表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/18

武器デビュー!


「不倫夫もやっつける⁈」


皆の注目がコウレイジャーから不倫一同に移る


彼らはさっきまで大声で揉めていたのだから仕方がない



「必殺!エイジレス!」


我らがどピンク!


「…?」(みんな)


肉体が20歳になるという、「エイジレス」は、

全身タイツ越しにはよく分からなかった


ハマグレーも?みたいな感じで動きを止める


しかし


しかしだ!


その場にいた男子一同はどピンクが“なんとなく違う”ことを敏感に感じ取った


「なんか…いい…?」


どピンクから、さっきまでの年配女子とは違う、なんかこう、

フェロモンみたいなものが漂ってる…気がする…!

オーラが、オーラが違うんだよね!


「マジこういう時は敏感だよな!男子!」


こまちちゃんはうっかり口に出しつつ、隣の売れない漫画家さんを見る


案の定、デレっとした顔をしていた


「キャッツア⚪︎…みたいだぁ」

(アレは全身タイツではなくレオタードだけど)

アニメを新旧カバーしているオタクらしいつぶやきだネ


こまちちゃん、なんとなくムカついて売れない漫画家さんの腕を小突いた


「え?」

イキナリ小突かれたことよりも、若い女子に接触できたことの喜びが何百倍も上回って動悸息切れ眩暈がし始める売れない漫画家さん


「べ、別に嫉妬しているわけじゃないんだからね!」

こまちちゃんのご褒美にも等しいツンデレ発言が、彼を気絶寸前まで追い込んだ


後に、売れない漫画家さんはオタク仲間たちに素敵体験として語り継ぐことになるのだが、

それはまた別の話…


さて、


どピンクがエイジレスを発動したとて、


ハマグレーはなんのダメージもなかった


「さてはオスね?」


オスより先にハマグリやん、というみんなの気持ちが高まる


浮気夫はというと、浮気するだけあって、

目の前のどピンク(ヤング)に夢中だった


オヤジ笑いでニヤニヤしながらめっちゃ見ている 


「アナタ、こんな時に!」

「私がいるでしょう…?」


「そんなバカを選んだアンタらが悪い!」とどピンクは言った


「あ、私の必殺技効かなかったから、あとは半蔵さんお願いねー」

「え、オレ?」

半蔵さんはそろそろ順番だろうと分かっていたが少し慌てる

「えっと必殺技は…」


この間、どピンクは、ハマグレーのことは早々に諦め、不倫一同に向き合った


「そこのおっさん!

女房1人も幸せにできないのに他の女になんか手を出すんじゃないわよ!」


声も若くなっているどピンク


「いい声だなぁ」

秀治さんはちょっと感心した


「子供もいるんでしょ?

親として恥ずかしくないの⁈

不倫は家族みんなを泣かせることになるって考えられないの⁈」


「そんなつもりは…」


「じゃあどんなつもりやねん!」


怒りのあまり5歳の頃まで住んでいて記憶の彼方にしか存在していない関西弁が飛び出してくる


妻は、自分以外の人が怒ってくれて嬉しそうだった


「よし、必殺技思い出したぞ!(最近記憶力低下がヤバい)

必要!怪力!」


半蔵さんが4人のうち唯一使えそうな必殺技を繰り出すが、


なにせ60歳の力が2.5倍になるだけなので、


ちょっと頑張ってパンチしても巨大なハマグレーにはあんまり効かなかった


「ヤベェ」


気を取り直したハマグレーが、ゴロゴロ転がりながらホテルの調度品を壊しまくっている


「こうなったら仕方ありません、コレを!」


見かねたイケおじが新たな武器を4人に渡した!クリスマスにはオモチャになるかもしれないからコウレイジャーコーナーを要チェックだぞ!


「肩たたき?」みたいな“コスモボンバー”

「孫の手?」みたいな“ギャラクシークロウ”

「老眼鏡?」みたいな“ライトニンググラス”

「ゲートボールのやつ?」みたいな“ファイナルエンドゲィト”


4人は適当に取り適当にいじり倒す


「どーやんのコレ」


不用意に武器をイケおじに向ける三郎


「人様に向けない!(プンプン)


いいですか、敵に向けて黄色のボタンを押すだけです!」


高齢者仕様の親切設計だった



どーん


新しいものは説明書も読まずにすぐに使いたがるタイプの赤の半蔵さんが、“コスモボンバー”をハマグレーにぶっ放す


ハマグレーは5メートルほど吹っ飛んで、

ピシッ

っと殻にヒビが入った


「やった!」


「スッゲェ!」


青の秀治さんは(少し慎重)に“ギャラクシークロウ”で敵を切る


ビギビキビキ!


ヒビがさらに大きくなった


「よし、オレも!」

黄色の三郎さんが“ファイナルエンドゲィト”をハマグレーの上の方から振り下ろした


バキバキっと殻が割れる音がしたが、


しかしハマグレーはすばやく端まで逃げて、

体勢を立て直す


「なんと…結構やったと思ったが…!このレベルのスキーマーなら、もう倒れてもいいはずだ」

イケおじは驚いた

アップルウォッ⚪︎風の通信機?には、

スキーマーレベル3、と出ている


マックスレベルは、と売れない漫画家さんが聞くと、

「150」

と答えてみんなを絶望の淵に叩き落とした


「ちなみに、一度使用した武器はあと2時間は使用できません!」


「縛りプレイ厳しい!」


「えー、ダメージが足りないの…⁈

それなら私が…」


どピンクの梨乃さんが“ライトニンググラス”を使ってみようとしていた時、


難しい顔をしていた妻の良子が

「まって」

と止めた


「もしかして…アレは…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