リハビリ内容
リハビリ入院を終えても、動けるようになっているとは限りません。一度失くした機能は、維持するだけでも大変なものです。かく言う私も、一回行かないと、リハビリは貯めるわけにはいかないので、取り戻そうとして無理をすることもできない。でも行かない週の身体の動きは確かに悪くなっている。なお私は、麻痺そのものは快方には向かわないものの、周辺の筋肉を鍛えることで、動きを円滑にすることを旨としています。
さて、リハビリ入院していた病院を追われて(別に追放されたわけでは無い筈だけど、入院期間の限界は迎えたらしい)、自宅に戻った私は、ケアマネさんの紹介で、ケアマネさんが所属している事務所の提携先であるらしい(正確に聞いたことが無いんです。まあそんなものだと思っていました。)開所間もないリハビリ施設で、身体機能の回復を目指して、追加のリハビリを行う運びとなりました。毎週一回水曜日。丸一日をその施設で過ごす運びとなったのですが、そもそもが人見知りな田舎熊。人間が怖いわリハビリも怖いわ。いったいここで何が行われるのでしょうと震えていたものです。別の曜日に1人、私より若いものもいるとの事でしたが、当時まだ50になったぐらいの若輩者でございます。対して迎える他の利用者は、皆60代以上の御年配の方ばかり。失礼ながら話が通じるのかすら覚束ない状態でありました。まさに借りてきた豚猫。ほとんどぐうの音も出ない状況でありましたが、そこは入院生活数カ月を過ごしてきた半高齢者。なんとか卑屈にならずに話が出来るぐらいのスキルは身についておりました。その辺くらいはクリアできませんと、リハビリなんてできませんや。その施設では、要介護度に応じて週何回か利用できるとの話でしたが、その頃はまだ歩くことが覚束ない状態でしたから、まず歩くための素地づくりがしたいと思っていましたので、歩くために必要な筋力の底上げを目途とすることを施設のリハビリの先生と話し合いました。そこで決まったリハビリメニューは、まず午前中は朝8時半ころ迎えが来て午後4時までの時間。その間に午前中で軽い機械を使った運動と入浴、施設独自(とはいっても、一部で有名なリハビリ指導のDVDを使った)の軽体操。
昼食を頂いて、1時間ほどのお昼寝タイム。午後は先生の手による整体と、歩行訓練を行って、その後親睦のカラオケタイム。そして午後3時半からリハビリ指導のDVDの別バージョンを使った軽体操、その後に自宅に送ってもらう流れ。運動を行うかどうかはその日の体調次第で、まあお茶も出してもらえるし、有償で清涼飲料も数種類頂ける。まあはじめの内は人見知りもありそんな自由に動けませんでしたが、私以上に動けない方も多く、とは言え私が利用する水曜日は人数が当時一番少なく、利用者は多くても15人程度。先輩にあたる方々も、人当たりが良い方ばかりで助かりました。勿論こわもての方も。女性(まあ、みんなお姉さまですわな。)もいらっしゃいました。野郎よりも多く、だいたい3対5くらいの割合で。当然少数派は立場は弱い。でも何か言われるわけでもないので、とりあえずは波風立てないよう。体操時は声を出すことを第一義としてそこでの時間を、今に至るに続けています。もう8年か。身体が動かないのはあまり変わらないのですが、とにかく動くこと、周囲に悪い影響が出ないよう元気に明るくをもっとうに(もちろん、鼻につかないようにね。相手にもよるでしょうが、そこは謙虚を心がけて)生活するようにしております。周りが年上の方ばかり(リハビリが目途です。老人施設ではないんですが、どうしても、ね。)なのでその辺を心がけるのは実は難しい事ではありません。何事も経験ですよ。同じ利用者の方には様々な経歴を持つ方がいらして、お話を聞くだけでも面白いものです。まあ対応に苦慮する方もそれなりにはいらっしゃいましたが、基本的にはこんな若いのにリハビリに来なければならない自分の方が阿呆ではありませんか。その事を忘れなければ他所様に対して偉ぶる事なんてできませんよ。下手に出るまでの事はでも無かったですね。みな普通のお人です。別にそれが幸運だったわけでは無い、と思っています。まあでも8年も同じところに行っていると、気分はもう牢名主ですね。最近は率先して朝の軽運動から動くようにしています。周りの方も良く運動してくださるようになった来てますが、オーバーペースだけは気をつけるよう口を酸っぱく言っているものですから、気を遣いすぎると言われていますが、そのぐらいなら、怪我をする人がいないのなら、それでいいと思っています。何年かの間には年齢によるものばかりでなくケガで施設に来れなくなる人もいましたので。どうしても長続きする事ではないんです、リハビリって。出来るようになるより出来なくならないようにすることも大事なリハビリです。立てなくなった人間にとっては、立つための筋肉を維持することも大事です。急激に、例えば私なら麻痺がなくなることは無いようです。でも少しずつ体が慣れてくることもある。軽機械運動と言っても甘く見ては怪我をするもとにはなりえる。準備運動も大事ですよ。私は基本的に数種類ある機会を順繰りに数種類、強度はほぼ最大にして行っています。それですら足を痛めることもある。体調によっては前回できたことが出来ない事もある。それもまた経験だし、施設の職員さんの指摘を受けることもある。私よりも年齢が上の方は数名ですが、素直に指摘を受けることも大事。経験に基づいていってくださってるんだし、場合によって、気づかなかっただけで実は恥ずかしい事だったという事もある。意地悪で言っているわけでは無いです。気になることを言ってくれているので、素直に指摘は受け入れることです。そういえば、色々と恥ずかしいことしてたな。その他、施設の利用にあたって気をつけている事などを後日。
リハビリって何になるんだろう、と思わずに、やってみましょう。無理は当然駄目ですが、筋肉はつけても悪い事って、お腹がすきやすくなるぐらいですよ。後は指導してくださる人の意見をよく聞きましょう。判らなければ、聞いてみる事です。面倒くさいというだけの理由は、自分のために(人によっては、家族のためにも)なりませんよ。




