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手を重ねて

 アイリスから『六月作戦』について詳細な説明を受け、解放されたのはおおよそ一時間後だった。学校で一科目を丸々受けたくらいの疲労感はあって、さっさと部屋に帰りたかったのになんか物凄い自然な流れみたいな感じでアフタヌーンティーが催されることが決定した。いつもならパクパクと食べていた昼食をひたすらに重く感じながら食べ終え、指定された時間に指定された場所へと向かうとバンケットホールで集まったメンバーが綺麗に揃っていた。普段は好き勝手しているクセにこういうところは妙に行動が一致するのはなんなんだろ。結束力だとは絶対に思わないし思えない。

「主催者側の立ち居振る舞いどころかマナーまで持っていないとは思いませんでしたわ」

「アフタヌーンティーとか人生で一回しか経験してないんだから仕方ないでしょ」

「その一回とはつまり、わたくしのお茶会でよろしくて?」

 小さく肯くとジルヴァラは殊更に機嫌を良くする。上機嫌を私に示したいわけではなくて、周囲に私の言葉で機嫌を良くしたんだというアピールだ。

「でしたら、わたくしが用意するのも仕方がありませんわ。安心してくださいませ。じいやは茶葉の適正温度、ティーポッドの扱い方から注ぎ方まで全てを学んでいましてよ」

 ジルヴァラの傍には初老の男性がポーカーフェイスで立っている。そういえばお茶会に誘われたあの場にもいたっけ。緊張していてそこに注目している余裕はなかったんだけど。

「ま、テイラー家のお茶会に文句を言う気はないわ」

 セルバーチカも口の悪さはそのままだけど、このお茶会の様々なことに不満はないようだ。

「ジルヴァラの選んだ紅茶、ティーフーズを満喫したいところではあるけれど早速、本題へと入ろう」

 アンテオは紅茶に口を付けて数秒後にはもう喋り出す。行儀としてはあまり良くない。アフタヌーンティーは静けさの中にあるささやかで優雅な会話を楽しむもの。紅茶をちょっと飲んだからって発言権を得るみたいな乱暴な考え方は存在しない。

「わたくしのミイナさんになにか?」

「いつからあんたのになったのよ」

 さすがにその所有権には異議を唱えさせてもらう。

「あのあの、でもミイナさんがなにかしらを仰らないと解決することではないのでは?」

 エリナが差し出がましさを分かった上で僅かな挙手からの発言をしてみせ、全員の視線が私に集まる。

「言っとくけど、私はお茶会を開く気なんてないし派閥を作りたいとも思ってない。一時的に手を組むって言うんなら妥協できる。でもその結果、あなたたちが魔女として認められず、向こう一年間は魔女候補生と過ごすことが決定したら、私は多分だけど責任が重すぎて死んじゃうと思う」

「他責は気楽なものだ。だが、なにもかもを他責に置き換えてしまうと全てのことにストレスを感じるようになる。ちょっとした失敗も、自らの境遇が悪いのだと思うようになり、僅かなミスも自分ではなく伝え方が悪かったと言い出す。それは自己防衛のようで、実のところ最大のストレスにしてメンタルダウンの要因になる」

「他責と自責は使い分けが必要よ。楽になる方ばかりを選べば自然と他責思考になる。自我がなければ自責もないわ。つまり、ミイナと組みたいと思う感情は私たちの自我なわけ。あなたを選んだことで失敗しても、あなたを私たちは責めないわ」

 本当だろうか? アンテオもセルバーチカも、そしてジルヴァラも家の力で私を簡単に潰すことができる。今はこういう風に言っても実際にそうなったら心変わりだって起きるだろう。

「私はミイナさんを信じています。元々、あなたと最初の試験で組むことができなければ私は魔女候補生にもなれていません。全てを委ねるわけでは決してありませんが、あなたをとやかく言う権利を私は持ち合わせていませんから。ミイナさんと協力し、しっかりとそれで得るであろう結果を受け止めます」


 私は誰かに慕われるような性格をしていないし、誰かに慕われようとしたこともない。誰かを極端に慕いたいとも思わないし、師匠以外に全幅の信頼を寄せることはできない。

 でも、ここにいるみんながそうだと思う。私は師匠だけど、みんなは親族や親戚以外を完全には信じられないはず。その中でもアミューゼは例外だろうけど、彼女だって私以上に信頼を寄せる人物は一人や二人ぐらいは居るはずだ。

 私たちは互いを信じ合わずに信じるなんて簡単に口にする。非常に曖昧で、不安定で、すぐにでも崩れる地盤の上で偽りの信頼を得るために取り繕っている。

 だとしても、その偽りを切り捨てたら私たちは誰一人としてコミュニケーションを成立させることができなくなってしまう。


「最初に言っておきたいけど、私はああして欲しいとかこうして欲しいみたいなことは言わないし、みんなに指示を出すなんてことできないから。各々が勝手にやってくれればいいし、各々が思うことを言ってほしい。私にできるのはみんなに合わせること。それだけはここにいる誰よりもできると思ってる」

