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あなたに幸せな人生を  作者: はるのひざし
第二章:幼児からはじめる成長期?

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9/16

お約束




家で過ごす中で気づいたことがある。

はじめは、日中ベビーベッドに幼児を1人にすることに驚いていたが、私が排泄したり泣いたりとアクションを起こすとどこからともなく人が現れてお世話をしてくれていた。


両親の会話を聞く限り、どうやらハウスメイド型精霊と呼ばれる存在とのこと。


ちなみに、お世話されている時どうもこの精霊さんから何か言いたげな視線を感じることが多いんだよな。

でも、いつもそこにいるわけじゃないしあまり気にしなくていいだろう。



そういうわけで、私には1人の時間がたっぷりあるわけだ。

ここ数日の観察の結果、おそらくあれを試してみても大丈夫だと判断した。




前世の記憶を思い出したからにはまずやるべきことがある。

女神は、転生するのはどんな世界かと聞いた時に私がハマっていた異世界転生小説みたいな世界ですよ、と言っていたんだ。

間違いなくできるだろう。



そう、幼児期からといえば魔力循環!

今からできたら大人になる頃には空も飛べるぐらい魔力が増えるかもしれない!

期待に胸が膨らむ。



実は魔法が使えるって聞いた時から内心ワクワクが止まらなかったんだ。

でも、魔力循環ってどうやってするんだろ。

あ、でもその前に手のひらを天井に向けて……







「あうあうーあうーあうあー!(集え、熱禍の灯火――顕現せよ、ファイヤ!)」



「……………」








これぞ様式美。

まぁ、流石にでないか。

わかっていたけれどちょっと恥ずかしい。

一人もじもじしていると、視線を感じた。
















「あらあら、可愛らしい遊びね〜」

「そうだね、ジェシー」




み、みられてた!

誰もいないのを確認したはずなのに2人共いつからいたんだ!?

ダメだ...魔法が使えるかもしれないという期待のあまり、夢中になりすぎて気づかなかった。



「きゃいー(恥ずかしい)」


せめてもの抵抗で目を隠す。



「きゃー!何あのポーズ可愛すぎるわ!ほら、ジーク、あなたもみて!」

「あぁ、私達の子はなんて愛らしいんだろうね」

「でも、そろそろお昼寝の時間ね」

「おっと、そんな時間か」



そうか、そんなに時間が経っていたのか。

両親が私のいるベビーベッドまで近づいてきて、そっと頭を撫でる。



「おやすみアルト、良い夢を」

「おやすみなさいアルト、良い夢を」



そうして両親は部屋から出て行った。




さて、改めて1人になったことだし真面目に取り組むとしよう。











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