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分福茶釜3
「おい、狐の」
左手の部分魔装。狐綿が、飛びかかる。が、あらゆる方向から飛び出た小動物に勢いがとまる。
「この、なに!」
「分福子釜…、子翔穿」
「魔法生物なら、虚手!」
狐綿の手をくぐり抜けて、ネズミは、次々に飛びかかる。
「狐綿っ!ダウナー!!ネズミの動きをサゲろ!!」
「犬っころ。そりゃ、悪手さ」
「……動きが、とれない」
「まんま、障害物さ。お前みたいな、滅魔使いはわしゃの時代にもいたさ。分福【巳】釜。大蛇鞭」
しなる鞭のような蛇がおそいかかる。虚手が、構えられない。
「一対多、もしくは、予測が付きにくい攻撃には、弱い。術者の技量が物をいう魔法だ。」
「う、がっ、う」
「分福【虎】釜、四尾虎掌。あとは、目にも止まらぬ速さとかな」
めったうちにされる。
「ははははは、あの狐を、一方的に、ぼこれるとは、気分がいい。気分が、いいが、じかん、ぎ、れ、か。狐の。この小僧にいっとけ。お前は分福の召喚術をなんも、わかってないっ、てな」
どさりと、ラクーンは倒れ。狐綿も、その場に倒れた。
その様子をミッキュは黙ってみていた。
滅魔の白狐に、大風呂敷の分福。ほのかの組まされたこのチームって。
「ミッキュさん。わかってるとはおもいますが」
「君らの正体も、なんとなくわかったきゅ」




