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分福茶釜
分福茶釜。ブンプク家の始祖。かつて、日本から来た異国の人間だったが、魔法国に住み着く。アマテラス女王とともに魔法生物たちを払い除け、魔法国の礎を築いた英雄。英雄のはずだが。
薄い布1枚。たしか、浴衣と言われている着物1枚。文字の書かれたひょうたんをこしにぶらぶらぶら下げている。髪は結われて風車のついたかんざしをさしている。やけに長い一本足の下駄をはいている。
屋敷に飾られている雰囲気とはまるで違う。空中で胡座を書きへらへら笑っている。
「アマテラスもいんのか。あんのババア。さちよはいねーのかよ。」
「ここから、助かるのか、おれは」
「さてな。わしゃが、子孫を助けるのは1回きり。それも、これ次第」
「サイコロ?」
マジックのようにだしたサイコロを指に挟んで、見せつける。
「へへ、サイコロは知ってんのかい。わしゃが、丁を出せばわしの勝ち。半を出せば貴様の勝ち。」
「な、なんだよ、丁とか、半とか」
構い無しに話を続ける。
「貴様が勝てば、命を救ってやろう。貴様が負けたら、命を失ったその身体。わしゃがいただく。さぁ!さぁ!!さぁ!!!」




