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29-1.取り込まれる
お待たせ致しましたー
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ああ、ああ。
苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい。
苦しくて堪らない。
己はなんであったか。
何であったか。
だんだんと、意識が薄れていく。
ただただ、憎しみの感情しか浮かばない。
何を。
誰を。
何処に。
何処へと。
由那は由那でなくなっていく。
己の魂と肉体を捧げて。
黄泉路の鬼をこの身に宿しているのだ。
憎い、憎い、憎い。
誰かのために。
この身のすべてを捧げたのだから。
「ああああああああ゛ああああああっ!? あああああああ゛あ゛っああああああああ!!!!」
裂ける。
身体が裂けてしまいそうだった。
それはそうだ。禁呪の禁呪を使ってしまったのだから。
もう二度と、元には戻れないのだから。
意識が溶けていく。
消えていく。
屍鬼がこの世に顕現するのだった。
次回は金曜日〜




