第56話
ヴァッダ市。私たちの次の目的地です。目の前に横たわる石垣を見て笑顔になる。もうすぐ着いてあそこで休むことができる。
「で、お前がしていたボウケンシャがあそこにいるの?」私と同じ景色を見ているローランドさんが言った。
私はうなずく。クラウスさんとレイさんとリラさん。クラウスさんたちと出会えるのは時間がかかると思った。思ったより早いです。
(私を見たらクラウスさんたちはどんな反応するだろう)
彼らの反応を想像して笑顔になる。
突然ため息の音が聞こえた。その音は私の後ろに立っているジュリエットさんから来た。彼女の表情はすっごく暗い。
「は~私は光莉さんの初友だと思いましたのに…私と会う前に光莉さんは友だちもうできましたわね。もっと早く出会えてよかったのに…」
ジュリエットさんの膨らんだ頬を見て、私は興奮して彼女の頬を刺したかった。しかし、我慢する。なぜなら、子供扱いされると彼女は絶対にイライラするからです。
「そんな顔すんなよ。光莉は言っていただろう?彼らが少し光莉の所に泊まるきっかけで知り合いになったって。友達になったわけではないだろう」
「だって光莉さんの初めて知り合いになりたかったで―」
「やめろ!」とローランドさんが大声を上げる。「お前の文句ずっと聞くと町に着かないぞ!文句言いたいならあとでやれ」そう言ったあと、彼は歩いてる。
「もう―!お兄様ったら!」ジュリエットさんは兄についていく。
その兄弟を見るとなんだか笑顔の我慢できない。ローランドさんはジュリエットさんを非常に保護し、常に彼女を叱責した。我慢できないジュリエットさんは反撃し、彼らはけんかしている。二日間の旅は三日間の旅になってしまった。それは過度に用心深いローランドさんと周りによく気が散るジュリエットさんのせいだ。
まあ、私が歩いて選んだせいだね。電車に乗ったらすぐに町に着いた。でも、電車はダメ。私が召喚されていたあと、追放されたから。
そのことは二人にまだ話していない。あの二人を信じるわけではないが、話す時間がまだない。それを聞いたあとのあの二人の反応に心の準備はまだできていない。それに、この世界の知らないことはたくさんある。その時が来れば、私のことを隠すつもり。
ジュリエットさんは歩いていない私を見ていた。彼女は私に手を差し伸べた。「光莉さん、行きましょう!」
「うん!」私は彼女の手をつかんだ。
ヴァッダの町に到着すると、他の訪問者と同じように列に並んだ。並んでいる人が少ない。だから、私たちの番になるまで時間はかからない。
「あなたたちの言わなければならないこと、もう覚えましたよね?」ローランドさんとジュリエットさんに確認しようと思った。
「どこから来たのかと聞かれたら、答えはアネリアからと」とジュリエットさんは返事した。
「我々は王族のことの話はだめ。そしてヘビのモンスターのことを聞かれたら、答えは知らない人にもう倒されたってね」ローランドさんも答えた。
私はうなずいた。実少し不安だ。平民としての生活したことがあるジュリエットさんは大丈夫かもしれない。しかし、王室の環境で育ったローランドさんは苦労したに違いない。彼はちゃんと演技できて、王族のマナーを忘れて、平民のように生活すればよかった。
「お前ら三人ども!そこにずっと立ちたいのか?!」とゲートキーパーが呼んだ。
他の人は全員町に入って私たちだけ残されると気付いた。前に歩く前に、もう一度あの二人を確認する。
「いい?王国のように堅苦しすぎないでください。私たちは身元のないボウケンシャなんだから」
二人の兄弟はうなずいて、そして私たちはゲートキーパーに話す。
「お前ら、どこから来たの?」
「アネリア。私たちはボウケンシャになりに来たのです!」とジュリエットさんは答えた。
そう答えを聞いて、他のゲートキーパーが言った。「またアネリアからの難民?このままじゃ、あの王国は滅びるだろう」
そのコメントに、ローランドさんは不満そうに眉をひそめた。しかし、彼はケンカを始めないほど賢明。「そんなことは起こりえないよ。ヘビのモンスターはもう倒されて残したものはただヘビの肌だけだ。だから、アネリアは立ち上がって豊かな王国になるはず」
「ちっ、あの王国は安全なら、どうしてお前らはここにいるの?ヘビが怖いから逃げ出しただろう?」
ゲートキーパーの嘲笑に、ローランドの手がぎゅっと握り締められた。ジュリエットは、兄に生意気なゲートキーパー殴らないように言っているように見える強制的な笑顔を見せる.
