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児戯


「弟子ちゃんが上手くやってるかどうか見に来ただけなのに、私ってば罪な女」

 ニャーシィの周囲には有象無象の魔女狩りが力尽き、倒れている。

「ど、う……し、て……」

「なにが?」

 キョトンとした顔でニャーシィは未だ息のある魔女狩りに雷撃を浴びせてから問い掛ける。

「共感……されて、いない、のに」

「まぁ地下を掘りたがる感情に共感できる点は全くないかなぁ」

「そうじゃ、ない。共感していないのに、どうしてオレたちは、死んで……」

 更なる雷撃を浴びせてから人差し指を顎に当て、ニャーシィ――黒雷の魔女は考えている風で考えていない顔をする。


「あなたたちって暗澹たる魔力を用いるでしょ? で、私たちは魔女は無色透明の魔力。それに色付けすることであなたたちに対抗するんだけど」

 息も絶え絶えな魔女狩りに分かりやすいほどの黒色の魔力を放出し、それらを手元で束ねて雷撃に変える。

「私は暗澹たる魔力も使える。あなたたちの体に流れる魔力と同質の魔力。それって吸収しやすいけど自身を傷付ける力まで吸収してしまう不具合がある。分かる? 自分の中に流れる魔力だからってノーガードで受けたら誰だってただじゃすまないってわけ」

 踏みにじり、雷撃を浴びせ、笑う。

「にしてもあなたたちってほんと根性無しだよね。警察を誑かしていた魔女狩りを拷問したらポロッと『魔女の大釜』を襲うプランを白状しちゃうんだもん。あ、その魔女狩りはもう始末したんだけどさ、その断末魔がまた面白くって――」

 ペラペラとニャーシィは魔女狩りが聞いてもいない話をする。どのような拷問でどのような言葉を重ね、どのようにして追い詰め、どのような死に方をしたのか。事細かく詳細に、それでいて喜びに満ち溢れた感情を乗せている。

「く、るってる」

「は?」

 魔女狩りの一言でニャーシィは口を止め、蔑む視線を向ける。

「あのさぁ、順番を理解してる? 時系列って分かる?」

 片手に溜め込んだ雷撃がバチバチと激しく音を奏でる。

「あなたたちが狂っているから、私たちも狂っているわけ。狂っている輩には狂っている私たちがぶつかるしかない。狂うために頭のネジを外して、べた踏みしているブレーキから足を放して、歯車に引っ掛かっているゴミを取って、ゼンマイを回して、車のキーでエンジン掛けるわけ。原因の魔女狩りが私たちを狂ってるって言う筋合いは無いわけ。あーもう、弟子ちゃんのためにもうちょっと生かしておこうかなって思ったけどやめやめ。弟子ちゃんも弟子ちゃんだしなんとかなるでしょ、だって私の弟子ちゃんなわけだし」

 稲妻が迸り、轟音が反響を起こして空間が震撼する。それは力尽きかけている魔女狩りが地下空間に干渉して発生させているわけではなく、ただただ目の前に立つニャーシィという魔女が放つ魔力によって起こされている。

「アスタ・ラ・ビスタ……ううん、アディオスかな? だってもう会わないだろうし。当分会わないような相手にも使うらしいよ? あ、全部、ネットで調べただけなんだけどさ。まーでも格好いいじゃない? アスタ・ラ・ビスタって。響きが良いよね。あとさ――」

