第二十二話
寂れた街に、ふたりだけが残る。
ひとりはこの部屋の主。全員がこの部屋を出るまで帰れない、可哀想な奴。静かにもうひとりが帰るのを待っている。
もうひとりは、他の皆がいなくなるのを待っていた奴。
片方がやがて、静かに話し出す。
『なあ、議長さんよぉ。お前さんだってわかってんだろ?あいつ…小夜だっけか、が危険なことくらい。』
議長と呼ばれた男は、それに応えるように話し出す。
『確かにそうですね。けれど付き合いたくない、そして小夜さんに対して嫌悪感を抱いている、というのもまた事実です』
どちらがどちらの声か、区別のつかないうちにどちらかが話し出す。
『まあそりゃそうだけどよー、でもこいつの小夜嫌いの勢いは留まることなんか知らないし、何より学校嫌いが再発したらこいつ終わるぜ?今のうちにとっとと付き合って、あいつが近づくタイミングを減らした方がこいつにとっても楽なんじゃねーの。』
それを、議長と謎の捻くれ者の会話を聞いて、初めてわかった。
おれが小夜に抱いている感情と、ついさっきまで名前がつかなかった感覚の名前。
学校に行きたくなかった理由も、何もかも。
やっと理解した。いや、理解させられた。
無意識に避けていた、決して触れてはいけないとしていたもの。
自分の感情と禁忌。その2つが水だとすると、ダムに溜めていたその水たちが、洪水の如く、一気に溢れ出した。
おれが嫌だったのは、真に避けようとしていたのは、小夜じゃなかったんだ。
おれが本当に避けたかったのは__
昨日。今日0時に予約投稿したはずの分をミスで投稿したためこの時間に投稿です。
今日朝に叫びましたよね。発狂。
進まぬ他作(ただしポエムを除く)
ポエムがランクインしたらしいですよ?そりゃね。競合相手少ないから。
おめでとうと言われると複雑に…
今回も見てくださった皆様ありがとうございます。
これからも毎日投稿だけは頑張ります。
応援していただけたら幸いです!




