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気付いてみれば、動かない

倒れた後3日目くらいの状況です。まだ目がちゃんとは開けられない、呂律も回らない、自分の身体のマヒも良くわかっていない頃の話を覚えている限りです。ただ、もの凄い人見知りが更に強烈な遠慮を伴って表面化していましたので、看護する方も大変だったこと、想像に難くない感じです。あくまで、今になってそう思う、だけなんですけどね。実際はわかりゃしません。自戒の念だけはこめてますが。

 実際はどれほどの時間がたっていたのだろうか。あまりの淋しさに耐えかねて?また一度眠ったのかもしれないし、ずっと夜まで起きていたのかもしれない。実のところしっかりとは覚えていないのだが、目覚めたその日の内か、少なくともその翌日には、その病院の看護師さんが来て、でも、もう一日かな、そのまま寝かされた気がする。喋るのはままならなかったので、名前を答えたぐらいだったのではないか。とりあえずは個室から、発砲スチロール?のキューブがいくつも積み重なられたような部屋(という認識だった)に寝かされることとなった。いつの間にかはかされていた紙おむつを替えられ、とりあえずはその部屋に、車いすに乗せられて移動したのであるが、まず、よくぞ体重120キロもあった巨体ではける紙おむつがあったものだと、妙な所で感心したものである。倒れたようですけど覚えてますか?と問われた気がするが、正直に説明するのも面倒に思えて「記憶に無い」と答えた気がします。お医者さんは多分周りにいらっしゃらなかったと思います。お医者さんは忙しいものだという先入観念があったし、それでなくとも、その頃には変な事をしてしまったという遠慮が芽生えていた(病室内でかんかんと音を立て続けるとか)ので、あまり強くはものが言えなかったわけです。気に病むくらいなら聞いてみても良かったと思うのですが、その段階ではともかく相手の顔を、しっかり目を開けて見る事が出来ず、喋ろうにもろれつが回らない。思った事の半分も言えないだろうし、そもそも考えがまとまらない。それに自分の犯した問題行動のせいか、どうにも敬遠されている雰囲気がある。もともとが実は臆病者の小心者であるがため、人がしてくれる以上の事を求められずにいました。ここで、可能であれば少しずつでもコミュニケーションをとっておくのが良かったのですが、まあ、そこまで気が回るものでもありません。とりあえず最小限の情報として、ここがどこであるか(救急病院である)と家族がそのうち来てくれる(母と弟がいました)事だけ聞かされて、その後すぐ眠りに落ちたはずです。意識を保っているのも面倒でしたし、かなり眠っていたのになお眠りが足りないように感じておりました。看護師さんは他にも多くの業務を抱えているようで、ずっと付き合ってもらうのも失礼な気がしましたし、そんでなくとも内心上は、「何か面倒をかけたよな」という思いでいっぱいで、だったら眠って忘れてしまいたい、という事だったのでしょう。とりあえず目についた窓の外が暗くて、もう夜でもありましたし、ここは大人しくしておこう、考えるのも面倒だ、という思いに逆らえず、その日も眠ってしまったはずです。基本的に、この時点でもう少しろれつが回っていたら、そしてそもそもが話下手でなければ、余計な気苦労は無かったに違いありません。看護してくれる方も話がしやすい方が良いには決まっています。でも外見の悪さと生来の性格の悪さはにじみ出てしまうモノです。気をつけましょう。いつどのように人の手を煩わすかはわかりません。してもらうことを当然だと思っては嫌われますよ。気にしすぎるのも水臭いとは思いますが、そこは公共機関。折り目正しく誠実に、という事で。ああ、自分で言ってて蕁麻疹が。でもそれで、救急車を呼ぶのもな。その後の救急病院での入院生活は、憶えてない事も多いのですが、記憶にある範囲で、また次回。

現在の自分に繋がるリハビリは、地元の別の病院に転院して行いました。そこにはリハビリ病棟が当時ありましたので。救急車で運ばれたところでそのままリハビリしてもらえるわけでもないようです。色々あって、安心して入院できる環境でもなかったし。

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