 もはや誰一人として聞いていない話をひたすらにニャーシィは続ける。そして一通り喋り終わって満足してから彼女は感情の波を抑える。

「もーちょっとだけ自由に生きたかったんだけど、潮時かな」



「かつて、この世界には魔力というものは存在していなかった」

 猫の仮面を被った魔女狩りがジルヴァラの炎を避けながら言葉を落とす。話す余裕が相手にはある。その余裕を叩こうとも考えるけど、本能がそんな安直なことをするなと言っていてなかなか決断できない。そこはジルヴァラも同じらしく、常に放つ銀の炎は様子見に留まっている。当てる気では撃っているけど感情の波を最大にまで増幅させて撃っていない。まずは相手の出方を見たい。だって私たちの生殺与奪は魔女狩りにある。相手が本気になったら多分だけど私たちが全ての感情をぶつけたところでどうにもならない。相手が遊んでいる間に情報を引き出す。『氷姫』と同じだ。私たちが死んでも情報がこの魔女狩りを討つ足掛かりになる。

「しかし、ある時、この世界に魔力が生じた。色を持った魔力だ。常人には見ることのできない理路整然とした暗澹(あんたん)なる魔力。それに対して溌溂(はつらつ)とした無色――何色にも染まることのできる強烈な魔力。その無色透明な魔力に貴様たちは感情を乗せて放つ。一部の魔女はそこに色を与える。かつて絶対的な暗澹な魔力を捻じ伏せた無色の魔力のように」

「……あいつが言っていることは魔女の歴史的にも合ってる?」

「恐らくは。ただし、過去の事例などを考慮しますと、とても怪しいようにも思えますわ」

「世界とは不可逆的な物だ。しかし、不可逆的な物を可逆的にしてしまう力が加わることで、世界は辻褄を合わせようとしてありとあらゆる概念を捻じ曲げる。それこそ無かった過去を有るように変えてしまうように」

 銀の炎が魔女狩りを追い詰めたと思ったが、跳躍されて炎の囲いを抜けられる。私はジルヴァラが誘導するであろう場所で雷魔法を撃とうとしていたけれど、それも考慮した方角へと逃げられてしまった。

「だけど」

「そう来るだろうと思っていた」

 私とは逆方向にはファルシュが待機している。

「ほう? 人造か」

 ファルシュの拳を避け、魔女狩りが爪を払う。フットワークの軽さはファルシュが勝り、体の柔軟性は魔女狩りが勝る。拳と爪のやり取りは速度で争うのではなく技量で行われている。どちらが相手の虚を突き、どちらが相手を油断させるのか。一撃は浅く、しかし致命傷は重く。その細やかな感情のやり取りに差し込める場面が見当たらない。

「人造にしては良い動きだ」

「褒められても嬉しくないな」

「そのまま注意を惹き付けて!」

 魔女狩りの後方を陣取り、私は刻印に触れる。

「刻印よ、悔やめ!」

 爆ぜる雷撃がファルシュを巻き込みながらも魔女狩りの体内を駆ける。

「なまぬるい!」

 帯電する魔力を自身が放つ魔力だけで打ち消すだけでなく私は発生した衝撃波でバランスを崩しながら吹き飛ぶ。

「マスター!」

「大丈夫だから!」

 これぐらいはどうってことない。魔力そのものをぶつけられていないからダメージもない。それよりもファルシュの攻撃の手が止まってしまうことの方が問題だ。私の声でファルシュも気を引き締め直し、魔女狩りとの戦いに没頭する。

 私の雷魔法じゃ魔女狩りには効かない。だったらジルヴァラの炎魔法ならどうだろう。魔力の質も感情のコントロールも上手い彼女ならひょっとしたら有効なダメージを与えられるかもしれない。


 でも、私たちはまだ魔女狩りに共感していない。だからどれほど魔法が強力であってもそれで致命傷を与えられない。


「わたくしたちは事前の調査によって魔女狩りがどのような人のどんな感情に共感したかを分析します。しかし、あの魔女狩りについてわたくしたちは一切の知識を持ち合わせていません」

 バックボーン、バックグラウンド。それらを推理することができない魔女狩りとは戦ってはならない。分かってはいるけど、戦わずにどうこうできる状況じゃない。会話の中でヒントを探る。もしくは共感しないまま戦闘不能にする以外に方法がない。


