ 空しい夜

しばらく恋は 必要ないの

この部屋の思い出も 雨に流したの


シャワーを浴びて 口紅ふいて

髪の雫が 足元に落ちて

あの人のために 浴びたシャワーも

ふと考えて しまうけど

しばらく恋は しないでいいの

辛い思いは 慣れはしないから


朝陽を合図に 目覚ましのベル

鏡を覗いたら 出かけていくの

ラッシュの電車 目を閉じる人たち

低めのヒール よろめくからだ


オフィスまでの坂道 追い越す車

覚えたての仕事 焦る気持ち

厳しい言葉 やさしい気遣い

新しい私は 始まったばかりよ


いつかは恋も してみたい

ステキなひとに 抱かれてみたい


だから明日の 私のために

今日という日を 生きて行くの

私らしく 進んで行くの




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