「こらっ!ちゃんと仕事をしなさい!いらないことを言うな!」
仲間を叱ったあと、あのゲートキーパーが私たちに話す。
「あいつのこと、悪かったな。先程発生した突発的な大地震により、ここ数日警戒を強めています。それはヘビとの関係があるかな?」
ヘビとの戦いを思い出した。【竜口咆哮】のように強い魔法を使ったら、ここまで地が揺れるのは当然だ。あの魔法はいくつかの山を消せるから。
「そうです。彼が言ったとおり、ヘビのモンスターは知らない人もう倒されました。大きな爆発痕と焦げた周囲から、激戦が繰り広げられていたことがわかりました。兵士たちはヘビの肌を見つけたから、ヘビはもう倒されました。でも、その知らない人を見つけられなかった」
正直、そんな大げさな嘘をついて恥ずかしかった。でも、誰がやったのか分からないように、私は言わなければならない。この事件が不必要な注目を集めたくない。マークス王に知られていると…
「そうか」とそのあと、ゲートキーパーが真剣になった。「じゃあ、どうしてここに来たの?」
「ボウケンシャになりに来ました。アネリアにはギルドなんかありませんからここに来ました」と私は答えた。
「まだボウケンシャではないから銀貨3枚を払ってもらおう。それお前たちは身分証明書など持っていないから。それをもらったあと、俺に、または他のゲートキーパーにそれを見せるだけだ」彼は説明した。
「はい、わかりました」私はお金を払う。
「じゃあ、名前は…」やる気がない他のゲートキーパーが言った。
「光莉。ジュリエット。ローランドです」
書きながら、そのゲートキーパーが私たちの名前を繰り返して言った。「光莉、ジュリエット、ローランド。二本の剣と二つのかばん。不審物なし」
「では、ヴァッダ市へようこそ!滞在を楽しんで!」
三人で門をくぐると、にぎやかな都会の雰囲気が出迎えた。カラフルなアネリアと違い、この街は実際には赤レンガの壁が重厚に見えます。住宅から街全体へ。多くの人が通り過ぎて、自分の活動をしている。皆、怖がらずに嬉しそう。
「光莉さん!光莉さん!お散歩しましょう!」ジュリエットさんは元気で言った。
「着いたばかりから、少し休まない?」とローランドから提案。
私はしばらく目を閉じて考える。どちらの提案も魅力的だ。本当はヴァッダ市を見て回って、魔法の本を探して勉強したかった。この町に長時間住むつもりから、安宿などを探せばいい。野外で3晩寝たら背中が痛くなった。それでも、やらなければならないもっと重要なことがある。
「まず、ギルドにボウケンシャになりに行って、モンスターのパーツを売って。そして、散歩しながら安宿を探しましょう」
「いいアイデアだ。身分証明書を持たないで町にあっちこっちに行くのはだめだ。俺たちはアネリアから来たと言って、あのゲートキーパーの反応を見てムカつくだ」ローランドさんはゲートキーパーの言葉を思い出し、拳を握りしめた。
「私も怒りましたわ!ここはアネリアだったら、あのゲートキーパーを叱ります!」ジュリエットさんも言った。
同期の兄弟の反応を見て、私は再びそっと笑った。「くくく。まあまあ、怒らないで。怖れることがないから。アネリアがまた立ち上がったら、あのゲートキーパーは何も言えないでしょ」
二人の兄弟は一瞬顔を見合わせ、誇らしげに微笑んだ。
「もちろんです!お父様は立派な王なんですから!お父様はなんとかできるはずです!」ジュリエットさんは言った。
「五年…いや、2年以下に、お父様はアネリアの輝きを戻せるのだ!」ローランドさんも言った。
兄弟はもう元気になったから、心配することはない。
「さあ、ギルドに行こう!」
「おおっ!」二人の兄弟は同時に言った。
ギルドの建物は見つかりやすい。うわさとおり、ギルドの建物は町の中心にあり目立つだ。大きくて壁が茶色い。どこからにも時計とベルが見える高い時計のタワーがある。毎時、時計のベルが鳴る。
自信を持っている私たちはギルドの建物に入った。人が少ないと見てなんだか変な感じがする。ギルドはゲームみたいにクエストを待っているボウケンシャが多いいと思った。まあ、ゲームをやったことがないけど、友だちから聞いたもの。