「卓越したスキルを持っている。人造の能力はマスターである魔女の特質を受け継ぐものとも聞いている。貴様のマスターの本質、潜在能力は相当なものだと推測できる。だが、貴様という存在そのものには欠点がある」

 魔女狩りがそう言って、首だけが私の方を向く。それにファルシュが過剰反応して位置取りを変えようとする。

「その愚鈍なまでの忠誠心だ」

 振られた拳を避け長い爪で傷付けないように丁寧にファルシュの腕を掴む。そして次は強烈な暴力によって掴んだ腕をへし折った。

「くっ!」

「しばらく寝ていろ」

 膝から崩れ落ちるファルシュの胸部を魔女狩りは蹴り飛ばした。

「ミイナさん!」

 ジルヴァラが私の名を呼びながら鞘に入った短剣を寄越す。

「刃物を投げないでよ」

「対戦とは違って実戦。刃はあった方がよいでしょう?」

 そこじゃない。そこじゃないけど言っていることは間違ってない。

「ありがと」

 鞘から剣身を抜き放ち、私はまずは柄を両手で握る。


 心音が高まる。頭の中が嫌な記憶ばかりに包まれる。ううん、違う。ずっとずっと胸の中に抱いているものに私は武器を握ったことで向き合っているだけ。目を背けている現実を唐突に武器という物体によって突き付けられているだけだ。


 戻れない。どれほどに悔やんでも、戻れない。あのときにああしていれば良かったと思ったところで、どうにもならない。全てのチャンスは喪失した数年後にあれはチャンスだったんだと認識して後悔する。そういう風にできている。


「行けまして?」

「うん」

 師匠に教えてもらった通りの感情の動かし方を維持しつつ、私は片手で短剣を握り直して魔女狩りへと駆け出す。

「ワタシに接近戦を挑む魔女な、っ!!」

 まずはその余裕ぶっている鼻っ面をへし折ることだけを考えて突撃し、素早く剣戟を放つ。爪で凌ぎ、後退しているが構わず突き進んで剣戟を続ける。

「は、ははっ! 面白い! 搦め手ではなく真正面から切り掛かってくる魔女など生まれて初めて見た」

 なんか人間みたいなことを言っているけど、こいつらはそもそも魔であって動植物的な存在とは掛け離れている。だから“生まれて初めて”なんていう言葉を使ってほしくはない。

 爪の応酬に対して剣戟の応酬。でも魔女狩りの方がリーチが長く、対処が早い。私は徐々に攻撃的な剣戟ではなく防御的な立ち回りへと動きを変えざるを得なくなる。

「刻印よ、叫べ」

 私が強めに剣戟を放ち、爪を弾きながら後ろへと跳び退(すさ)ると大量の銀の火球が追撃へと走ろうとした魔女狩りへと降り注ぐ。その怒涛の魔力の塊を受けながらも両手の爪を鋭く振るうだけで炎と土煙を払い飛ばし、低い姿勢を取る。


 来る――


 私の直感が、そして直感に直結した反射神経だけで短剣を振るう。私の眼は魔女狩りを捉えてない。どう動いたとか、どんな体勢から迫ってきたとかそんなのは全然分からない。でも確実なのは私の短剣が魔女狩りの両爪を受け切っていて、どうにかこうにか刀で言うところの鍔迫り合いみたいな状態になっているってこと。正直、こうなると分かっていなかったのに筋力が正しく働いていることにも驚いている。


「なに?!」

「あんまり舐めないでよね……」

 強がりを言っておく。強がっておかないと偶然で受け止めたと思われる。大事なのは必然で止められたと思わせること。私にはあんたの動きが見えているんだと言葉で訴えることだ。そうすれば次に同じような動きを取り辛くなる。