 ○○ができる、何々ができますみたいなのは言いたくないし恥ずかしいことだけど、これを言っておかないと私がみんなの個性を殺してしまう。私たちは全員が全員極端だから強い。極端を平坦にすれば平凡になって崩れるだけだ。

「問題ありませんわ」

「言われるまでもない」

「私もそのつもりだったから」

「オーケーです」

「一緒に頑張りましょう、ミイナさん」

 納得してもらえるとは思わなかった。だって私が言ったことって全部身勝手なことで、私はみんなに合わせることしかできないとも受け取れることだから。

「では、纏まったところで対策を立てていこう。参加している魔女の中で気を付けなければならないのは誰か。どのような情報でも構わない。各々が思うように言ってほしい」

 アンテオの提案により全員が『六月作戦』の魔女について知っている情報を晒していく。話している間もちょっとした言い争いはあったものの、多少なりとも相手のことを認めているから酷い喧嘩にはならなかった。

「ウェンディさんが不参加ですので、私たちはあの催眠に気を付ける必要はないはずです」

 エリナの言葉に全員が肯く。バフにもデバフにもなる催眠を用いる魔女がいないのはありがたい話だ。あれは厄介という二文字で済まされるものじゃない。常識や非常識、ありとあらゆるものが捻じ曲げられる代物だ。

「ミイナさんは誰を気を付けたらいいと思います?」

 アミューゼから問われる。

「ルルルさんはアミューゼが言ったように戦っちゃ駄目な魔女の一人だと思う。私も戦っているところを見たんだけど、あの人の鞭はなんか……鞭の形をした別のなにかって感じがした。確証はないんだけど、確証のない魔法に真正面から戦っても不意を突いても勝てっこない」

「少し調べさせるか」

 ジルヴァラのじいやが運んできたホワイトボードにアンテオが色々と書き止める。

「あとシグネラさんも危ない。多分だけど私と同じで近接でも戦えるタイプの魔女。私よりもずっとずっと得意だと思う。それと、ウェンディさんが出てはいないけど弟子のカルカさんも避けた方がいいはず。あのウェンディさんの弟子って部分だけで戦っちゃ駄目って分かるはず」

「あのマッドな魔女がなにを仕込んでいるか分かんないってわけね」

「で、もうみんなが聞きたがっているから言わせてもらうけど私の師匠には出会ったら終わったと思っていい。遭遇=敗北だよ。ううん、出会う前から気を付けた方がいい」

 私は手元のメモ帳に文字を書き殴ってジルヴァラに見せる。そこに書かれている文章を読み、意図を汲み取った彼女がすぐさまじいやに複数のタブレット端末を用意させ、それらを画面上で同期させる。私はペンで字を書いて、文章は全員の手元のタブレットに映し出される。

『ここからは透視、盗聴があること前提で極力、情報を伏せるために文字で伝えるわ。私の握っている師匠の情報は魔女候補生の全員が知りたがっていることのはずだから』

 勿論、この中に裏切り者がいて私が隠したがっている情報が漏洩することも前提ではある。裏切り者がいたらいたでショックではあるんだけど、そりゃそうするよなって納得感もあるにはある。嫌いにはなるだろうし、もう関わらないって決めるだろうけどさ。

『師匠は『六月作戦』開始直後にぶっ飛んだことをするはず。このイベントが一日で終わらないって知った上で魔力量も出力も考えない馬鹿なことをやると思う。だからみんなはまず防衛魔法を展開させて。私の勘だけど師匠のせいで開始で百人前後は脱落する。周囲の魔女すら巻き込んでそれが原因で物凄く怒られて萎えて、なのに数分後に『世界が悪い』って言い出して立ち直るまでがセットって感じ。感情の波が一番理解不能で不安定なのにそれらが全部、魔法に乗っても綺麗に纏まっていて怖いくらいに安定している。師匠は簡単に私を共感させてくるんだけど、師匠に私の感情で共感させたことは一度もない』

「だから、どれだけ私から情報を盗み取っても、誰一人として師匠を共感させることは不可能よ。だって共感のさせ方を私が知らないんだから」

 透視と盗聴されていること前提で宣戦布告のように私は文章ではなく最後は言葉として発した。

「稀代の天才魔女を『六月作戦』――言うなれば演習で相手取ることになるとはな」

「なに? ビビってんの?」

「あはは、震えながら仰ることではありませんけど」

「アミューゼ? これは武者震いだから」

「ゲームでよくありますよね、強制負けイベント」

「あんなもの開発元に文句を言って修正させましたわ。エリナも腹が立ったなら試してみるとよろしいですわ」

「え? あ、いえ、さすがにそんなことはしたことはありませんけど。まぁ、幼い頃はよくゲームをしていましたので無茶苦茶を言ったことはありますけど」

 この子たちホントに私の言ったこと分かってんのかな。すっごい軽く受け止めているけど、あの師匠がなにかしらの理由を付けて手を抜くことなんてしないからね? 愛弟子がいるからって出力を抑えようなんて考えてくれないからね?

