スタートライン3
「召喚術師!!」「魔物の影に隠れてる卑怯者」
「っ。」
「ら、らくーん君、おさ、おさえて」
狐綿ちゃんが、ラクーンの前に立ってなだめる。
「うるせぇよ、ブンプク家は代々召喚術師だ。なめられてたまるかよ。あいつらだって二対一の臆病者だろうが」
むっとする双子。
「ブンプクは堕ちた貴族」「女の影に隠れてる」
「もう許さねぇ…分福 参釜!」
ラクーンはその手には銃が握られている。だが、細部が異なる。どうやら魔力で作られているようだ。
「「フォールダウン」」
双子の方も臨戦態勢になる。空気がおもくなる。何かが上から押さえつけてくるような感覚。
「頭を冷やせっての」
さきちゃんが3人の身体を氷結で止め、ほのかはハリセンでラクーンを叩く。
「師匠。解いて」「お願い。師匠」「いった!」
「こんの、バカタレが!自己紹介さっさとしな!」
「…こまいダイキ」「こまいタキナ」
二人が名乗る。
「あんたたちも」
しぶしぶだが、ボソボソとつぶやく。
「……ブンプク=ラクーンだ」「狐綿・・・です」
「よし、んじゃ。お前たち。チーム組んで、魔法少女になれ!」
「はぁ〜?!!!」
「え、え?!え?」
「どういうこと?さきちゃん」
「一カ月後魔法少女継承戦が行われる。」
「さきちゃんが譲るわけにはいかないの?」
「魔法少女はいまや魔法国の中枢を担う存在だからな。簡単には決まらないのさ。ほのかの時とは時代が違うの。実力を見られる試験がある」
「ばばあ扱いしないでよ」
「してねーよ。カレンからそっちの事情は聞いてる。家を復興させたい坊ちゃんと、特別な体質なねーちゃん。左遷された元魔法隊長。こっちは、後ろ盾のない弱小神社。そもそもの参戦資格がない。魔法少女になれば、地位も名誉も着いてくる。それに、変身によって体質をかばーできるかもしれない。あたしたちは、五大貴族の名前を借りて、こっちからは合格に必要な戦力を提供する」
「はーんなるほど。いいねぇ」
「勝てば総取り。多少性格の相性がわるかろうが、お前たちには、必要な戦力だぜうちらは。ダイキのアゲル魔法とタキナのサゲル魔法。ラクーンの魔力をアゲルことも、狐綿の体質を抑えることもできるからな」
「よし、乗った!」
「は?」「え、え?」「な」「うそ」
「なんとかなるなる!あはははは」




