ドラゴンが三十匹
「一人で・・・魔法学校、に。」
『あ″!?』
そういえば、更に目を見開いて此方を見てきた。
『・・・何を言っているんだ?』
「え? 魔力の繋がりは離れていても無くならないでしょう?」
キョトンとしながら言えば呆れたように目を瞑った後に、頭を抱えた。
『そういう問題では無い・・・』
『心配してるんだよー?』
「・・・? じゃあ、如何すればいいの?」
本当にイミが分からなくて、首を傾げると目の前に黄牙の顔が迫った。
『何で俺達を置いてくの!? 俺達ドラゴンだけど、怖くないよ!
それに、悪い事と良い事の区別だってつくよ!!』
「・・・?」
『・・・つまりはな。
テイムされている俺達を連れていかないと、暴走するぞこの野郎。って事だ。』
「えっ!?」
そうなの!? と思いながら黄牙を見詰めると
『そんな事言ってないよ!!』
と、息巻いた後に小さい声で、するかもしれないけど・・・、と呟いたのを僕は聞き逃さなかった。
「あー・・・じゃあ」
『連れて行ってくれるの!?』
「あー・・・うん・・・でも」
『全員、だよな?』
「・・・あ、うん・・・」
何故か押し切られた様な気がしないでもないが、僕も一人は寂しかったので良しとしたい。
「じゃあ・・・もっと小さくなれる?」
嵩張るかも知れない。と考えつつ、そう言えば
『当たり前だろう。ドラゴンあの状態から動物この状態に変化できるなれるんだから、それ位簡単に出来るだろう。』
「そっか・・・。」
『ところで、何の姿になれば良いんだ?』
「あー・・・うーん・・・。あ。」
『?』
「あれ、どうかな?」
と、指を指した先にある小さな縫いぐるみ達を見ながら呟く。
『・・・縫いぐるみになればいいのか?』
「あー・・・うん。もっと小さくなれないかなー、って。」
『動物のままで良いのか?』
「うん。鞄に入って、スペースが取られなければ何でも良いよ。」
そう言いながら皆の間を掻き分けて、ソファーに座った。




