表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/19

インパルス対インパルス2⑤

 TV中継は中断された。

 元祖<スペースインパルス>の艦内に警報が鳴り響く。

 流がメインブリッジに駆け込んで来る。

「何が起こったんだ?」 

「無人艦のブラックインパルスが敵味方関係なく攻撃していました。故意でないとすれば・・コンピューターに何らかのトラブルが生じたと考えます」アランが説明。

 こちら(ギガロ宙域)のブラックインパルスには何の変化も見られない。

 流が命じる。「緊急発進!」

「艦長!ワープブースターを付けましょう」

 明の意見を聞き流して流は“ギガロ”を指差す。

「あれを使う!アラン、プログラミング急げ!一気に75万光年を飛ぶ!総員耐G装備せよ!」

 アンドロメダ決戦終盤で銀河連合軍は銀河系の銀河跳躍砲システムで250万光年を移動した。それと同じ事ができれば・・

 リングが発光する。 

「銀河跳躍プログラミング完了」 「全エンジン異常なし。順調です」

 アランとリベラが言い終わらないうちに流は命じる。

「スペースインパルス発進!」

「インパルス発進します」明は操縦桿を握る。

 ドヴァアーーンン。力強いエンジンの咆哮。

「全速前進!」

 <スペースインパルス>はリングへ突入して行く・・・消滅


 トスーゴ無敵艦隊前衛艦隊旗艦<アポロン>。

 美理は深呼吸する。手のひらに字を書いて飲み込むおまじない。

 オズマは何をやっているのかとのぞき込む。こんな習慣は知らないようだ。

 再び大神王と会見の寸前。通信が入る。

「オズマ司令!大変です!リナ王女が!」 

「!!」


 アンドロメダ銀河ゲマハナ宙域。

 ブラックインパルスは主砲を乱射する。

 ひとつはATU艦に命中。爆発。

 ひとつは停泊中のリナの乗艦<ペガサス>を直撃する。

 船は粉々に爆発飛散する。

 司令室でその光景を見たリナは絶句。

 ラプトンは体裁悪そう。

 インパルス2唯一の有人司令艦のメインブリッジ。

「だめです。無人の13艦全てコントロール出来ません!」

「くそっ!」部下の報告に艦長席のロイはこぶしを振り下ろす。

 サライは操縦桿を動かす。

 <インパルス2司令艦>は砲火を避けつつ回頭し、要塞を背にする。

 ロイが「何としてもここを死守するんだ!」

 トスーゴ第一艦隊旗艦<ポセイドン>が横に並ぶ。

「姫さまをお守りする!」

 ガルゴスの号令を受け、<ポセイドン>はそのハリネズミのような主砲を一斉発射!

 ブラックインパルスに命中。ブリッジを破壊する。

 それでもブラックインパルスは止まらない。

 どちらの攻撃かはわからないがエンジンに命中。ブラックインパルスは大破する。

「一隻ずつ集中して叩け!」

 二隻は共に主砲発射。ミサイル一斉掃射。

 トスーゴ艦もATU艦も参戦する。共同でブラックインパルスを攻撃する。

「数ではこちらの圧勝だ。押していけ!」

 そう駐留艦隊司令は言うが、戦艦クラスの主砲でなければブラックインパルスの装甲を破れない。

 逆にブラックインパルスの主砲は一撃でほとんどの友軍艦を破壊できる。

 駐留艦隊旗艦に直撃。四散する。

 砲撃戦はつづく。

 ロイの司令艦もポセイドンも被弾する。要塞にも流れ弾が命中する。

 ブラックインパルスの両翼下が光り出す。

「まさか・・」ロイの悪い予感は的中した。


 <スペースインパルス>はアンドロメダ銀河の近くにワープアウトした。

「申し訳ありません。プログラムミスで3万光年程手前に出てしまいました」

 謝るアランを無視してシャーロットは作業に入る。

「つづけてワープだ!」

 その流の命令を待ってましたとばかりにシャーロットが答える。

「ワーププログラミング出来ました」神業。

「エンジン異常なし。行けます」リベラも。

「ワープ!」

 ワープアウト。ワープイン。ワープアウト。再びワープ。ワープアウト。

「だめだ。足りない」ブースターなしでは一回1万光年が限度だ。

 インパルスはアンドロメダ銀河内の二連恒星系の近くにワープアウトした。あと1500光年。

 リベラが「限界です。チャージにあと10分待ってください」

「あと1回なのに」エヴァンスが残念がる。

『艦長、意見具申。スペースコンドルなら行けます』リュウの声。

 第一格納庫ではワープブースターを装着した<スペースコンドル>が出番を待っている。

 事態を予測したリュウの頼みでマーチンら整備班が頑張った。ワーププログラムも済んでいる。

 流はうなずき、命じる。

「スペースコンドル発進!」

『了解』 

 次々と<スペースコンドル>が発進していく。

 リュウは愛機にそっと触れ、「お前の最高速を見せてくれ!」レバーを引く。

 その後部席に乗っているヨキをGが襲う。「わー!」 

 機体は次々とワープして行く。

「頼むぞ」誰かが言う。それはみんなの思いだ。

「インパルス2が相手か」グレイの代わりに主戦闘席に座るアベルが唾を飲み込む。

「明!アベル!」流が呼ぶ。

「はいっ」

「これからワープアウト後の戦法を伝える」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