魔法とスキルとモンスター
予定が滞って申し訳ございません、切りのいいところまでは書けたと思っております。
盗賊かーでも、まだ見たこと?会ったことないしどんなのか想像できないよね…。
で、どう受け答えしたらいいのか、うーん。
『マスター、以下の様に回答すれば宜しいのではないでしょうか』
「(ん?以下の様にって?)」
『仮に盗賊であるのであれば、話しかけるよりまず…後ろから仕掛けるなどするのでは、と申してみるのが良いかと思います』
「(あっなるほど!それはあるよね!)」
<やっぱり盗賊か人さらい?>
そう言いつつ、左の腰に下げている剣?の鞘に左手をかける
「あ、ちょっとまって、もしもだよ?もし盗賊なら話しかけないでそのままおそっぺぶ」
おもっくそ噛んだ…恥ずかしいってよりもう帰りたい…。
<おそっぺぶ?なんだそりゃー!>
めちゃくちゃ笑われてる、たぶん私めっちゃ赤面になってるよね…。
<まぁ見た感じ変な格好だけど、悪い感じはしないから…ってホントに盗賊とかじゃない?>
「しつこーい!そんなに盗賊に遭いたいなら、会いに行けばいいでしょ!」
<あー悪い悪い、慎重にならないと冒険者なんて出来ないからさ。ってパラライズラッド!お嬢ちゃん、俺の後ろに!>
「え、えぇ!?」
と、反応しつつ後ろに隠れながら様子を窺う。
<知の糧に身を捧げ地の力を矢の如く…アースアロー!>
冒険者さんがパラライズラッドに土魔法を放つがジャンプで避けた為、土が飛び散る。
「(え?ええええええ!?魔法、魔法だよね!?)」
『マスター、解析いたしますか」
「(解析って出来そうなの?)」
『時間がかかると思いますが、現在0.02%解析しています』
と、TIMと頭の中で会話している間に、さっきの彼が剣を鞘から抜き、パラライズラッドに向かっていく。
両手で剣を持ち、正中より下側で構えている
そりゃそーだよね、ラッドって言っても70センチぐらいのネズミだし…。
あの大きさだと…動物園にいたカピバラさんぐらいかな?
あ、口が光った??
パラライズラッドが放ったパラライズを冒険者さんはゆったりした動きで躱し、近づいていく。
『マスター、あれがパラライズ系の攻撃かと思われます、随時解析を進めます』
「(あ、うん…お願い?)』
『かしこまりました』
<喰らうか!でりゃー!>
逆袈裟斬りで牽制をしつつ、ゆったりと動いている、思ったよりは早くない感じ?
<サイクロンピック!>
パラライズラッドの油断をついて?剣の刀身が回転しながら某ネズミに結構な勢いで向かっていき、喉元の下あたりを貫いた。
<ぴぎゃゅ>
うん、鳴き声?叫び声?も大きさに似て可愛くない…。
あの冒険者がスキルっぽい?攻撃で致命傷を与えたらしい。
<まぁーこんなとこかな、お嬢ちゃん怪我は…なさそうだな>
「え、はい。おかげさまで、守っていただいたみたいで、ありがとうございます」
<とまぁ、守ったって認識はあるみたいだから、少し駄賃っぽいのを頂きたい…って思ったが、持ち合わせもありそうにないなぁ、まぁ今回だけはタダでいいか、ラッドも手に入ったし>
おぉ、危なくタカられるところだった。
『マスター、戦闘データにより、空気中にピコマシーンに似た成分が含まれていることがわかりました、この事によって解析データをシンクロし流用可能と判断、左手を前に出した後、アースアローと発言してみて下さい』
ほえ、唱えられるって認識でいいのかしら?
それなら、左手を前に出して…
「アースアロー」
冒険者さんの左側面を冒険者さんの発した魔法の2倍の大きさと3倍の速度で通過していく。
<ちょま!おま!魔法使えるんじゃん、俺必要なかったじゃん、骨折り損…でもないが見たこともない服で、どんなお嬢ちゃんだよ…俺よりアローでけーし早えーし…>
服はまぁブレザーだし仕方がないと思うんだけど…。
なぜか、だいぶ冒険者さんは凹んでいる状況みたいです。
「(って、解析するってそんなにすぐに終わったの?)」
『パラライズラッドと呼ばれる生物がパラライズを放った際に80%の解析が終わっておりました』
あ、うん、きっとそうじゃないかなーって気はしてた…よ!
これから徐々にですが寒くなっていきますので、皆様も風邪などにはお気を付けください。




