第五十二話
小夜は、早めに寝たからか、朝には微熱が治っていたらしい。
ふたり肩を並べて、学校に登校する。
雪が降っているからか、ふたりとも早足だ。
そんなときでも、小夜はおれに話しかける。
その声も、歩く速度に釣られて少し早口のような気がした。
「そういえば今日懇談だ〜、めんどくさーい。」
そう言いながらも、小夜は明るく振る舞っている。
その態度が演技なのか、はたまた本心なのか。
それさえ、おれにはわからなくなっていた。
「確かに、面倒だよな」
そう返したものの、おれのそれはなんだか違う面倒さのような気がする。
珍しく、本心から返せた言葉。
「あ、友達見つけたっ!ちょっと行ってくる!…じゃあ、また昼休みね!」
珍しい、と思いながらも、返事を返そうとした。
だが、おれが何かを言う前に、小夜は友達の方へ走り去ってしまった。
1日なら開放感しか感じられないが、2、3日続くとなると、少し寂しく感じてしまう。
小夜がいなくてせいせいした、とかならわかるが、寂しさを感じる理由が、おれにはわからなかった。
ふと、そういえば、昨日相談できなかったな、と思い出す。
なんとなく、楽しくなくなりそうだったから。
家に帰ったら、夜半に聞こう。
そこで、考えることをやめた。
それ以上は、頭が回らなかった。
短いって?しゃあないやん。こうなったもんはこうなったんだからw
それはさておきおめでとうエイプリルフールに誕生日の夜半くん
うっかり本名で呼びかけたのは内緒です




