インパルス対インパルス2⑧
戦いは終わった―
無人のブラックインパルスは13隻すべて大破。残ったのは・・・
ATU:インパルス、インパルス2司令艦、救援の艦艇多数。
トスーゴ:アポロン、護衛艦数隻、救援の第一・四艦隊。
イエーは忽然と姿を消していた。結局誰を標的にしていたのかわからなかった。
<スペースインパルス>メインブリッジ。
ラプトンが第四艦隊司令ユーダと会話している。
ユーダは言う。
「我々はこの屈辱を忘れない。もはや戦いしか道は無い!・・今はガルゴスはじめ兵士の魂を母なる星に運ぶために帰還する。だが我々は必ず復讐を果たす!」
「待ってくれ!・・コンピューターが何者かに操られたんだ!我々のせいではない!」
ラプトンの悲痛な叫びを無視してユーダは通信を切ろうとする。
ロイが「他次元生命体です。我々のブリッジの映像をそちらへ送ります。それを見てください」
映像が消える。
「なんて事だ」ラプトンは頭をかかえる。
トスーゴ艦隊は転針を始める。
「!」
明は何かを感じて・・テレポートでメインブリッジから消える。
<アポロン>のブリッジ。
リナは震えて泣き続けている。それを美理が励ましている。
そこへ明がテレポートして来る。
「!!」
「美理!」明は笑みを浮かべる。
「明くん・・」美理は立ち上がり近づく。
だがオズマがふたりの間に割って入る。
その姿を見た明は「!!・・け・・」
声を出す間もなく衝撃波でブリッジの端まで吹っ飛ぶ。
明は訳が分からない。
「・・啓・・作?」
再び吹き飛ばされる。続けて電撃が明を襲う。
「うわああああああ」
「地球人ごときが!この<アポロン>に乗り込んで来るとは!無礼者め!」
「やめて!やめて!やめてえー!」
「去れ!」
「み・・」明は強制テレポートされる。
黒焦げの身体でインパルスのメインブリッジへ転がり込む。
「きゃあ!」麗子は立ち上がり、手当てしようとする。
明は精一杯の声をしぼり出す。
「・・美理が・いました・・・啓作も・・」
「なにっ!?」流は外を見る。
<アポロン>が遠ざかっていく。




