チーム第1班根津
「煉。殺すなよ」
「はーい」
続々と集まってくる魔法使いたちを狩っていく。
「杖を奪ってもお咎めなし。まぁ、浮島だから逃げ場がないってだけか。飛行も転送も魔力がそれなりにいるからな。」
「だんな。あっしはこの雲も怪しいと思いますぜ」
「あん」
「この浮雲には、魔力が通ってる。なにもしてこないんじゃなくて、あちらこちらにあることに意味があるんじゃねぇですかい」
「なるほどな。浮遊する監視カメラか。俺たちにはない感覚アイデアだな。」
「だんな。かかったぞ。魔法隊の連中だ。俺たちと同じように若年化してるみたいだぜ」
ガイドが指を指す。若い女が2人、少年をひとり連れている。
「んじゃ、ちゃちゃっと」
「まて、煉。おい。ガイド。魔法隊ってなんでわかったんだ。若年化してるんなら人相もかわってんだろ」
「宮内ほのかとは何度もやり合ってんだ。その時からいた部下のやつらだ。よく知ってるやり手だぜ。」
「簡潔にまとめろ」
「右の短い髪のほうは、はるかって呼ばれていた。あんたらと同じ世界の出身だ。ニホントウのハルカってな。魔法剣術の達人。左のは、アリサ。下級貴族の令嬢で父親がほのかのファンで、無理やり編入させたらしい。当初は色々あったみたいだが、今では魔法技術。とくに、支援魔法の達人で、あいつの編入で、ほのか班は、魔法隊最下位から一気に4位にまで上がった。はるかとのコンビで副隊長をつとめてますよ。あの男の子は知らねーやつです。ほのかの隊は女ばかりだったから」
「……煉。俺たちの実力を知る機会が遂に来たな」




