表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
帝国皇女の憂鬱(前世の夫の生まれ変わりを捕まえろ)  作者: @000-ooo


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/54

36.第5夫人イルメラの生まれ変わり、マルレーヌ(平民)

 特使一行による近隣5か国の訪問から、半年ほどがたった。今日は10月1日、皇女殿下の誕生日である。エルネスティーネは8歳になった。前世の夫と妻たちを探し始めてからもう3年が経った。その間に見つかったのは、


正妻、レムの生まれ変わり、エルネスティーネ帝国皇女

第2夫人、ミリーの生まれ変わり、ヘレーネ子爵令嬢

第3夫人、セリーナの生まれ変わり、フランツィスカ伯爵令嬢

第4夫人、オリーヌの生まれ変わり、アロイジア男爵令嬢(ズウォレタット王国)

第8夫人、カロリーネの生まれ変わり、マリア伯爵令嬢(元は男爵令嬢)

第10夫人、リンダの生まれ変わり、マヤ、(孤児)

である。


 まだ見つかっていないのは

夫、ライム、10月1日生まれ

第5夫人、イルメラ、8月7日生まれ

第6夫人、アデナ、7月7日生まれ

第7夫人、カーチャ、1月20日生まれ

第9夫人、アニカ、2月3日生まれ

である。


 最初は、セルフホーフェン商会を通じて情報収集を図っていたが、その後は女の奴隷を買って、冒険者登録をして、その奴隷冒険者から情報収取を図った。そして、その後は、近隣国に奴隷に任せた店をいくつか作った。最近は奴隷冒険者の数を増やしたり、奴隷に任せた店も帝国内や、近隣国でも王都以外の都市にも作たりしている。皇女殿下の情報収取能力は格段に上がっている。


 そんなある日シャルルランス王国の店を訪れた皇女殿下に店員が、

「この木彫りの男性人形を買ったお客さんが、会いたいと言ってきたのですが、どうしますか。年は皇女殿下と同じ8歳とのことです」

これを聞いた皇女殿下は

「すぐに会いたい」

ということで、その客のところへ連れて行ってもらった。


 王都内ということで、歩いて行くことになった。皇女殿下の店から15分ほど歩いて行くと、小さな食堂のようである。そこの娘さん名前はマルレーヌさんとのこと。店に入って

「マルレーヌさんに会いたいのですが」

と言うと、店の主人が1人の娘さんを連れてきた。

前世のことを話していいのかかわらなかったので黙っていると

「平民のお店のオーナーですか」

「はい、私は、オーナーのエルネスティーネです」

「あの木彫りの人形はどのような経路で仕入れられたのですか」

「私が作りました」

「あなたが作られたということは、誰かに似せて作られたのですか」

「ああーもうじれったい。あなた前世のライムの妻でしょう」

「やっぱり、私は前世のライムの妻、第5夫人イルメラ生まれ変わりです。今はこの店の娘のマルレーヌです。あなたは誰ですか」

「私は、前世のライムの正妻レムの生まれ変わり、今はルネスティーネ・ブルヘンハイム、帝国の第一皇女です」

「帝国の皇女殿下でしたか。失礼をお詫びします」

「気にしなくていいわ。前世のライムとその妻たちを探しているの。会えてうれしかった」

そう言って、二人は手を取り合った。


「ところで、マルレーヌは前世の記憶を親に話した?」

「少しは話した。全部ではない。全部話したら気がおかしくなったと思われるから」

「どうして」

「だって、そんなこと誰も信じないと思ったから。でも、少しは話さないと、この店が潰れてしまうから。お父ちゃんあんまり経営がうまくなくて。この店あまり流行らないの。それで前世で作っていた料理を少し出すようにしたの。それで、何とかやっているわ」

「お金が必要なら言ってね。金貨1000枚ぐらいなら今でも持っている」

「やめて、そんな金持っていたら、強盗に入られる」


「今、私がしているのは、ライムとその妻たちの転生者を探すこと。いま、マルレーヌを入れて7人見つけた。見つかっていないのはあと4人。そして、これから話す私の計画に協力してほしいの。頼めるかな」

「私にできることなら協力するわ。だって皇女殿下なのでしょ。私たちへ平民はにらまれただけで、終わりだもの」

「そんなことはしないわよ。私たちは同志だもの、あのネンネリ広場で、来世もライムの妻になれますようにって祈ったんだもの」

「そうね、あの時祈ったのよね。だから神様が転生させてくれたのよね」


 その後、皇女殿下はマルレーヌに皇女殿下の計画を語った。そして協力を取り付けた。また、平民のお店ついてはマルレーヌに任せることにした。また、当面の軍資金として金貨100枚とマジックバッグを渡した。そして、マルレーヌの父親に挨拶して、平民のお店の経営をマルレーヌに任せること、その代わり良質な油を提供することを約束した。「良質な油が得られれば、揚げ物料理が提供できるので、料理の幅が広がり、店が繁盛する」というマルレーヌの要望に沿ったためである。


 次の日、皇女殿下は再度平民のお店に転移して、そこからマルレーヌの店に行き、マルレーヌを平民のお店に連れて行くと言って連れだして、そこから帝都の伯爵邸に転移した。そして、これまで見つかった転生者にマルレーヌを紹介した。みんなは抱き合って再会を喜んだ。


 こうして、6人目を見つけた訳である。皇女殿下を入れると7に人である。あと4人、まだ、先は続く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