「そのまま止めていられまして?」

 ジルヴァラの頭上に銀の炎が収束し、大火球へと変化する。

「止められなくても止めろって言うんでしょ」

「その通りですわ」

 射出。けれど私はその大火球を受けているから分かっているけど着弾まで僅かだけどラグがある。その間に魔女狩りは私との距離を取ろうとしているけどそんなことはさせない。追撃の剣戟を繰り出し、密着する。このぐらいの移動距離ならジルヴァラは大火球を制御して当てられるはずだ。

「貴様、本当に魔女か?」

「まだ魔女候補生」

「馬鹿を言うな! 魔女でもない者がワタシの爪を止められるわけが、」

「うるさいな」

 別に話をしたいわけじゃない。話したくもない相手と話をする気なんてあるわけがない。驚愕とか感想とか求めてない。求めているのは私の行動がもたらす事実だけだ。

「これならば多少は効くでしょう」

 ジルヴァラの銀の大火球が私たちを包み込む。同時に目の前は銀一色に染まり切り、激しい爆発に飲まれて私は吹き飛んだ。共感しているから大火傷を負うこともなく吹き飛ぶだけで済んでいる。共感していなかったら多分だけど人としての原型を留められていない。それぐらいの灼熱であることは魔力量からも推測でき、吹き飛んだ私がどうにかこうにか起き上がって着弾地点が焼き尽くされているところからそれはただの妄想でもなんでもなく現実だったんだと実感する。


「ワタシは色を持つ魔女は限られていると聞いていたのだが」

 自らの肌を焼き、半裸でありながらどうにか身に纏っていた布切れの全てが焼け焦げ果てても尚、魔女狩りは立っている。

「どうにもその想定が間違っているらしい」

 猫の仮面の奥底にある深淵のような眼光。それが私を捉えた瞬間、もう目の前に魔女狩りが迫っていた。反射神経に任せて短剣を振りかざすけれど、爪はそれよりも速く短剣を弾き飛ばし、魔女狩りの蹴撃を浴びる。高まり切っていた感覚の全てが痛覚に集結し、地面に打ち付けられながら転がる私は嘔吐し、悶え、声にならない声を上げて起き上がることさえできない。

「感情が乱れたな?」

 魔女狩りが傍にいる。分かっているけどそれどころじゃない。全身の痛みを抑え込むまでそんなことを気にすることはできない。もう殺してくれと思うくらいに痛い。

「刻印よ、っ!」

 ジルヴァラの詠唱がなにかに遮られたことだけは分かる。

「魔女は感情こそが原動力。そこを乱されればたちまち、全てが乱れる。ワタシたちの勝機は魔女の感情を乱すこと。どうやらワタシの見立ては当たっているようだ」

「ぁぐっ!」

 私の背中を魔女狩りが踏み付ける。そこからあり得ないほど柔軟に体を動かし、私の視界に入る位置で顔を近付けてくる。

「貴様は色を持つ魔女か? 色を持つ魔女になる者か?」

「さっきか、ら……なに、言ってんの、か、分かんない、んだけ、ど」

「よく見せてくれ。ワタシは魔女の持つ色を見ることができる。貴様に何色が流れているかなど、こうして眼を見れば……っ!!」

 魔女狩りは私と目と目を合わせた直後、明らかに動揺して信じられないほど飛び退()いた。

「貴様、人間か?」

「ミイナさん!」

 銀の炎が私の周囲を包み込む。

「動かないでください。あとはわたくしが!」

「貴様が銀であることは連綿と続く血統とやらで知っている。だが、ワタシが蹴り飛ばした貴様はなんだ? なんだと言うのだ? どうしてワタシたちと同じ色を持つ? どうして同じ暗澹たる黒色(セーブル)の魔力を持つ!?」

 痛みはまだ続いている。でも、起き上がらなければ始まらない。とにかく起き上がること。起き上がればあとはなんとかなる。そういう精神で、ただの根性で私はまず這いつくばった状態から四つん這いまで身を起こす。そこから見えているのはジルヴァラが必死に魔女狩りを炎で捉えようとしている姿と、その炎を嘲笑うように避け続ける魔女狩りの姿だ。