「では、要注意な魔女については共有ができたとしよう。次に必要なのは対策だ。これは別に漏洩したって問題はないな?」

 別に私たちだけが透視や盗聴をされているわけじゃない。既にアンテオの付き人やジルヴァラの手の者が探りを入れているだろうし、セルバーチカだって人を動かしているはずだ。ファルシュたちホムンクルスは全員に偵察させているからあとで相応の情報は得られるはず。もし見つかったとて、ホムンクルスはどれほどの致命傷を受けても再生可能なことと、あの色んな方言が混ざっている魔女の手に掛かれば修復も難しくないことは周知の事実だ。魔女にとってホムンクルスは復活する捨て駒であり、同時に入手した情報を決して損なわずに持ち帰ることができる道具。魔女狩り相手では通用しないけど魔女に――魔女候補生には通用する。

「情報を探り、精査しろと命じられた。わざわざ言うくらいだから、俺たちでも対策可能な魔女が何人かはいるという意味だ。たとえば、テールライト・フォン・ハッシュドベルグは趣味で音楽をやっている関係上、不協和音を聞くのを嫌がって音源から逃げるらしいが」

「嫌いなことで相手を遠ざけるのは危険と隣り合わせな気がします。私たちもそうであるように魔女の皆さんにもトラウマがあって、それを刺激すると逆に感情の波を増幅させることもありますから」

 アンテオのテールライトという名の魔女への対策についてエリナがやや否定的な意見を発する。

「ルルルさんは推しているVの配信をリアルタイムで視聴したがっていらっしゃいました。これはトラウマを刺激するわけではありませんので、ひょっとすると有効なのかもしれません」

「とても良い提案ですわ、アミューゼさん。わたくしたちのお金の力でその推しのVとやらの配信時間を早めさせることは可能ですわ」

「でもどのVの推し活をしているか探るだけで時間が過ぎてしまいそうじゃない? VTuberなんて今じゃ数え切れないくらいいるわけだし、お金の力でどうこうするのってバレたら炎上しそう」

「意外と詳しいね、セルバーチカ」

「べ、べべべ、別に、推しているVなんていないんだから」

 そこまでは言ってないのに自分から白状する悪癖は早く矯正した方がよさそう。

「実際、Vを推しているか推していないかは別としてセルバーチカ嬢の意見は概ね肯ける。金の力でどうこうする前に私たちが今、持ち合わせている能力で可能な部分を探りたいところだ。たとえば、推し活グッズを用意するとか」

「それ良いですね。自作する方もいらっしゃいますし、VTuberさんを特定しなくてもルルルさんが作られるように道具を揃えて目の前に提供すればひょっとすると」

 エリナがやや盛り上がり気味に言う。いかにしてルルルとの戦闘を避けるかみたいな話が、思わぬ推し活の話にまで飛躍している。今時、Vじゃなくても配信者やグループを推している人なんて山のようにいるわけで、ひょっとすると私を除くみんなも誰かしらを推しているのかもしれない。

「一時的に見逃してもらったり、攻撃の意思を損なわせるのはある意味で搦め手ですわね。この対策において気を付けるべきことはありませんの?」

「あ、えっと」

 私は挙手して、ジルヴァラが発言を許すといった具合で目配せをしてくる。

「私、シグネラさんとゴーレム討伐に赴いたことがあるんですがそのときに言っていたわ。『ルルルは切り裂かれるとキレる』って。あとシグネラは殴られると止まらなくなるって言ってた。多分だけどそれは地雷。二人にとって感情の爆発を起こすトラウマなんだと思う」

「では、ルルルさんを切り裂くことは避け、シグネラさんは殴らないようにする。魔法での斬撃と打撃を使い分けなければならないようだ。私の風魔法は対象を切り裂くこともできるからルルルさんには使用を控えなければならないな」

「どこまでを打撃、殴打の範疇に置くかにも寄るけど土魔法の石のつぶてはシグネラさんには使っちゃ駄目ってわけね」

 アンテオとセルバーチカが自身に言い聞かせている。

「ですが、魔女の皆さんはわざと地雷を――トラウマを刺激することで感情を爆発させることもできると私は母から教わっています。どれほど気を付けてもルルルさんもシグネラさんも戦っている中で自らトラウマへと歩を進めてくるのではないでしょうか?」

