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あなたに幸せな人生を  作者: はるのひざし
第二章:幼児からはじめる成長期?

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11/16

はじめの、





とりあえず気になることは後回しにしよう。

まずは目の前の問題からだ。



光に促されるまま、もう一度意識を集中させる。


ーー瞳を瞑って驚いた。さっきはあれほど何も感じなかったのに、スキルのおかげかすんなりと魔力を感じることができるようになっている。




そしてこれを巡らせるのだが、これまた思うようにはいかない。

試しに流そうとしてみるが、ピリピリとした痛みが身体を走る。



「うぎゃああ!(痛い!)」



それもそうか、成長すら始まっていない回路に無理やり魔力を通すのだから。



〔赤ちゃんなんだから無理に流したら壊れちゃうよ、優しくね〕



光の言葉にぐっと気を引き締める。

そうだ、焦っちゃいけない。




やり方を変えてみよう。

流し込もうとするのではなく、じわじわと染み込ませていくのはどうだろうか。


痛みを感じない程度に薄く、優しく、回路を染めていくイメージで。



すると、さっきまであれほど滞っていた魔力が嘘のように私の身体の奥へと染み渡り始めた。

なんだか身体がポカポカしてきた気がする。



〔そうそう、その調子!〕



光が喜びを表すように大きく瞬いた。

それに後押しされるようにより一層励む。



少しずつ魔力の量を増やしながら身体の隅々まで行き渡らせていく。



そうして、魔力回路の確立と、魔力が流れる感覚を得られたその時ーー





[スキル:魔力操作を取得しました]





あの無機質な音声が頭の中で流れた。


それを聞いた瞬間、張り詰めていた緊張の糸が、ぷつりと切れた。



(あ...ダメだ...)



この小さな身体は限界だったようで、反動で強烈な睡魔が襲ってくる。




〔よく頑張ったね、ゆっくりおやすみ〕



もう瞼は開けられない。

私は達成感と共に深い眠りに落ちていった。













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