東昌府大捷後の夜宴―温熱の黄河鯉魚と、夜色に冷えゆく招安の陰霾
張清が上山した後、百八将が完全に一堂に会した。
没羽箭・張清の放つ神技の如き飛石を大破し、その名が全山寨に轟いた後、美嘉は梁山泊において、実にとりわけのんびりとした、あるいは一種の「享受」とも言える日々を過ごしていた。
後山の女子特種部隊は完全に軌道に乗っていた。毎朝の美嘉は、転生したばかりの頃のようにびくびくしながら隊列の細部にまで目を光らせる必要はもうなかった。彼女には、山砦の空き地で蕾を膨らませたばかりの野杏の枝を折るゆとりが生まれ、あるいは午後の陽光が心地よい時間帯には、顧大嫂や楽大娘子、そして何人かの親しい遊撃隊の後輩たちを連れて、暖かな小庭に小さな炉を架けて茶を淹れることもあった。
外の者たちの眼に映る「三姑娘」の姿は、相変わらず全山寨で最も暗器の腕が立ち、最も智慧が回り、同時に最も皆から寵愛を受ける愛らしい末娘のそれだった。
「三妹妹、今日は私の手料理を食べておくれ。これぞ本物の山東の家常菜だよ!」
折しもこの日、ある管事頭領が、後山の医薬隊が自身の身内の命を救ってくれたことへの謝意を表すため、わざわざ人に持たせて極上の黄河鯉魚を数尾と、滅多に手に入らない精製された白面(小麦粉)の包みを届けてくれた。それを聞きつけた宋江も、嬉々として鉄扇子・宋清を差し向け、老太公が最も好む陳年の美酒を届けさせてきた。
小庭の厨房からは、たちまち濃厚な煙火の匂いが立ち上った。美嘉は袖をまくり上げ、すらりとした白い手首を露出させると、顧大嫂に葱や生姜を刻むよう指示し、自ら鍋の前に立って、本場の現代改良版である「黄河鯉魚の紅焼(煮込み)」と数盤の精緻で爽口な小菜を作り上げた。
聚義庁にあるような互いの腹を探り合う権謀術数はどこにもなく、あるのはこの小さな庭に沸き立つ、熱気あふれる家常の飯菜だけだった。
老太公夫妻は上座に腰掛け、美嘉が甲斐甲斐しく立ち働く姿を眺めながら、眼を細めて満面の笑みを浮かべていた。そして、この義理の娘が兵を率いて人を救うだけでなく、料理を作らせれば大名府の酒楼よりもはるかに精緻であると、しきりに称賛の言葉を重ねていた。
美嘉は、現代の大学のソフトボール大会で優勝した後の慶功宴のように、軽快な手つきで老太公夫妻の碗に酒を注ぎながら、顧大嫂や孫二娘たちと賑やかに囀り合い、盤の上の魚肉を競うようにして頬張っていた。その一瞬の彼女は、瞳をキラキラと輝かせ、あたかも本当に家族全員から甘やかされている、少し我儘で、少し無鉄砲な富豪の家のお嬢さんのようだった。
酒は三巡し、小庭の中の歓声は次第に低くなっていった。老太公は微かに酔いが回り、長い椅子に身を預けて深い眠りに落ちていった。顧大嫂たちも連れ立って、夜勤の哨戒のために後山へと巡視に赴いた。
先ほどまで賑やかだった小庭は、一瞬にして、篝火の木柴がパチパチと爆ぜる音だけが残される空間となった。
美嘉の口内には、今なお麦芽の陳酒が持つ微かな甘みと、鯉魚の鮮美な香りが残っていた。しかし、彼女が独り暖炕の傍らへと座り直し、窓の外に広がる、まるで一頭の巨大な怪獣の如く夜色のなかに盤踞している梁山の大寨を見つめたその時、彼女の面に浮かんでいた笑顔は、一寸、また一寸と冷ややかに凍りついていった。
まさに今日の午後、伝令隊から届けられた、彼女にしか解読できない代号表格のなかに、極めて隠密でありながら、同時に致命的とも言える一条の情報が紛れ込んでいたのだ。
――宋江と呉用が、すでに正式に、朝廷から派遣された密使との接触を開始した。
あのいわゆる「招安」という名の正式なシナリオが、あの灯火の煌々と灯る聚義庁の奥深くにおいて、自尊心の塊のような男たちの手によって、一文字、一文字と書き進められている。
美嘉は、黙って衣の袖を強く握り締めた。
もしこれが半年前、転生したばかりの時期であったなら、彼女は骨の奥に宿るあの負けず嫌いの無鉄砲な気性を剥き出しにして、そのまま冷笑を浮かべて決別を選択していたかもしれない。しかし、今はもう、それはできなかった。
彼女は、現代の降温マトリクスと石鹸によって塵一つなく拭き清められたこの小さく綺麗な部屋を見つめ、医薬隊のなかで生と死の境界を彷徨い、今や自分を活菩薩として仰いでくれている弟兄たちの姿を思い起こし、さらに後山で死に物狂いになって自分に付き従っている三百人の女兵の姉妹たちに思いを馳せた。……あずかり知らぬ間に、彼女はこの八百里水泊という名の泥沼の中に、あまりにも深く沈み込みすぎていた。
彼女はもう、孤独な一人の転生者ではなかった。彼女の下す一つの一挙手一投足には、今や数百人の生身の人間の命がぶら下がっているのだ。
(宋江が朝廷の鷹犬になり下がりたいというのなら、それはあいつの自由よ。けれど、私たちが血を流して死に物狂いで掴み取ってきた弟兄たちを、どうしてあいつの方臘征伐の身代わりにして、大宋朝廷の鉄砲玉として犬死にさせなきゃいけないのよ!?)
夜風が気密窓の隙間から吹き込み、家常菜の残していったわずかな余温を連れ去っていった。
美嘉の瞳はどこまでも清徹だった。しかし、その大学三年生としての霊動さのなかに、この時、極めて深刻な、あるいは少し冷冽とも言える成熟と清明の色彩が、確かに混ざり合っていた。
彼女は歩みを進めて書案の前へと歩み寄り、薬箱の傍らに静かに横たわっている双股の飛刀へと手を伸ばし、その冷たい感触を確かめた。
舞台の上の大芝居がすでに終局へと近づいているのであれば、この山寨全体の命脈をその掌中に収める「後勤女王」である彼女もまた、扈三娘という名の悲劇の台本に対して、自らの手で主宰する、真正の結末を書き上げるべき刻が来たのだ。




