ラクーンの召喚術式
「コマイ。ウリ坊。……あれをやるぞ」
「へいへい。アッパー!!」
術をラクーンにかける。
ブンプク家の魔法の壺は、釜と呼ばれ内部に魔法陣が描かれ、通常ではありえない速度の召喚が可能で、ほぼノーモーションである。
「分福弐釜。召喚魔銃」
さらにラクーンは、銃の構造を理解し、それを分福家の技術を合わせて、再調合した。
「ウリ坊。多重召喚」
召喚速度をコマイの魔法でさらに上げて可能になった。連射召喚。
「猪突乱進!!」
マシンガンを超える連射速度を得る。
「ぎゃあああああ」
「て、撤退!撤退」
「召喚縮地!!」
「ひっ!」
目の前にたつラクーンが見下ろす。人間を再召喚するという荒業で間合いを適度に保つことができる。
「まず1チーム!!」
没落貴族の冴えないボンボンという烙印をぬぐった。
ラクーンの門出の魔法戦である。
「やるじゃん。あたしの魔法を盗みやがったな」
「狐綿ちゃんがんばったな。ミッキュがまた痴漢しないか見張らないとね」
「んなことしてる場合じゃないでーす。」
3人は観客席から、見守っていた。
「潜入させていた別チームはすでにリタイアしてしまいまーした。想定以上に今回の選抜はレベルが高くなりそうデース」
「おいおいまだ始まったばかりだぞ」
「……始まる前に狩られてしまいました。参加資格も奪われてマース」
「ちょ、まて、だったら、この大会に奴らが参加してんの?!」
「あの子たちやばいんじゃない!!」




