七幕目 越後屋で改名
字の改名です。
外出したいと申しでると中松さんが眉をつり上げる。
理由が和風の改名で越後屋に。迷霧が矢上神家に自分に会え身請けしてもらえた、お礼詣りが目的と告げるとしぶしぶと承諾した。
案内兼監視役は町田様~。話が解りそう。
和風改め。ひめのはエルフの尖った耳を隠す為、少し髪を横に垂らす。殆どの森人は森から出ない為。だから森人なの。
町田の案内で自分と和風に迷霧と護衛として琥珀の五人で越後屋へ行くと奉公人が慌て奥に引っ込んだ。
「寿様。返品はできないと申し上げましたはず」
飛びだしてきた女将さん絶叫です。
「いえ。和風の名を変える為ですよ。和風が知られていて、騒ぎになるかもと思って」
「名を、左様でしたか。承知しました」
息を整えた、女将さんに案内され奥に通される。
女将さんに、護り人の札と魔道具の石を預ける。
「名は何と変えます」
「平仮名でひめのです」
「承知しました。ひめの。間違い御ざせいまんか」
女将さんは紙に書いて確認してくれた。
「間違いありません」
契約の時は気がつかなったけど、首輪と石と札に筆で書いている感じ。魔道具?
札を返却してもらう。すぐに確認。和風の名が無くひめのになっている。
「本来なら一朱ですが、おまけしますよ」
「ありがとうございます。三人娘は相当に手を焼いていたようで」
「ほほほ。それはもう大変にです。奴隷の躾は受けるのですが契約となると大変でした。今、考えますと寿様に巡り会う為だったのかも」
「御迷惑をおかけしました。ですが凪様に巡り会えました」
ひめのがお辞儀をした。
「どうやれば、ここまで信頼されるのか後学の為に教え頂きたいのですが」
「奴隷としてでなく一人の人として信頼し愛するだけです」
「そうですね。今までの方は、奴隷としてのみか、綺麗なおなごとしか見てませんでしたから。奴隷を買う大半の殿方はおなごと見るだけです」
「男はしょうがない生き物ですから」
「わふ・・ひめのでしたね。寿様に誠心誠意尽くしなさい。寿様は他の殿方と違います。こんなに優しい方は会った事がありません。真心を込めてお仕えすれば答えてくれる方です」
「はい。誠心誠意お仕えします。女将さん」
字は、変える事はこちらでも良くあるらしい。だから抵抗か少ないみたい。日本でも成長に合わせてかえたし。竹千代から家康が見本。
別室で待っていた三人と合流する為に部屋に入り改名終了を知らせる。
女将さんが中年男と入ったきた。
「寿様。本日は五人もお買い上げ頂きありがとうございます。主の久蔵です。和風と真風に琥珀が従ったと聞き及び驚きました。あ、和風ではなく、ひめのでしたか」
「五人共気に入ってます。ひめの達が百両ですが大損では」
「御公儀の命により引き取っただけで元はかかってませんから。三人を大競り市に出した後の評判が気になりますし、元唐五藩の方々も気になります」
「藩の者がやはりね」
「藩の者は我、ひめのが押さえますから」
主夫婦に見送られて越後屋を出る。
次は矢上神家でお詣りと迷霧の忍者道具を回収。
そして、精霊達が神家が条件に合うと便乗してきた。
精霊達と契約しますか。
字の改名終了です。