「ああ、鬱陶しい。ワタシの感情が乱れる」

「魔女狩りが感情を持っているみたいなことを言う」

 ファルシュが背後から魔女狩りの背中に拳を打ち込む。

「人造ごときがっ!」

「片腕を折っただけで満足しているのが悪い」

 振り返る魔女狩りの起こす蹴撃を避け、ファルシュは更に軸足を蹴飛ばす。

「ナイスですわ!!」

 ジルヴァラの炎がバランスを崩した魔女狩りの足元から一気に噴き出す。あれなら飛び退くまでの僅かな間ではあるけどダメージを与えられる。



「ここまでだな」



 銀の炎を払い除け、魔女狩りは両爪を引っ込ませて呟く。漂っていた殺意や殺気が消えて、さっきまでのやり取りはなんだったのかと思うほどの戦意喪失を感じる。その間にもファルシュが勇猛果敢に攻め立てるけど、反撃はせずに魔女狩りは回避に努めている。

「あんたなら私たちを殺すなんて簡単なはず。どうしてやる気をなくしているの?」

「言っただろう? 全ては遊びだと。ワタシにとって貴様たちと戦うのは児戯。しかし、ワタシではない者たちにとっては児戯を越える殺し合い。どうやら、どいつもこいつも口ばかりの馬鹿どもだったらしい」

 地下空間が震撼する。

「この空洞を作った魔女狩りが討たれた。忌々しいことに貴様たちとは異なる魔女に討たれた。であれば、児戯を続ける理由がワタシにはなくなってしまった。どうせ他の魔女がワタシを討とうと集結する。ならばさっさと撤収しなければならないだろう?」

 なに当然の権利みたいな言い方をしているんだか。

「逃がさない」

「逃がす逃がさないじゃない。ワタシは去る。それだけだ」

「刻印よ、悔やめ」

「刻印よ、叫べ」

 銀の炎を浴びながら雷撃を打ち払う。魔法で魔力の流れが出来ているし、私の雷撃は自然発生する雷よりも僅かに低速だけどそれでも光速にほぼ近い。それを打ち払うってなに?

「銀にはもっと体術を磨かれていれば、そして黒には魔法を磨かれていれば、危うかったか……?」

 不遜に笑いながら言って、魔女狩りは真上へと跳躍した。

「ファルシュ!」

「駄目だ。縦穴に逃げられた」

 追わせようとしたけど不可能であることをすぐに告げられた。そもそもこの暗がりの中で真上に続く穴があるなんて思わなかった。じゃぁ、いつでも逃げられる状況で魔女狩りは私たちと戦っていたってわけ? 文字通り、遊んでいたってこと?


「ふざけるな……!」


 言葉通りに受け取らされるほどの屈辱はない。遊ばれていることは分かっていたのに、なんでこんなにも悔しくならなきゃならないのよ!

「ここなら電波が届きますわ」

 私を包む銀の炎を消し去ってジルヴァラが駆け寄ってくる。

「私のことは良いから、『魔女の大釜』に魔女狩りを追わせて!」

「できませんわ」

「どうして!」

 強情な態度に私はイラつく。

「落ち着け、マスター」

 ファルシュが私を安静にさせたいらしく体を抑え付けてくる。

「邪魔しないで! あの魔女狩りだけは絶対に逃がしちゃ駄目! 絶対に!」

「ミイナさんを放っておくことなんて、わたくしにはできません」

 怒りが頂点に達しかけていたけど、その一言でスッと感情が冷える。

「ごめん……心配してくれているのに」

「いいえ、わたくしも同じ気持ちです。だからこそ、今はこの苦汁を舐めましょう。次こそは確実に、この味をあの魔女狩りに味わわせるために」


 ほどなくして、地下空間の消失より前に私たちは複数の魔女によって救援された。

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