第2話 結婚相手の中身と家柄
林 : キャバ嬢とかはどうよ?
宮島 : リン氏復活
松野 : なに、今度はキャバ嬢と付き合ってんの?
林 : 付き合ってないけど、いい子がいてさ。ちょっと妄想したときに、どうなんだろうと。
松野 : 本人が良いなら良いでしょ。
林 : そらそうなんだけど。
宮島 : 親に紹介は……しづらいかな?
松野 :でも芸能人って普通にホステスとかと結婚してるじゃん
林 : 芸能人はねー
宮島 : 特殊稼業
林 : 結婚式で司会はなんて言うのかな。「お二人の出会いは……」
宮島 : 「最初は金ヅルでしたが……」
松野 : 「飲み会で」とかじゃね
宮島 : 合コンだとそう言うよね
林 : 合コンは確かに飲み会だけど
宮島 : 「店員とお客さんの関係で……」かな?
林 : それだ。飲食店で出会ったと。
松野 : まあ、飲食店ではあるか。
宮島 : 結婚した夫婦の出会いのきっかけ、一位マッチングアプリ、二位友人・知人の紹介、三位職場の同僚・先輩・後輩、らしい。
林 : マッチングアプリは普通に言える?
松野 : 前に部下の結婚式行ったとき「マッチングアプリで出会い……」って普通に言ってたよ
宮島 : マッチングアプリはCMでもやってるし、自治体とか公的機関も運営してるからね
松野 : ていうか今は結婚式自体みんなやらないよ。だからこの間のも結構珍しがられてた
林 : でもちょっと不安じゃない? キャバ嬢って
松野 : キャバ嬢って言っても、一時期的にバイトしてるだけだろ。
宮島 : 普通の女性がそこでバイトしてるだけといえばそう
林:いや、世間体とかじゃなくてさ
宮島 : 金遣いね。
林 : そう。
松野 : それは人によるんじゃね
林 : でも金遣い荒らそうなイメージはあるでしょ
宮島 : メディアでそういう人がいっぱい出てくるからね。指名ナンバーワン、月収何千万とか
松野 : 金遣い荒い公務員もいるだろ。
林 : めっちゃキャバ嬢庇うやん
宮島 : まさか……
松野 : いや、嫁の友達で金遣い荒い人いるんだよ。
林 : 元キャバ嬢とかじゃなく?
松野 : 全然違う。むしろちょっと家柄厳しい系というか、裕福というか
林 : そっちか――
松野 : 豪遊してるキャバ嬢もいるかもしんないけど、だいたいは生活がきつくてとかでしょ。奨学金返すためとか。でも金持ちの子は普通に感覚違うからさ
宮島 : 生活は楽になるのでは。逆玉
松野 : でも、「旦那の稼ぎが少ないから……」的な感じよ、常に
林 : 絶対無理だわ
宮島 : 大変申し訳ございませんでした
松野 : お金のありがたみ分かってる人の方がいいでしょ。場合によっては、キャバ嬢の方がよっぽど分かってるかもよ。
宮島 : 確かに。
林 : その旦那さんは、なんでその人と結婚したのかね?
松野 : 旦那も結構稼ぎ良いっていうか、基本ちゃんとしてる人なんだよ。でも奥さんからしたら、それでも足りないんだろうね。子どもにも金かけたいっぽいし。自分がそうだったから。
宮島 : 年収一千万 僕ら「すごい!」 奥さん「少なすぎで草」
松野 : 金額までは知らないけど、まあそんな感じだね
林 : 絶対嫌だわ
松野 : もちろんあの奥さんにも良いところたくさんあると思うけど、俺だったらきついなと思った
林 : やっぱ美人なの?
松野 : すごい美人ってほどでもないけど、キレイな方にはなるのかな。でも俺らのちょい上だから、もう四十前とかだけど
宮島 : 顔か、金銭感覚か
林 : 金銭感覚かも……
松野 : いや、付き合ってる時に分かるでしょ、それも
林 : 付き合ってるときは普通でも、結婚したら「私こんな家に住みたい」とか「子どもには苦労かけたくなくて」とか、ブワーって出てくる可能性ない?
松野 : あるね
林 : あるんじゃん
松野 : 結婚したら変わるからね女は。出産するともう一回変わるし
宮島 : フリーザ
林 : やっぱ俺無理かも……
松野 : みんなそうだよ? パパ友とかに聞いても
林 : 松野パパ友とかいんの
宮島 : 問題ですね
松野 : いや、いるだろ。子どもの同級生の親とかと普通に知り合いになるだろ
林 : そういう社交性がな……
宮島 : インチキですよね……
松野 : なんでだよ
林 : そのパパ友たちも、みんなそうだって?
松野 : うん。いや、急に高級なものばっか望んでくるとかはないよ。奥さんたちもみんな働いてるし。そんな変な人はいない。
林 : じゃあなにが変わんのよ。
松野 : なにがって、具体的に言われるとあれだけど……まあ、彼女から奥さんになって、ママになるから、多少は変わるだろ。
林 : 出産すると変わるってのはよく聞くけど。
宮島 : 結局、普通が一番
林 : 奥さんとは、お金の感覚合ってた?
松野 : 合ってたかな。俺が金ないのも全然知ってたし。
宮島 : 大事なのは金銭感覚
林 : じゃあAV女優だったら?
宮島 : 最&高
松野 : 最&高
林 : 分かるけど、作品が残るのがちょっと……
宮島 : 気にはなりますね。
松野 : 気にはなりますね。
林 : シンクロ芸いいから。
松野 : でもまあ憧れですな
林 : 奥さんに報告しとくね
松野 : おい!
宮島 : 報告義務がね
松野 : ないだろ
林 : でもそんなに毎日させてくれたりしないのかな
松野 : 向こうは仕事だからな。家でも仕事しろってのは
宮島 : ミュージシャンに家でも歌ってくれというのと同じ?
林 : 芸人だったら毎日笑わせてくれとか。そう考えるときついか
松野 : こっちもそんなに身体持つかってのもあるけど
林 : そこはなんとかなるでしょ
宮島 : 相手次第
松野 : 全員最低だな
林 : 男同士のグループラインなんてそんなもんだろ
宮島 : 女同士のラインも凄そう
松野 : まあ、誰と結婚してもなんかしら気になることはあんじゃね。向こうも同じこと思ってるだろうし
宮島 : 深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ
林 : ふけぇ




