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n.06 精霊とか生産とか

「ふあぁ…」

 かれこれ二十時間ぐらいだろうか。

 絶賛石碑を監視中。

 暇なんですよ!

「ああ、暇だぁ…」

「まだ始まったばかり」

「そうだけどさぁ…」

 ちなみに、今回監視する際には五交代制で四時間ごとの交代としている。

 基本はウィスプ隊四部隊(一部隊16人に増えました)と私&ハツユキで五部隊。

 最初の一回を私達がやり、そのあとウィスプ四部隊でやってまた私たち。

 ちなみにウィスプのみんなは現在レベル上げ中。

「やることない?」

「模擬戦?」

「洒落にならないわよ。それに見てない間に治ったらどうするのよ」

 せめてこの近くにエネミーがいれば、監視しながらレベル上げとかできるんだけど。

 生憎、ユニークオブジェクトの近くにはエネミーが近寄れない。

「ねえ、ハツユキはここに来るまでどうしてたの?」

「ずっと真っ暗な空間にいた」

「何もしないで?」

「むしろ何もできなかった」

 封印されている間はそう言うモノなのか。

 本人は何百年も封印されていたと言っているけど、おそらくは千を超えるとみて間違いないな。

 中でも時間が流れていたのなら、相当な長寿か見た目が変わらない種族なんだね。

 天使も数百万年を生きるらしいからラミアも同じなのかな…?

