狐綿の魔装
「げ、げ、幻術魔法?!ど、ど、どうしよう」
「強いショックを与えるか。魔法を解除しないといけないっきゅ!!」
「は、はやくしないと、みんなが、おちちゃううう!
!」
必死に止めようとするもずるずると引っ張られていく。不安そうなミッキュ。
そんな様子を見ていた狐綿は、自分の頬を叩いて気合いをいれる。
「おち、おち、落ち着け!わたし!」
意識を集中させる。
「思い出せ。感覚を。抑え込め。恐怖を」
魔力を右手に集め、白いモヤが、彼女の手を包んでいるように見える。
「魔装・綿雲!!」
「お、おい、魔装って、あいつ、魔装っていったか」
「やべぇって!おれたち。やばいやつにふっかけちまったか?」
「にげ、にげるぞ」
あたふたとしだす。
「おい、見てみろ」
「なんだ?雲?」
フワフワとしたものが左手に集まっていた。そのまま3人をなぐりはじめた。
「さ、錯乱したのか?」
「魔装ってただの虚言か?」
「ぷ、はははははら」
仲間の1人が後方に吹っ飛ぶ。
「いきなり、これじゃあ、先がおもいやられる。すまない。狐綿」
「正気に戻って良かったよ。ラクーンくん」
指先を森に向ける。
「いち、、、に、、、、よん、、、魔力を潜めてないから、場所がよくわかる。……いくぞ。ウリ坊。分福一釜。『亥』突猛進!!」
拘束回転した召喚獣が森もろとも敵を薙ぎ払う。
「ぐわあああ。」
「なめんな。また幻術にかけてやる、、、よ」
「させ、、、ない!!」
「この女、いつのまに」
ゆらりと現れた狐綿におどろく。
「分福伍釜。召喚縮地」
「ごめんなさい!か狐綿ぱーんち」
「んな、へっぽこぱんち、効くか、、よ!!!!」
めきめきと音をたてて、殴られた男子生徒が吹っ飛ぶ。
「おいおいまじかよ」
「魔装してるから。狐綿のパンチは凄く重い」
「お前のサゲる魔法か」
「いぇい」
ブイサインをつくる。
「……おい、ラクーン。」
「……わかってるよ」
「アゲてくぞ」
「狐綿たちだけにいい格好見せれないよな!!」




