36/90
No36
遠き春
この激しい雨が終れば 季節もかわる
照りつける日差しの中 僕は飛び出すんだ
街に行けば 人々の波
海に出れば 打ちつける波
僕の心はこうして 激しさを求めてる
やっとひとりになった僕は 自由の中にいる
ひとの気持ちを気にしたり 遠慮もいらない
遠い旅を 夢見たり
新しい恋 探したり
僕の心はこうして 自由の中にいる
あの子を誘ってみれば それはそれで楽しいだろう
星空を見上げて 語り明かすのもいい
でももう 思い出はいらない
僕の気持ち なびくことはない
僕の心はこうして ひとりぼっちを求めてる
テレビでは英雄気取りの 半端な奴ばかり
私はみんなに 夢を与えているなどとほざいてる
悲しい気持ちも 知らない奴ばかり
この国の行く末か・・
僕の心はこうして 知らないふりのままさ
何かが欲しいけど 口に出せない僕がいる
この心の中には 言いたいことだらけさ
なぜ口を閉ざすのか
なぜ気持ち抑えるか
僕の心はこうして 何も言い出せないのさ
ひとりでいる自由とは 何もないのと同じで
僕の心の中を 空しくさせるのさ
やがて冬が来て
寒い季節の中
僕の心は何を 叫んでいるだろう
夏の海はまぶしく
鮮やかに過ぎるけど
冬の海は凍えて
心さえ凍てつかせ
冬を越えるには
ひとりは悲しすぎ
春を待つには
ひとりぼっちは・・・




