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あなたに幸せな人生を  作者: はるのひざし
第一章:はじまり

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はじめまして...?



「あの...大丈夫ですか?」



【大丈夫です!すみません!!!】



そうは言っても涙がとまっていないんだが...!?



おろおろする私をみて少し落ち着いたのか、瞬きをした一瞬で涙が消えていた。



【失礼しました】



そう言って傍に手を翳すと、テーブルと椅子が現れる。


突然のことに驚いていると、



【紅茶でも飲みながらお話ししましょうか】



また瞬きの間に、テーブルには湯気の立つカップとクッキーがのったお皿が...。



...うん、驚かないぞ。




座るよう促され、反対側の椅子に腰を下ろし、香りに誘われるまま一口紅茶をいただいた。



「美味しい...」



思わずそう呟くと、目の前から鈴を転がすような笑い声が聞こえた。



【それはなによりです】



そうして一息ついたところで、あらためて目の前の人?を見る。



瞳は宝石を嵌め込んだかのように輝き、肌は雪のように白く透き通っていて、光と共に真っ白ななにかを身に纏い、頭上には光り輝く輪っかが存在する。



その現実離れした姿は、見るもの全てを魅了してしまうだろう。

だが、いかんせんあの表情を見た後だ。


感動は薄い。



おそらくそれが表情に出ていたんだろう。



【どうかされましたか?】



にっこりと微笑みながら問いかけられた。


なんだか凄味がある...。

突っ込まない方が身のためかもしれない。



そう思った私は、問いかけに首を横に振り尋ねた。



「あなた様は一体?」 


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