第四十八話
「楽しみね!」
明るく笑う母さん。
「楽しみだね」
ふわり、と微笑む小夜。
その顔が、おれの中でぴたり、と一致する。
今の母さんは、いや小夜か?
このふたりは、顔を見なければ区別がつかないほど似ていた。
似すぎていた。
「そういえば、今日懇談ある?私は明日なんだけど」
その声で、今日が懇談であることを思い出す。
「ある。ちなみにおれは前半組だから今日は一緒には帰れない」
ごめんな、と謝る声が、まるでおれのものではないかのように聞こえた。
嘘じゃないか、確認するかのように小夜がおれの瞳を覗き込む。
小夜のな瞳に、おれの濁った瞳が映る。
「そっかぁ…残念、」
残念、という小夜の顔は悲しそう、というよりも苦しそうだった。
そんな、小夜の顔を見ているとこちらまで苦しくなってしまって、話を違和感のない程度に逸らす。
「そういや、小夜はいつなんだ?」
「私は明日の後半だよ!だから明日は一緒に帰ろうね!」
予想通り、一緒に帰れる時間を選んでいた小夜。
先程までの苦しそうな顔色は伺えない。
それだけで、少し安心できた。
「そうだな。さて小夜、今日はなんと3冊だ。流石にそれ以上は厳しかった。というわけで、選ぶか?」
小夜がご機嫌に頷く。
今日の小夜は何を選ぶんだろうな、と思いながら、小夜と肩を並べて、同じくらいの速度で歩いた。
「まずこれ!私が好きな作家さんの新入荷のやつでしょー、」
うーん、あと2冊どうしよ、と悩む小夜。
その間に、おれもちょうど近くの棚にあった本を手に取る。
自分の好きだった本。
借りるか悩んでいるとき、小夜が話しかけてきた。
「その本、好きだねえ…借りるの?」
少しだけ頷くと、小夜は、いいね、と返してくれた。
じゃああと1冊か〜、と考えている小夜が、なんだか料理中の母さんのように見えた。
そんな思いが気のせいだと信じて、小夜の背を追う。
その背には、もう追いつけないような気がした。
もうなんか適当になりつつありますね。w
皆様ハッピーバレンタイン!1月からお送りしております〜!w
定期前なのと他の物語と同時進行している都合でめちゃくちゃ雑!w
さっさと完結させてリメイク&短編で遊びたい。
はいというわけで定期テスト残り10日前の如月がお送りしました〜!
Thank you for watcing!
seeyou!




