・:*三ᕕ( ᐛ )ᕗ塔へ3
「クソガキが」
頭の中で声がする。
「うるさい。申し訳ないが、今は無理やりにでも力を貸してもらうぜ」
ほのかに借りた向こうの世界の武器の本。これにより、仕組みを理解したラクーンは魔銃を魔力で作り出す事が出来るようになった。
魔銃である。大まかを理解すること、思い込むこと、例え、物理法則がどうであろうとも、彼は実現してしまった。
このことにより、彼の魔法能力は飛躍的に伸びることになった。
今まで彼が調伏出来なかった魔法生物たち。彼らへの恐れを理解に変えて、分析し、取り込み、自分の理想の形に作り上げていく。
「もっとうまくやれ」
初代の意図とは、違うものではあったが、ラクーンなりの解釈を加えることにより、彼のステージは1段階上に行くことになる。
「這え!!白蛇鎖鎌!!」
「はっ!銃以下の攻撃で、なんのつもりだ!盾盾盾」
そうは言っても、油断はしない。全方位よりも、鎖鎌の形状により、カバーできる範囲に可動式の盾を広げる。
物言わぬ武器の形で
蛇の自在さを併せ持ち
敵を熱感知で探り
再生し、目標に達するまで
執念深く追い詰める
鎖鎌が延々と伸びていき、ガイアンを取り囲む。
「随分頑丈そうな盾魔法だな。」
「完膚なきまでに倒す。炎翼」
盾を浮かし、空を飛んで鎖の包囲網を抜けようとする。
「コマイ!!」
「たくっ!人使いが荒いぜ。アッパー!」
木の影に隠れていたコマイが炎の翼を切り裂く。
「んなにっ」
「昔の仲間には、詫びをいれる。でも、もう、昔の俺じゃない。悪ぃな。ガイアン。おれは強くなるし、仲間にも頼る。先に進むのは俺たちだ!」
バランスを崩した彼は失速し、鎖に絡まれてしまう。動きが取れない。
「これが、俺の覚悟だぁ!!猪突巳鎌!!」
亥の突進力と巳の鎖鎌の変幻自在の斬撃は、予期しようとも防ぎきれるものではなかった。
「くそっ、、まじかよ」
「亥巳・八岐斬」
浮島の森を激しく切り開く。