「ミレニアの話も聞きたい」

「私の話か…そうだね」

 話すことと言えば、私が最初に目覚めた時からハツユキに会うまで、とくに何かあったわけじゃないんだけどね。

「いつか天使とか精霊に会いたい」

「そうだね、まあその時が来たらね」

 話しているうちに時間は30分ほど過ぎている。

 そろそろ何かアクションがあるといいんだけどなぁ。

「…ご都合主義」

「それは言っちゃダメ!」


 二時間後


 突然、石碑が淡い光を放ち始めた。

 近づいてみると、傷が少しずつ治っていくのが分かる。

 というわけで、魔力を見てみる。

 ちなみにこのスキルは〔識別魔力〕というモノで、以前のスキルオーブで入手したものだ。

 魔法の種類、質、階級、術者の名前や消費MP量、威力とか効果範囲を見たり。

 魔道具の効果や耐久性を見てみたり。

 物質に込められた魔力の量や属性や資質を見たり。

 まあ、魔力全体の効果を識別するわけだ。

 ちなみにこれ自体が魔法で、結構な量のMPを消費する。

「ふむ…組織系の魔法かな?属性は治、魔力の流れはないから、おそらくこれ自体が魔道具だね」

「何のために?」

「さあ?この石碑が壊れて封印が解かれるのが嫌だったのかもね」

 壊れてなくても封印解けちゃってるけどね。

 にしても、組織(つまり分子レベル)系統とは。いまならかなり高度な魔法だ。

 最上級魔法を超えた古代魔法ってところだね。プレイヤー側の基準で言うと、レベル130とかのレベルだ。

 ちなみに、どうしてそんな高度な魔法を識別できるかというと、成功率がMAGに影響するからだ。MAGだけは一級品の女王(Queen)だからね。

「古代魔法、レベル130クラスね…これはどうしようもないわ」

 今の段階では調べるのは無理だと判断し、取り敢えず今日は撤退する。

 最近会ってないから、キャンサーに会いに世界樹に戻ろうかな。


【フィールド:精霊都市 世界樹】


「あ、ミレニアさんだ」

「こんにちわー」

「ミレニアさんサインください!」

「え?うん、どうぞ」

「私もサインお願いします!」

「私も!」「わ、私も!」

 どうもミレニアです。

 世界樹に入った途端、精霊の子達が沢山集まってきました。

 どうやら有名人になっていたらしい。

「あ、はいはい順番にね」

 ………

 ……

 …

 感想、精霊はみんな小さいけど怖い。


「疲れた…」

「お疲れー」

「お疲れ様」

 本当に疲れた。

「リィナ、久しぶりだねー」

「うん、久しぶりー。キャンサーがいつもお世話になってるね」

「別に迷惑かけてないと思うんだけど…」

 リィナもキャンサーも元気いいなあ。

「その人がラミアさん?」

「うん?そうだよ」

 といって、取り敢えずハツユキの紹介に入る

「ラミアの真祖、ハツユキです。よろしく」

「私はキャンサー。十二精霊の星精霊だよ」

「私はリィナ。世界樹の守護精霊で樹精霊です」

 お互い自己紹介をしたところで、別行動中に何があったかを話し合う。

 こちらとしては、ハツユキが仲間になりウィスプが仲間になり、あとは山岳で遊んだり。

 キャンサーの方は、色々と雑務をしたり精霊内部の問題を対処したりしてたと。

 リィナが何か言おうとしてキャンサーに口を塞がれていたところがあったけど、何を言いたかったんだか。

 それと、重要なのは他の精霊と連絡ができたということか。

 現在連絡が取れたのは、雷森林の『電動(Conduit)』、時次元の『次元(Free)』、陽月殿の『衛星(Satellite)』の精霊たちだ。

 そこからさらに連絡を繋げてくれるはずなので、おそらく近いうちに全ての精霊に連絡が行くだろう。

 それまでにこちらも準備をしないとね。

「あと、リーグ様が一度顔を出してほしいって言ってたよ」

「じゃあ今から会える?」

「大丈夫だよ」


【特殊フィールド:世界樹 樹精霊の主リーグの部屋】


「久しぶり。元気そうでよかった」

「これでも結構しぶといですから」

 多少茶化して言うと、くすりと少し笑う。

 リーグ様にも結構、お世話になったなぁ。

「渡したいものがある。使って」

 世界樹の枝を受け取りました

 樹の欠片+10×10を受け取りました

 リーグの好感度がMAXになりました

 称号『樹の主に認められた者』を獲得しました

 称号『世界樹の主の親友』を獲得しました

「あと、これがラーミレから」

 風の欠片+10×10を受け取りました

 風神の雫を受け取りました

 ラーミレの好感度がMAXになりました

 称号『風の主に認められた者』を獲得しました

「こっちがアクアから」

 水の欠片+10×10を受け取りました

 聖水×3を受け取りました

 人魚の衣を受け取りました

 アクアの好感度が20上昇しました

「次にクロアから」

 暗の欠片+10×10を受け取りました

 烏の翼を受け取りました

 クロアの好感度が20上昇しました

「最後にサースから」

 光の欠片+10×10を受け取りました

 鏡面の腕輪を受け取りました

 サースの好感度が20上昇しました

「…え?」

 いやいや、

「え?」

 何このチートは

 いや、色々とおかしくない?ねえ?

 貰える報酬が国宝とかのレベルを超えてますよ!?

 合わせて国一つどころか大陸買えちゃうレベルですよ!?

「受け取って」

 いや、既に受け取りましたけども!

 何でこうなるのかな!?

「…気に入らない?」

「…そんなことはありませんよ、はい」

 …リーグ様、そんなけなげな瞳を向けないでください。

 断れないじゃないですか。

「はぁ…ありがとうございます」

「ん」

 …しょうがないし、頑張ってやろう。それだけ期待されてるわけだしね。

 …後で鍛冶とか覚えようかなぁ。


 ということを考えているのが分かったのか、

「イブなら連絡がついてる。戦闘は苦手だけど、生産なら彼女の上はいない」

 アダムとイブのイブではないよ。

 自由の精霊の一人で、属性は創造。生産職としてのレベル100オーバーレベルだ。

 というわけで、私に直接教えてくれるとかなんとか。

 …ってかイブ様、そんなに近くにいるの?

「よいっすー。創造精霊の主、イブ!今到着したよ!」

 …いたわ、いましたわ。

「はてさて、私の胸を借りたいという人はどの子かなぁ?」

「…イブさん…もう少しお手柔らかに」

「いやだねぇ、リーグちゃん。私はいつも通りだよ!」

 …うん、このテンションついていける気がしない。

 あと何気にリーグ様が「さん」をつけているのは初めて見た。

 イブさんは精霊でも古参か…。

「こんなのだけど、一応2万年は生きてるから」

「むぅ、リーグちゃんのばかばーか!」

 …子供じゃん!

「ちなみに同期にはロミュレスやアゲハがいる」

「ええ!?あのおふた方と同期ですか!?」

「し、信じられません…」

 リィナとキャンサーが驚いている。

 …ロミュレスとアゲハ…

 ロミュレス様は時精霊の主精霊。イブ様と違って物静かな感じらしい。いや、正確には清楚な感じかな。

 アゲハ様は自由精霊の主精霊。こちらは気分屋なんだけど冷静沈着。情報分析を得意として、まあ陣頭指揮も後方からの指揮も得意とする。

「…確かに信じられないですね」

「うわぁ!みんな酷いよ!」

 とは言ってもなぁ…違いすぎるでしょう。

 なんですかこの子。

「…ミレニア、改めてだけどこの人がイブ」

「ご紹介していただいたイブだよ。君が私のオーナーかな?」

 …切り替えは早いのね。

「はぁ…えっと、ミレニアと言います」

 お互い手を出して握手をする。

 …小さいな。

「大きいねぇ」

「精霊とは身体の構造が違いますから」

「羨ましいなぁ」

 精霊が小さすぎるだけかと思われるのですが?

 まあそれは置いといて。

「ま、私は創造の主精霊だからね。大船に載ったつもりで任せなさい!」

「は、はい」

 この子で本当に大丈夫かなぁ…。

 …でも、あのリーグ様がここまで信頼してるってことは腕はいいはず。

 逆にそれが不安でもあるけど…。

「ま、いつでも教えてあげるからさ。ミレニアの好きなタイミングで教えてあげるよ。あとこれは前払いだよー」

 細工用小型作業台を受け取りました

 鍛冶用小型作業台を受け取りました

 調薬用小型作業台を受け取りました

 精錬用小型作業台を受け取りました

 etc

「うわ、こんなにたくさんですか」

「うん。とりあえず何がやりたいか分からなかったから、どれでも出来るようにと思ってね」

「ご厚意感謝いたします」

「いいってことよ!ちなみに、それは持ち運べる分出来ることが少ないから、レベルが上がってきたら新しいのをあげるよ」

 この人…凄い。

 小型作業台は確か一つ5000Fぐらいする代物なんだけど…精霊だと基準が違うんだね。

 全部合わせたら5万とか行くわけか…。

「ありがとうございます。早速今からでも教えてもらえますか?」

「うん!任せといてよ!」

 というわけで、まずは基礎から教えてもらうことに。

 …今更だけど、プレイヤーとは生産のやり方も変わるのかな?

イブ様は『創造』

『想像』の精霊はいないはず!

他の精霊さんもそのうち!

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