第十五話 ダーラナホース
ショッピングも終わり、二人と別れた後、電車に乗り最寄り駅に着いた。
そのしばらく後、地図を見て悩んでいる外国人の女性を見かけた。
少しキョロキョロして、地図を見てを繰り返している。
そして、周りを見て、何かを探しているようだ。
どうやら、道に迷っているのかもしれない。
そこで私は自転車を止め、少し周りを見渡した。
困っているその女性を助けるような人がいないのかを確認するために。
そして、少し遠くまで見渡しても、周りに人はいない。
………。
私は、普段自分の隣に座っているいる自信に満ちている彼を思い出す。
自分と同じ高校生でありながら、積極的に話しかけていた彼を。
少しサドルを深く握り、その女性に声をかけてみた。
「|Do you need some help? 《助けはいりますか》」
「Oh!|That would be great!《助かったわ》|I'm a bit lost.《ちょっと道に迷ってしまってね》 |Could you tell me how to get to this shrine?《この神社の行き方教えてくれない》」
そう言って地図で女性が差した寺はここから近くにある寺だった。
なので私は自転車から降りて、女性に言った。
「|The temple is close to here, so I'll show you the way myself.《その寺はここから近くにあるからそのまま案内しますね》|Please follow me.《ついてきてください》」
「|What a sweet girl!《なんて親切な子なの》|Thank you so much, you are a lifesaver!《とってもありがとう、命の恩人だわ》|Are you sure it's okay?《でも大丈夫?》|I don't want to ruin your plans.《あなたの予定を邪魔したくないのだけれど》」
「|Not a problem.《全く問題ないです》|I don't have any plans after this.《このあと予定なんてないですし》|By the way, can I talk to you something?《ところで何か話しかけてもいいですか》|I'm learning English, and I want to practice.《英語勉強中で、練習したいので》」
「Of course.|I’d love to chat with you.《ぜひあなたとお話ししたいわ》|Let’s talk!《話しましょ》」
「|Where are you from?《どこから来られたんですか》」
「|I'm from Sweden.《スウェーデンから来たわ》|Have you heard of it?《聞いたことある》」
「Sweden!I know.|It's surrounded by mountains!《あの、山に囲まれている》」
「|Yes, exactly!《その通り》」
「|By the way why did you come to japan?《ところでどうして日本に来られたんですか》」
「|I enjoy Japanese beautiful nature and traditional culture.《日本の美しい景色と伝統的な文化を楽しんでいるよ》|This is my third time visiting Japan.《これで3回目の訪日だわ》|Then, do you know something about the shrine?《ところで神社のことについて何か知らない》|I know a little about it trough the pamphlet《パンフレットに書いてある少しのことしか知らないのよ》」
神社のことについて尋ねられた。小学生の頃の総合で少しだけ調べた知識だけどーーー
「Umm...|You can wash your money to raise your money fortune there.《そこで金運を上げるために自分のお金を洗えます》|In Japan, people believe sacred water wash away bad something eetto... uncleanness.《日本では、神聖な水は悪い何かええっと……不浄を払うと信じられています》|We use it in various ways such as to drink, to offer and wash something.《飲んだり、ささげたり、何かを洗ったりするのに使っています》」
「Oh, wow...|That is absolutely beautiful!《なんて素晴らしいのかしら》|'Uncleanness'... yes, purifying the mind and soul with water.《不浄…ええ、水を使って体と心を清めるのね》|It's such a profound culture.《本当に深い文化だわ》」
「Look!|The shrine is there.《神社はあそこですよ》」
「|Thank you for your help.《助かったわ》」
「|You're welcome.《どういたしまして》|I'm glad I could help you.《お役に立ててよかったです》」
押していた自転車を止め、鳥居の前で女性は私に向き直った。
彼女は優しく微笑んでスマートフォンを取り出した。
「|Your English was very good!《英語、とっても上手だったわよ》|If you don't mind, can we take a picture together?《もしよかったら、一緒に写真を撮らない》|And can you exchange our contacts?《連絡先を交換しないかしら》」
「Of course!」
神社を背景にツーショット写真を撮り、連絡先を交換した。
「|Have a good trip!《良い旅を》」
「|Thank you so much!《ありがとうね》|Here’s a little Dala Horse for you—it’s a Swedish luck charm.《これスウェーデンの幸運のお守りのダーナラホース》|Hope it brings you as much happiness as you gave me on this trip!《あなたが私にくれたのと同じぐらいの幸運があなたにもありますように》
そう言って、女性は私に小さな赤い馬のお守りを渡してくれた。
「Wow.Thank you.」
「|If you have time to visit Sweden, please contact me.《もしスウェーデンに来ることがあったら連絡してね》Bye!《じゃあね》」
「Bye!」
そうして、女性を神社まで案内して別れた。
女性が神社の中に入っていくのを見た後、私は自転車のサドルを深く握り、前へ前へ漕ぎ進めた。
案外、話そうとしてみたら、話せるものだった。
今度、困っている観光客の人がいたら少し案内をしてみようかなと思える出来事だった。
英語の描写は結構大変。
【簡単に注意(''◇'')ゞ】
本文中の英語描写の私が話している英文は少し不自然な英語にしているので実際に喋る時や書くときは参考にしないでくださいね。
スウェーデン人は割と正確に書いたつもりだけど…。(不自然だったらごめんなさい)
あと、訳は少し適当に作っています。(物語の流れを損なわないように)




