スタートライン
長い黒髪の和服の女性が、理事長室にいた。
「巫女服美人っきゅ~!!!」
「へいへいどうも、ありがとうねミッキュ」
飛びかかるミッキュを足袋で踏みつける。いたずらっぽく笑ってる。
「きゅ~至福」
「相変わらずだな。お前…」
呆れて溜息をもらす。
「おっす!ほのか久しぶり!」
「かおりちゃん!」
「てめぇ。忙しいからってこっちになかなか戻ってこないじゃないか。」
うりうりとほのかを脇にかかえて、拳をあてる。
「えっと、あの」
「あ、紹介するね!こっちかおりちゃん。お味噌汁がおいしい!!」
「あ、、、、え。、、、はい」
「困ってんじゃねーか。ざっくりしすぎだ。教師になったって聞いたから、まさかと心配してたんだが」
「かおり?あの伝説の魔法少女の1人の。まじかよ」
「知ってる人?」
「お前!女王様と戦ったメンバーだぞ!なんで知らないんだよ。氷の魔獣を操り、蒼氷の巫女ってよばれてる魔法少女」
「恥ずかしいから、やめてくれ。もう少女って歳じゃねーしな。なっ、ほのか!ひっ」
「えっ。わたしは永遠のティーンネージャーずだよ。ナニヲイッテンダヨカオリチャン」
「おーい。ほのか戻ってこいッキュ」
ハリセンでほのかをぶっ叩く。
「は。あ、なんでかおりちゃんがここにいるの?神社は?」
「おう!そのことなんだけどさ。あたし、魔法少女やめるわ」
「んな!なな、ななんで!」
「神社を継ぐしな。そっちのことで忙しくなりそうだしな。んで、次の後継を指名してっから」
彼女は、ぽん、と一人の少年の肩をたたく。




