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10年後ほのかの実力2

男たちは、自分の目の前に飛んできた薬瓶が割れるのを見た。煙の目くらましで気づかず、液体をモロに浴びる。

「な、なんだこりゃ」

「記憶(メモリー)構築魔術式231番。……ボン!」

男たちが炎に包まれる。

「んぎゃあああ!」



「お前の先生とやらは随分多彩だな。」

「……え?ええ?」

ラクーンは目の前で起きてる事が信じられないでいた。肌で感じ取る。自分が見下していた相手が遥かに格上の魔法使いであったことを。ほのかの魔法経験値は、10年間の研鑽により、遥かな高みにあった。解決してきた事件。見てきた魔法。全てがほのかの糧になっていた。記憶(メモリー)の魔法が禁術指定なのも疑いようが無かった。

「にしてもだ」

魔法使いたちは魔法が系統によるはずだ。炎使いなら炎の魔法を、水使いなら、水の魔法を。魔術系統どごろか、魔法そのものが、根本的に違う。

「実に面白いな。……独特な甘い香り。火竜の粘液?」

「よくわかったね。お仲間助けなくていいの?」

「仲間じゃあないな。」

「あっそ」

ほのかが杖を振るうと、男たちの炎は、ほのかの手に収まる。

「記憶(メモリー)。吸収転還(エナループ)」

「……魔力回復まで。」

サングラスの男は、口元に笑みを浮かべる。

「こんなガキよりも、お前を連れ帰ったほうが、研究が捗りそうだ!」

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