動き出す。
「あいつら、けっこうやるな」
「あいつは、あの落ちこぼれ?」
「男の子はあの魔法生物不適切管理で問題を起こしたブンプクのとこの子どもか」
観客席を彼らの話があっという間に広がっていく。そんな中別の反応を見せるものもいた。
「あのときの少年」
「あいつがいるなら、あの女も」
「いくぞ。」
ラクーンたちのいる浮き島のはずれ。4人の青年たち
が食事をしていた。足元には缶詰が落ちている。
「小隊長。意外に簡単に潜入できましたね」
「古田。簡単と言ってくれるな。小児化の魔法で20前後の身体だったからこそだ。体は軽いし、腰も痛まねー!最高だ」
「アホほどつよかったですねー。先輩たちー」
やかんからお茶をいれたボサボサ頭の長髪の青年が言う。
「嬉々として、切りまくってたお前がこわいよ。俺は。小隊長、時間制限がネックですね。」
長身の青年が若干引きながら言った。
「さっさとガキを攫ってしまいましょうよ」
「質のいい魔心臓を手に入れなければ、鎌井のやつみたいに、適応できずに死ぬだけだ」
「しっかし、浮島とは、すごい技術。いや、魔法か」
「あまり、その手であちこち触れるなよ。」
「小隊長こわいんですか?鬼の宇品の名が泣きますよ」
「……教官時代に戻ってほしいなら、ここで腕立てさせてもいいんだぞ。古田っ」
「ホイッと」
指輪をした手で、飛んできた魔法を打ち消す。
「あっつ!古田ちゃんと、防げ!!」
「難しいんすよ!」
「やれやれ、何組目だ?」
サバイバルナイフを取り出す小隊長と呼ばれた男は指示をだす。
「古田は先行して、魔法を打ち消せ。宇品。古田に追走して、敵を見つけ次第、魔法戦に入れ。やつらは素人だ。我々の魔法の実験台兼練習台になってもらう。無駄打ちはするなよ。煉。お前はライフルで援護しろ。」
「うぃーす」
「杖を回収するのをわすれるな」