 トラウマを自分から踏み抜く。ある意味で自傷行為でしかないけれど、魔女はその自傷によって感情を刺激することができる。ルルルもシグネラも隙さえあれば自分から斬撃や打撃に飛び込むことすらやってのける可能性がある。エリナはそう言いたいんだと思うし、まさに私もそれを言おうとしてた。

「全てはどうしても戦わなければならなくなった場合についての話です」

「うん、アミューゼの言う通りだよ。でも、アイリスさんは言ってたよね。魔女を戦闘不能にさせること。拘束、打倒、気絶、失神、そして殺人。そのどれでも良いからとにかく戦闘不能にさせろって。だから私たちは要注意な魔女から逃げることもそうだけど同時にその魔女たちを倒す算段も立てなきゃならない。だから、参加する魔女の全員への対策なんて考えていたら倒すことまで手が回らなくなる。参加している魔女から逃げるための手段は考えはするけど、戦って倒す魔女だけはせめて二人、ううん一人まで絞るべきよ」

「その通りですわね。一人まで絞り、その一人を孤立させ、全員で袋叩きにする。誇り高き血統だのプライドだの言ったところで、『六月作戦』を乗り切れなければ一年は停滞してしまいますわ。どんな手を使ってでも勝たせていただきますわ」

 ジルヴァラの意気込みは確かなものだ。

「一応、参考までに伺っておきますが、ミイナさんはどの方が倒せるとお思いでしょうか?」

 そして私に意見を求めてくる。

「私基準になるけど」

「構いませんわ」

 私はホワイトボードに書かれている魔女の名前の一つを指差す。

「この人を私は共感させられると思ってる。ワンチャンかもしれない低い確率だけど、でも他の魔女よりは高い確率」

「賭けだな」

「ええ、賭けよ。だから私よりもずっとずっと勝てる確率の高い魔女がいるなら言ってほしい」


 それからもあれやこれやと私たちはお茶会であることを忘れて意見交換を続けた。紅茶を飲み干しティーフーズを平らげて日が傾き出しても続き、日が沈んで辺りが暗くなってからようやく一区切りがついた。


「じゃ、私たちが狙う魔女はミイナが言っていた人で」

 最終的には私の提案が通った。無理やりにではなく精査に精査を重ねた結果、勝算があるのが私の提案だと纏まった。

「とても充実した一日だった。実を言うと『魔女の大釜』ではこういうことはできないと思っていたんだ。魔女候補生による席の奪い合いだと聞かされていたからね。だからこそ楽しかった」

「キーングレントとテイラーのお二方とお近付きになれるなんて、来た当初は思いもしませんでした」

「私もです」

 アンテオの一言を聞いたエリナにアミューゼが同調する。この二人はさっきからとても仲が良い。別に私が一番仲良くなきゃ嫌ってわけじゃないけど、複雑な気持ちにはなってしまう。友達と友達の友達が仲良くなっているのを間近で見ている気分だ。

「それより、私と組むってことはジルヴァラとアンテオは自分の派閥から総スカンを喰らうことになるわけだけど」

「私が興味を惹く人物が派閥に居れば良かったのだけど、そう都合良くはいかないものだ」

「……大丈夫なの?」

「最善と思う選択をしたまでのことです。それをとやかく言う筋合いなどミイナさんであってもありません。あと、なにもかも気負い過ぎではありませんか? わたくしたちが抱えた問題はわたくしたちがしっかりと解決致します」

「そうさ、任せてくれたまえ」

 二人とも解決できずに私が駆り出されたんだよな。説得力が無さすぎてなんにも言えてない私を見て満足しているからあんまり噛み付くのはやめよ。

「まぁ、それじゃ明日からよろしく」

 私は片手をスッと前に出す。だけど誰も手を出してこないので戸惑ってしまう。

「こういう時、手を重ね合って『えいえいおー』とか言うものじゃないの?」

 これって掛け声は国それぞれで違うだろうけど共通認識じゃないの?

「あぁそうだったな。すまないと思ってる。普段から人を蹴落とすことしかしてこなかったせいで人と協力するときの(なら)わしなど思考の外だった」

 アンテオが言っていることにジルヴァラが肯き、セルバーチカやエリナ、そしてアミューゼでさえも申し訳なさそうにしている。こういうとこ、ほんっとズレてる。でもひょっとすると私だけズレているパターンもあるので強く馬鹿にしたり呆れたりもできない。多数決みたいな数の暴力を普段から嫌ってるけど実際、当事者として明らかな人数差が生じると少数の方が申し訳ない気持ちになる。

 とはいえ、間違ったことは言っていなかったみたいで私の手に全員が手を重ね、あまり気乗りじゃないというかテンションが高くない「えいえいおー」をして嬉しげに手を放した。

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