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作文  作者: 花見 福馬
53/90

No53

シャボン


あなたが教えた お店の椅子で

ほおづえついて 外を見るの

車のライトが 激しく行き交う街は

私には不似合いな 場所なのかしら

こうしてあなたを 待っていると

ため息の数だけ 心細くなるわ


遅れて入った 店の角で

君は夜の 街を見てる

ほおづえついた その純な横顔は

君には不似合いな 弱さがのぞく

こうして君を 見つめていると

幸せにできない 僕を責めるだけ


慌ててふいた 一粒の涙

ぎこちない笑顔に 合わせるあなた

冷めたコーヒー は ただ苦いばかりで

あなたとの恋と 同じ味だわ

あの日の場面 あの日のあなた

腕を組むのは 私と似ない女性(ひと)


濡れた頬に 気づいてはいるけど

言葉が探せず 視線を外すだけ

二人の間の 恋はもはやもろく

日付を越える こともできない

君と誓った 永遠の愛を

育てていくには 激しすぎた街か


あなたが言った 最後の言葉

『サヨナラ』だけが 心を塞ぐわ

あなたがくれた 最後の優しさ

『ゴメン』だけが 心を乱すわ

上手くやれるはずだったのに

二人の愛は 永遠のはずだったのに


こんなに大きく 膨らんだ私の夢は

この瞬間に 終わりを告げてるね

二人の間に 求め合うものはなく

見つめ合うことも もう出来ない

危うく飛ぶ シャボンのようね

私の夢は はかなくはじけた


あなたについて行きたかったのに

私の夢は はかなくはじけた

キレイなまま はかなくはじけた





















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