まあ、これもいいけど。人が少ないから嫌な目を避けられる。だって、さっきから二人の男が私たちを見ているから。まあ、彼らの言いたいことが知っているが無視することにする。ジュリエットさんたちもそうするから。
受付の女性は若く見えた。おそらくジュリエットさんと私と同い年かもしれません。彼女はピンクのベストと帽子を合わせた白いブラウスをきちんと着ていた. 彼女の首の毛はきれいに二つに結ばれ、前髪が額を覆っている。彼女の笑顔は私たちを歓迎してくれるかのように優しく見える。
「ギルドへようこそ!シェリルと申します。何か御用ですか?」
「俺たち、ボウケンシャになりたい!」とローランドさんが答えた。
ローランドさんは私がジュリエットと同い年で、姉としての責任感からこのグループのリーダーを務めている。私たち二人はそれをまったく気にしない。結局、彼はその役割に合っているので、私はそれを正常に保つことができる。
ローランドさんを見るときシェリルさんのほっぺが赤くなった。彼女も小さな声で「あら!」を出した。
「では、この申込書を入力してくださいませ。ギルドは皆様の経歴を気にいたしません。でも、皆様がルールを守れると助かります。違反を犯した場合、さまざまな罰則がございます。例えば、数日間クエストを受けられ、ランク降格され、ボウケンシャのステータスが取り消されます。ボウケンシャになることは、生命を脅かす可能性のあるクエストを遂行しなければならないということでございます。もし、事故や同僚の死が起こっている場合、ギルドはいかなる形式についても責任をお負いしません。」
私たちは申込書を入力しながら説明をちゃんと聞いた。そのあと、ローランドさんが全部の申込書を出した。「はい、わかった」
紙を受けるとき、彼女の前に立っている男の名前が知っているシェリルさんの目がキラキラする。「では、この水晶球を手でお触りくださいませ。この水晶球で皆様のクラスやマナなど調べておきます。運が良ければ、マナの容量に応じてランクのレベルが上がることが可能でございます。」
「じゃあ、俺はさきにする」
自信があるローランドさんが水晶球を触った。そしてある輝いていない文字が現れた。
「おめでとうございます!ローランド様のクラスは【ナイト】でございます!マナがありませんが、ローランド様が立派な騎士になれます!」とシェリルさんが言った。
「ふふふ。立派な騎士だって」と私たちがずっと見ている二人の男が言った。
あの二人は小さな声で言ったから、ローランドさんもジュリエットさんも聞かない。でも、私の聴覚能力が高いため、彼らの嫌な声が聞こえた。
「次、私です!」
熱心に、ジュリエットさんは水晶球を触った。何かの文字と暖かい光が現れた。それを見て、シェリルさんは信じなくて水晶球とジュリエットさんを見ている。
「ジュリエット様のクラスは【ヒーラー】でございます!光の要素との親和性があります!おめでとうございます!」
その発表は、その場にいた人々を興奮させた。最初は無知だった人々が、私たち、特にジュリエットに注意を向け始めました。ジュリエットさんたちのクラスが違うのは指輪の魔法の道具をつけるためだ。能力の偽造は違反だが、これは彼らのクラスについて全世界に伝えて、2人を全員のターゲットにするよりはましだった。
「じゃあ、次は光莉さんの番です!」ジュリエットさんは私の手を引っ張った。
私はぽかんとした顔で水晶球を見つめている。正直に結果はもう知っているし。アネリアにもクラスを調べたら結果が同じだった。水晶球を見ると、嫌な思い出が浮かんでくる。この世界の暮らしをはじめるとき、水晶球を触って、追放された。でも、みんなとこの暮らしを続けたいなら、また水晶球を触らなければならない。
さっさと終わらせるか... ため息をついて水晶球を触る。何も起こってない。シェリルさんは混乱してるように見えた。
「ちょ、ちょっとお待ちくださいませ。水晶球をチェックさせてください」あわててシェリルさんは水晶球をチェックする。「こわれてしまいましたか、この水晶球?いつもチェックしていたのに…」
水晶球が壊れてないと確認したら、シェリルさんは悲しい顔で私を見ている。
「す、すみません…光莉様は…」とシェリルさんは小さい声で言った。
「実は私はクラスが持たなくてどの要素にも親和性がありません」と私が言った。
