1/16
目覚め
目を開けるとそこにはただただひろい、陽の光が反射してきらきらとひかる海が広がっていた。
その煌めきになんとなく、導かれるようにして私はそっと足を動かす。
風は感じない、音も聞こえない。
まるで時が止まっているかのように。
そう思っていたけれど、何処からともなくほんのり光る玉のようなものが風をまといながら私の周りを飛び回る。
追い越しては戻ってきて私の周りで遊んでいるようだ。
微笑ましく思いながらまたさらに歩く。
気づけば光はどこかへと行ってしまった。
どれだけ進んでも景色は変わらなくて、一度立ち止まる。
ふと足元をみると、海の上を歩いていた。
どうりで水の冷たさを感じないわけだ。
どうして気がつかなかったのか、とも思ったが、何故か疑問に思うことはなかった。
そうしてまた歩いているうちにぼんやりとなにかのシルエットをみつけた。
おそらく、私をよんでいるものだろう。
はっきりと輪郭がわかるようになると、それはこちらに振り向いてこういった。
【はじめまして、____さん】
その顔を涙でぐしゃぐしゃに濡らしながら、、、!?
え、、一体どういうこと!?
はじめまして。
ご一読ありがとうございます!




