レディーGO2
「いよっしゃあああ!!でられた!!」
「僕のおかげですよ」
「いや、俺の力だ」
「ふっ」
「はっ」
ラクーンと兄はこぶしを合わせる。ふと、周りを見渡す。
「はぁ……はぁ、はぁ」
「おい、大丈夫、か?狐綿……?」
なんだ?違和感を感じる。半分白髪になっている狐綿に驚く。
「おい!大丈夫か!!」
「う、うん。ラクーンくんこそ、、無事?」
「あ、ああ」
見間違えか?狐綿の髪は元の金髪だった。
「ん、えっ、と、お前のほうは、どんな修行だったんだ?」
この脳天気な発言に双子の妹はこぶしをにぎりかけた。
「この「んーと、わたしの修行はまた今度みたい」
それを遮るように彼女は応えた。
「そうか。お前もがんばれよ。あのおばさんたちマジだから。」
「だーれが、おばさんだ。」
さきが、静かに見下ろしていた。冷や汗が流れる。すごいプレッシャーだ。
「よし、お前ら……いまから、修行第2段だ。いまから、私から逃げて、寮に帰れ。生命がけの鬼ごっこ」
「つ、つかまったら」
彼女は優しく微笑んだ。
「いわなきゃ、だめか♡」
「「「ひっ」」」
そんな様子をカレンは水晶をみながら、見ていた。
「召喚獣の突進に回転と魔力的な補助をつけた一撃。すごい威力だっきゅ」
「魔力を奪う魔法。使うには、まだ、精神の影響が大きく作用するようでーす。で、大樹の英霊さん彼女をどう見ます?」
「ミッキュは知らないっきゅ」
「あなたが、知らないことはないです。ミッキュさんじゃなくて、鹿の王にたずねているんです。」
「………………知らん。」
ミッキュの口調が変わる。
「かの森の主のひとりでは?」
「なぜ、貴様。」
「ほぅ。古文書読んでみるものですね」
「文字か、人間め。よけいなことを」
「虚空の白狐。かつて、あなたと互角以上に戦い。魔人少女の大乱を引き起こした魔獣。あれが、狐綿の中にいる。」