「光莉様はもうご存じでしたか?」シェリルさんは確認した。
私はうなづいた。「それでも、私、ボウケンシャになれるでしょうね?」
「はい。ボウケンシャになれますが...少しキツイかもしれません」とシェリルさんは注意深く答えた。
「それでいい。俺たちはこの子を守るから」とローランドが言った。
「そうですわ!私たちは一緒に強くなるためにボウケンシャになりますから!」とジュリエットさんも言った。
私たちの仲を見て、シェリルは少し驚いた。でも、すぐに微笑んで次のステップを続けた。
「では、次はギルドカードを作りましょう」それから彼女は小さなナイフが横にある空白の金属カードを取り出した。「どうぞ血をお注いくださいませ。このカードは、水晶玉によって以前に示された身元を自動的に記録します。傷を気にする必要はありません。ポーションがありますから」
「小傷なら問題ない」ローランドさんはすぐに左手の人差し指を切り、カードに血の滴をこぼした。すると明るい光が現れ、カードには情報が現れた。
次はジュリエットさん。少し怖がりながらも、指を斬りつけた。そして私の番。このカードには名前、種族、クラスなどの個人情報がすべて記載されている。でも、私はクラスがないから、クラスの情報が書かれていない。そしてカードの右上に大文字でランクが書かれている。
完成した後、シェリルさんは私たちにカードをあげる。「おめでとうございます!今日から皆様はボウケンシャでございます!皆様のランクはEでございます。EレベルまたはDレベルのクエストを受けられます。クエストはあそこの掲示板でご覧くださいませ。クエストを選んで、私にご報告ください。クエストを完成したあと、ここに来て倒したモンスターの分をお運びください。クエストを失敗したら、パフォーマンスのレベルに影響することをお忘れないでください。期間限定クエストもあります。制限時間を超えた場合は不合格となります」
「わかった。じゃあ、ランクを上げる方法を教えてください」とローランドさんが尋ねた。
「ランクを上げるため、クエストを完成し、テストを受けなければなりません。でも、テストはランクBに上がったときのみ実行されます。そのテストから、ボウケンシャの力や能力などがわかります。
「情報ありがたい。ちゃんと覚えておく」とローランドさんが言いながら微笑んだ。
シェリルさんの顔が真っ赤ですぐ恥ずかしさを隠して頭を下げた。「ご、ご質問がまだありましたら、どうぞお問い合わせ下さい!ちゃんとお答えしますから!」
私はすぐに聞いた。「ギルドってクエストを完成しないで奪ったモンスターのマテリアルを購入しますか?」
シェリルさんは私に向け答えた。「もちろん!どんな貴重品は何でも承ります。GUILDは喜んで受け入れ、十分に補償します!」と元気で言った。
「じゃあ」私はかばんの中にあるものを取り出した。コカトリスの爪と羽、オオカミの森の皮膚、ゴブリンから得た骨のネックレス。
「こ、これは…」それを見てシェリルさんはびっくりした。
「これ、売れますか?」と私が聞いた。反応がないから、そっと彼女の名前を呼んだ。「シェリルさん」
名前を呼ばれたら彼女は驚いて大声で言った。「は、はいっ!!」
失礼なことをしたと思っていたから、彼女はお辞儀をした。「も、申し訳ございません!失礼なことをいたして…」
「まあ、いいですよ。では、ギルドはこれらを購入できますか?」私はもう一度聞いた。
「はい!こちらのコカトリスの爪と羽は高品質でございます!正直に、こんないいものを見るのは初めてでございます。コカトリスはCランクのモンスターで頭が二つあり倒しにくいでございます。魔法を持っているコカトリスもあるので、たまにBランクのモンスターになります。ですから、皆様はこんないいものを持っていたら驚きましたわ。そして、こちらのオオカミの森の皮膚も。こんなに良好な状態で持っているなんて…普通なら刀傷だらけでございます。でも、こちらは…良好な状態で、一撃で倒したかのようでした。」
私は黙ってその言葉を聞いている。実は一緒にやれば難しくない。ローランドさんが先陣を切り、私が魔法で補助する。オオカミの森のように敵が群がれば一気に凍らせる。でも、絶対に彼女には言えないですよね?
