ドラゴンが二十九匹
「勿論・・・勿論よ!
好きなだけ勉強をしてくると良いわ。
羽は伸ばせないかもしれないけれど、少しでも気の置ける友達を沢山作ってきなさい! 楽しみにしてるから。
・・・でもね、エイダ。
普通じゃないから、どうしたの?
それが、エイダにとって嫌な事なら、直そうと努力しなさい。
でも、私達はね。ありのままのエイダが一番好きよ。
エイダ自身が普通じゃないって、他の誰かが普通じゃないって言っても。
私達は・・・少なくとも私は、それがエイダの普通だと思っているから、安心してね?」
「なっ!? 俺だって思っているからね、エイダ。」
「・・・・母さん・・・父さん・・・」
本当にこの二人の元に産まれて来れて良かったと、改めて思った。
「うん・・・有難う。頑張って勉強してくるね」
「・・・気をつけるんだよ」
「皆、帰りを待っていますからね。」
「だっ!」
「うん。・・・あ。」
うん、と言ったは良いものの、ドラゴン達を如何するか決めていなかった。
・・・如何しよう。
「・・・持って行く?」
「何か言った?」
「え? 何も言ってないよ」
部屋に戻ってから、皆に許可を取ろう。
「ただいま、皆。」
『? お帰り』
笑いながら部屋に戻ると、動物の姿で不思議そうに首を傾げながら寄って来た。
『どうしたの?』
「・・・あのね、言おう言おう、って思ってたんだけど・・・」
言い難いものだと理解したのか、更にギューッと近くに寄ってきた。
『何? 何なんだよ、一体』
『??』
「あー、えっと。
・・・僕、ね。多分、これから4年。学校に通う事になりました」
『!?』
皆が、は!? と言ったような顔をしたが、そのまま無視して続けた。