「この骨のネックレスは?これは倒したゴブリンから取ったよ」ローランドに気をそらすように聞いた。
「残念ですが、これは売れません。もしゴブリンの耳なら、見返りにいくらかのお金をあげることができますのに」
「じゃあ、全部はいくらですか?」と私が聞いた。
「少々お待ちくださいませ」シェリルさんは書きながら数え始めた。その後、小銭の入った袋を取り出して積み上げた。「全部良好な状態なので、銀30と銅50でございます。それでいいのでございましょうか?」
「ええ」と私が答えた。そのお金は我々にとってはたくさんお金でしばらくお金のことを考えることはない。
「どうぞ」とシェリルさんはそう言って、お金の入った袋を手渡した。
ローランドは袋を受け取り、大切に保管していた。
「毎度ありがとうございます!何かあったらいつでもおしゃってくださいませ!」
「礼を言う、シェリル」とローランドさんが言った。
ローランドさんの言葉に、シェリルさんの顔がトマトのように真っ赤になった。次に彼女がローランドを昼食に連れて行ったり、暇なときに散歩したりしても驚かない。彼の魅力は抵抗するのが難しい。ジュリエットさんもそうだ。ステータスを明かすことなく、二人はすでに王子様とお姫様のように見えた。
クエストの掲示板を通過するとすぐに、私は一時停止してリクエストを確認した。
「何?」とジュリエットさんもこの掲示板を見た。
「ちょっと気になります」
ローランドさんも掲示板に見ている。「スライム狩り、側溝掃除、雑草抜き、ハーブ集め。Eランクのクエストは簡単すぎない?オオカミの森もゴブリンもDランク。そして危険なクエストがない。まあ、もっと難しいクエストはないか?」
そうだね。ここにはEランクとDランクのクエストしか書かれていない。こんな大きな町なのに。しかも、人々はこの町に行ったり来たりしている。このギルドも静かだね。この町は平和なの?または、他のハイランクのクエストは別の町にあるのだろう?
自分の考えに飲み込まれたら、先から私たちを見ている二人の男が私たちに向いた。
「や、新入り!俺たちのグループに入ってもらえない?」と彼らの一人が言った。
「いや、結構」ローランドさんは無愛想な口調で露骨に答えた。あの二人はさきからジュリエットさんをジロジロ見ているから...いや、ジュリエットさんのむねを。
「お前に聞くわけじゃねえよ。この二人の可愛い女性に」と彼もさりげなく答えた。
「今ヒーラーが必要なんだ。安心しなよ、ちゃんと優しくしてあげるからね。報酬もあげる」ともう一人の男が言った。
「そう。お前はクラスがないだろう?そのナイトを追いつくのは大変だろう?こっちに来てよ。強くなる手伝ってあげる」
こんな人は他人を利用することしかできない腐った人間。彼らのような生き物はいつも雑草のようにいたるところにあった。わがままばかりで、甘い言葉に惑わされ、他人のことを気にかけない。私が最も嫌いなタイプの人だ。
「いやです!お兄様に一緒にいたいの!」ジュリエットさんは断った。
「私も結構」と私もさりげなく答えた。
私たちの答えを受け入れず、最初の男は怒りを示し始めた。「俺たちはお前の兄様になれるよ!Dランクのボウケンシャだし。それに、その弱い物と一緒にいると無駄だよ。だから、俺たちに一緒に冒険しよう!」
男の手がジュリエットさんに触れる前に、彼は頭を後ろに打ち、足を何かにぶつけられて倒れた。何が起こっているのかに気づき、周りの人々がその男に向けられた。
「おい、立て!酔っ払ってるの?」とその人の仲間が聞いた。
「グアア!酔っぱらねえよ!頭と足に何かが当たってよ!クソすげえいてえよ!」
ローランドさんをちらりと見ると、片手が剣の柄を握っているのが見えた。彼も私を見て、罪悪感なくこっそりと微笑んだ。そう、私たちが【風弾丸】で打った。私は足を打って、ローランドさんは頭を打った。彼の表情を見ると、あの王子様は簡単に終わらせたくなさそうだ。まあ、それは当然だ。最初に始めて彼の怒りを引き起こしたのは彼らだし。
「クソ!お前らがやったんだね!どんな悪巧みを使ったの?!」
「悪巧み?貴様が自分で落ちたよ。俺たちは何もしないのに。どうして俺たちをせめるの?」ローランドさんは謙虚な口調で答えた。
「クソ!殺すぞ!!」
男は起き上がる前に再び風弾丸で頭を殴られた。今度は大きな音を立てて倒れ、意識を失った。それを見た仲間は目を丸くして声をかけた。
「おい!おい!どうしたの?!起きろ!」
ちょっとした騒ぎを無視して、私はジュリエットさんをその場から運び出した。ローランドさんはそのすぐ後に続き、満足しているように見えた。
「次はもっと気を付けて。さっきは目立ちすぎましたよ」と私は彼に注意した。
「そのぐらいならいいだろうな?彼はただ気絶しただけだし」とローランドさんが自慢な声で答えた。
私が叱責する前に、ジュリエットさんは私の腕に手を置いて会話を切った。「まあ、まあ。お兄様がやったことはやりすぎませんでしたわよ。そんなことより、お散歩、お散歩!」
その誘いに、私はただため息をついた。考えてみれば、お散歩でも悪くないねこの時間を最大限に活用しよう。




